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タイム・マシンミュージックのBackbone#1  はじめに

はじめまして、キンミライガッキ現代支部の代表代行をしているGakkiと申します。
キンミライガッキ「”現代の音楽”を”パラレルな時空の楽器”によって改変」する楽器店プロジェクトです。独自のタイムトラベル観を背景にしつつも、現代の楽器史的に見ても新しい楽器やサウンドマシンを実際に発見or発明or発表し続けています。

現代支部のディレクションをしている現代人です

今年からアーツカウンシルスタートアップ助成を受け(2023年度第3回)、自動演奏楽器の製作とテクニカルディレクションの裏側に焦点を当てる企画群「FUTURES backbone」が決定しました(第一弾実施済み※1)。この企画を機に、"楽器やメカを「作って」「使って」「表現する」" 活動を広めたいと思っています。

…とはいえ「楽器を0から作る」。ましてそれを「自動演奏楽器」にするなど、ほとんどの方には馴染みないジャンルでは…?と思います。そこで企画に並行し、製作過程や運用にまつわる記事シリーズを執筆しようと決意しました。

自動演奏楽器「TIME⇆MACHINE series」とは

時間芸術≒音楽のための機械たち TIME⇆MACHINE Series

ここで取り上げる自動演奏楽器の総称です。人工筋肉・放電現象・磁性体発電・メカ制御といったあらゆる分野の要素技術を楽器化したユニットと、それらを制御・運用できるシステムからなります。現代の2021年にスタートアップ版が完成し、国内各地で凡そ4回のLIVE・展示を実施。その度有機的にアップデートを続けながら、キンミライガッキのクルー達と共に新しい音楽表現に挑み続けています。

ありがたいことに、本マシンによるLIVE映像作品が「京都国際映画祭クリエイターズ・ファクトリー2021 ​アート部門グランプリ」、発展形プロジェクトが「ADAA2023 インタラクティブアート部門 優秀賞」を受賞するなど、時々追い風を戴きながら現在も開発運用中。

ちょっとまって、キンミライガッキって?

別時空の楽器屋さん

キンミライガッキは「別時空の楽器屋」を標榜し、様々なキャラクターやSF的バックストーリーが絡むアート・産業・音楽プロジェクトです。「新しい楽器で新しい音楽を」をミッションに、ここ"現代"でも10年ほど活動してきました。

キンミライガッキ公式サイト

…この通り、キンミライ時空観が前面全開に押し出されています。楽器のことを「ガッキ」と呼びますし、別時空の企業名もバンバン出てきます(※2)し、そもそも代表が時間渡航者な上に人じゃありません(※3)。膨大な未来の情報に押し流され、裏側の技術についての言及は控えめです。
私は現代人の代表として勇気をもって(※4)・・・普段あまりスポットがあたらない、技術的な内容や、完成以降の運用に至るまでフォーカスを当ててみようと思います。

こんな記事シリーズを目指してます

公演を重ねながらアップデートを続けていますので、過渡期的な内容になります。(むしろアドバイスを戴きたいところもあるかもです。)

我々も同じ目線で挑戦している内容になりますので、オリジナルの楽器やメカ作品を製作し、新しい表現を実現していきたいという方の参考になるかもしれません。なるべく多くの領域の人に届いてほしいと願い、非エンジニアや別分野の方にも興味を持ってもらえるような内容を目指したいと思っています。

今回はあいさつまで

本日はまず、やります宣言ということで、次回以降トピックを立てていきたいと思っています。それでは、よろしくお願いいたします。

 ↑ 次回、書きました


※1 第一弾を「FUTURES Backbone #1 TIME⇆MACHINE Music club キンミライガッキ砂箱店」として2024/4/20-21に実施。そこで裏側にフォーカスを当てた企画を行ったのも契機の1つ。

※2 キンミライガッキ製品は、別時空の企業が作ったガッキのOEM品。

※3 キンミライガッキ本社代表「C.E.O.」は、サイバーマスクに宿った集合人格。ひとでなし。

※4 怒られる。本社代表に。


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