見出し画像

スピリチュアル・ハラスメント

もう何年もはてなブログにて、スピリチュアルをなるべく論理的に説明したり、見えない世界について私見を綴るブログを続けてきた。
今見返すと、ものすごいエネルギー量で書いていたなぁと感心してしまうくらい、たくさんの記事を書いてきた。
ハイペースで更新していた頃は息を吐くように書いていたので、決して「頑張って」書いていたわけではないのだが、今の自分が同じことをできるとは思えない熱量がそこにある。

何度か「スピリチュアル・ハラスメント」について書いたことがある。
私は見えない世界を可視化して共有するためにタロットを用いているのだが、一方的に「視える人」が視えたことを押し付けるだけのビジネスは多々存在する。

これは量子力学の世界でも証明されていることだが、すべての量子は常にパラレルワールドを内包している。つまり自分の周りには「こうなるかもしれない可能性」が天文学的な量、取り巻いているのである。
「視える人」が視ているのは、その中の一つに過ぎない。その一つは、膨大な「こうなるかもしれない」の中からくじ引きのように取り出されたものなのだ。

「あなたは病気になります」「あなたは結婚できません」「大変なことが起きるでしょう」などなど、どこかの「視える人」にネガティブなことを伝えられて怯えている人を何人も見てきた。私からの処方箋はこの一言に尽きる。

「その人の力量では、そんなことしか引っ張れなかったんだね」

そう理解することをお勧めしたい。
なぜなら私たちの周りには、最高に楽しい人生になる可能性や、もしかしたらミリオネアになる可能性だって取り巻いているのだから。

だけれども、占い師や「視える人」は都合のいいことだけ言えばいいわけでもない。時には言いにくいことも伝えなくてはならない。
私の場合は「何のためにその課題(レッスン)が必要なのか」「対処法や対応策」などを必ず伝えるようにしている。
対処法のないネガティブな予言はただの悪口で、呪いと思った方がいい。

もしも今これを読んでいる方の中にそんな経験をした人がいるのなら、今からでもこの場で「視える人」にお返ししよう。

「そのエナジーと設定は受け取りません。コンシャスネスをつけてお返しします。これらの帰り道が安全でありますように」

コンシャスネスとは無意識、ノージャッジメントのエナジー。あなたがしたことをジャッジすらせずにお返しします、ということ。
上記のセリフを口に出して言うだけで、制限から解放される。お祓いも必要ない。
これはつまり、自分の世界は誰かに決められるものではなく、あなたのものだということだ。

クライアントを不安にさせて放り出す人も、喜ばせることしか言わない人も、クライアントの「世界」への信頼がない。
他者に見えるものは自分の投影なので、そういう人は自分の世界への信頼もないか、あるいは自分だけが幸せになれると思い込んでいるのだろう。
私は数々のセッションを通して、絶望から最高に変容していった方を何人も見てきた。
それは私の力ではなく、誰でも持っている可能性なのだ。
それよりも重要なのは、どれだけ最高になっても、この世界はさらに余白があるということ。

暑苦しい熱量のブログが気になった方はこちらへ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?