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サウナ用メガネ JINS SAUNA vs AIGAN FORゆⅡ

 サウナ用の眼鏡は各社から販売されているが、今年5月に発売されたJINS SAUNAと、私が持っている愛眼FORゆⅡを比較してみたい。


レンズのくもり止め加工の有無

 おそらくJINS SAUNAの最も画期的な点は、レンズの防曇(くもり止め)加工だろう。
 愛眼はレンズ自体にはくもり止めがされておらず、使用する度に付属のととのえシートという、くもり止めを塗布するシートを使わなくてはならない
 この手間が省けるというのが、JINS SAUNAの最も優れた点かと思う。サウナや風呂だけでなく、他に眼鏡が曇りやすい場面でも活用できるかもしれない。


デザインの違い

 愛眼はデザインが1つしかなく、フレームの色もクリアのみで選ぶ余地がない。
 と書いていたのだが、この記事を推敲している前日の11/24に新色が発表された
 デザインは同じだが、既存のクリア黒湯グレー薬湯グリーン金泉ブラウンバラ色ボルドーが追加されている。個人的にはグレーが好みだ。


 対してJINSレンズの形が4種類と、それぞれのフレームで黒・緑・赤の3色が用意されている。
 フレームの形によって、フレームPDやテンプルの長さが若干異なるので、自分の顔に合ったフレームを選択できる

① 太くて丸い ボストン                   48□20-147、フレームPD 68
② 太くて四角い ウェリントン        50□19-147、フレームPD 69
③ 細くて丸い スリムボストン        47□20-150、フレームPD 67
④ 細くてまんまる スリムラウンド 44□21-150、フレームPD 65
(参考) 愛眼 FORゆⅡ                         49□19-137、フレームPD 68

 比較すると、愛眼はテンプルが結構短い

 サウナや風呂専用と割り切れば、デザインは何でもいいとなるかもしれないが、デザインが選べることによって、使える幅が広がるかもしれない。
 ただし、無反射コーティングがされていないし、屈折率が低くてレンズが分厚くなるため、普段使いはしにくいと思う。


フレーム素材の違い

 JINSはフレーム素材にスーパーエンプラ(エンジニアリングプラスチック)を使っていると書かれてある。
 愛眼ポリカーボネートはスーパーではない通常のエンプラに属するようなので、異なるプラスチック素材を使っていると読める。
 ただし、耐熱温度は120℃でどちらも変わらない。

 これは私の想像だが、スーパーエンプラの中には吸水性が良いものがある。
 吸水する=くもり止めになるので、レンズもこのスーパーエンプラでできており、防曇性を確保しているのではないかと勝手に推測する。
 もしくは防曇のコーティングを施しているだけかもしれないが。


価格の違い

 愛眼FORゆⅡはオーダータイプが8,800円JINS SAUNAは販売当初の9,900円から7,900円に値下げされており、JISの方が900円安い
 なお、度数が左右均一であれば、オーダータイプでないものを愛眼で安く購入できるが、JINS SAUNAにはオーダータイプしか存在しない。


対応度数の違い

 JINSはS-8.00/C-2.00までしか対応できないが、愛眼はS-10.00/C-4.00まで対応はできる。
 ただし、愛眼は先日書いたように、近視と乱視の合計が-10.00D以上になると特注レンズとなり、追加で片眼当たり2,750円がかかってくる。


かけ心地が結構違う

 私は愛眼のFORゆⅡを使っており、JINSは愛眼よりもテンプルが長く、試着した時は結構ゆるく感じた
 これは個人の顔の形や好みによるので、数値を見ながら試着して決めるのがいいだろう。

 私個人としては特に愛眼FORゆⅡで不便なわけではないので、このまま使い続けるが、買い替える際にはJINS SAUNAにしても面白いかもしれない。

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