保護猫譲渡会 日曜日の話
休職229日目です。
今回は昨日書いた記事の続き、後日談になります。
ネコ保護をひとまず断念して、保護猫譲渡会へ行く事に決めた私達。
検索すると多くの譲渡会開催情報が出てきました。
とりあえず行ってみます。
*今回も写真があまり撮れず、文章多めです。
3000字弱
・会場1
家から車で20分くらいの会場。ここには保護犬もいてなかなか賑やかでした。
犬ちゃんは沢山いましたが猫は少なめで4匹しか居らず、更になかなかガタイのいい成猫しかいなかった為、移動。
・会場2
車で更に30分ほど移動。
今度の会場はこじんまりしたアパートの一室でしたが、横を通り過ぎても気付かず何度か周辺をぐるぐるしてしまいました。
何とか場所を突き止めるも今度は駐車場が見当たらずうろうろ。。
必死に駐車場も探し、ようやく到着。大変。
世話人さんに柵だらけの2階部屋へと案内されヒヤリングシートというものを記入します。
ここで余談ですが、どの譲渡会会場でも必ず保護者への審査があります。
審査基準はそれぞれ世話人が決めるのでバラバラみたいで、トライアルして問題なければ手術・ワクチン代のみで譲渡。というパターンもあれば、保護者の職業や家庭環境、中には先月の給料明細の提出まで問われる事もあるそうです。
…今の月収を聞かれると少しまずいな。と思って心配していましたが、幸いそこまで聞かれず一安心。(職業の詳細や譲渡後の柵の設置などは徹底してお願いされました)
シートに記入したら、いざ猫達の部屋へ。
凄い、4畳半くらいのスペースに12匹くらいいます。
そして入るとすぐに子猫達の足のにおいチェックが入ります…えっ、仕事終わりじゃないからそんなに臭くないと思うんだけど。。(バリバリ働いた後の足は致死臭が…)
中では数匹の猫と触れ合えましたがやはり部屋が狭く身動きもなかなか取れなかったですし、風邪を引いている子もいて少し可哀想だったので、他の会場に行く予定があると言って早々に退室。
息子も妻もお気に入りの子には出会えなかったみたいで、息子は車でスコーンと寝てしまいました。
・会場3
寝ている息子を起こして新たな会場へ。
実はここが1番の本命でした。
…というのも各会場に電話でどんな保護猫がいるか問い合わせをした時に、1歳未満のアメリカンショートヘアの子がいるのでぜひ見に来てください!と元気よく紹介してくれたのがこの会場の世話人さんでした。
写真はありませんでしたが、イオンに併設された会場で清潔感もあったので期待値も上がります。
胸を高鳴らせていざ入場!
…するとサバトラ柄のカッコ可愛いアメショーのオスがいました。
「わーかわいい!」「かっこいい!」
息子は大興奮。普通にペットショップで売られていても遜色ないほど端正な顔立ちで、妻も私もこれには感動。
世話人さんを呼ぶと抱っこさせてもらえる事に。
1歳未満でも結構大きいので私が抱っこする事に。
おーずっしり。でも毛並みも綺麗で首元を撫でるとゴロゴロ言っております。
「この子がいい!」
息子が珍しく主張します。妻も私も息子と同意見。早速審査申し込みをお願いすると、世話人さんが少し重い口調でこう話します。
「…実はこの子、"キャリア"といって先天的にウィルスを持った子でして、発症すると3、4歳くらいで重い症状が出てしまう可能性があるんです」
あーそういう事か…まぁこの見た目や顔立ちで誰も保護してないのには訳があったと。。
ふと息子の顔を見ると、ものすごい不安そう。
一応、完治や発症を抑えるのは不可能なのか発症する可能性などは聞きました。
「現在はまだ治療法が見つかっていないので、おそらく治療はできません。また発症確率で言うと50%…半々ですかね」
…
それを知って飼う勇気はありませんでした。初めての猫ですしね。
妻も反対。でも息子は…
泣きそうな息子に酷ですが、私が質問します。
「病気で3、4年後に亡くなっちゃう可能性が半分、元気に暮らせる可能性も半分だって。これ聞いても飼いたいと思う?」
半べそ息子が首を横に振ります。
…申し訳ないと丁重にお断り、会場を後にすると息子が車の中で大号泣。まぁそれはそうだよなぁ。。
…ただ諦めないでまだ探してみようと息子を励まし、また検索します。もう時間も夕方になりそうですが、車で20分くらいのところにまだやっている会場がありました。
マッハで向かいます!
・会場4
急いで何とか閉まる30分前に到着。
会場に来る予定の猫写真がホームページに沢山載っていて、向かう道中で妻と息子は目星をつけていたみたいです。
息子も機嫌が少し良くなったみたいですね。
ふぅ。。
入るとすぐ目当ての子を探します。
すると息子が発見します。が、、、すでに保護トライアルが決まっていました。
他にも2匹ほど目当ての子がいたそうですが、その子も1匹はトライアル決定済み…もう1匹は見当たらず…
また肩を落とす息子に、まだいっぱいいるから見てみよう!と妻と声掛けします。
…肩を落とした息子でしたが、再び自分で色んな猫達と触れ合いにいきます。がんばれ。
そして色々見た結果、、、
「この子、抱っこしてみたい」
と指名した子がいます。
それがこの子。
まるちゃん(仮名)
性別:♂
年齢:6ヶ月
性格:大人しい 人懐っこい
去勢・ワクチン済みで先天的ウィルスもなし
かなり人懐っこく、初めての息子にも甘えている様子でした。
「かわいい。この子がいいなぁ」
そう息子が言います。
今日一日の出来事を振り返って、息子の意見が家族の総意であると私と妻は認識。
この子で。お願いいたします。
…という事で、トライアル決定!!
まさかの黒猫!!
トライアルの日までに世話人さんとLINEでやり取りする事になりました。
設置したケージの写真を送って欲しいとの事でした。代わりにまるちゃんの写真がいっぱい送られてきて家族の期待値をどんどん膨れ上げさせてくれます。待ち遠しい。
昨日今日と色々ありました。それこそ最近少し感情が不安定な息子だったので、昨日今日の心出来事が心にダメージとして残るのではないかと親としても心配でしたが、今ではすっかり元気に。
昨日体育で持久走があったそうですが、いつも1周もできず気持ち悪くなって見学するところを昨日はなんとトラック4周初めて完走したそうです。
「先生にいっぱい褒められたー」
とご満悦で帰ってきました。笑
えー!?凄いやーん!!!
よくチャレンジした!!立派!!
と声を大にして褒めてあげましたが、褒めすぎたか…本心なんですが…
まぁでも嬉しそうだし、ここ数日はほぼ気持ち悪くもなっていないようで安心。
これも黒猫まるちゃんのお陰かもしれません。
ちなみにまるちゃんという名前は世話人さんがつけた名前なので、アンオフィシャルです。
正式名は…まだ決まってません!!笑
候補名はたくさんありますが。
また決まったら書きますね。
…とこんな感じで怒涛の2日間でした。
あれだれ感情がアップダウンした息子がここ数日かなり安定したのは収穫です。本当に猫のお陰かな。
ただ、その反面トラやオセロの保護、そして我が家の家族ハムにもかなり配慮しないといけませんね。。
ハムに関しては居住スペースを1階2階で分けたり(どちらも空調完備)、外出時や夜は必ず猫をケージの中へ入れたり、柵を設置したりして対応しようと思います。
トラとオセロの保護はまだ先になるかもしれませんが、団体に連絡をしてこの地域一体の野良達にもこれから対応するとおっしゃってくれたので、生活しつつ経過を見ていきたいと思います。
そして黒猫ちゃんが来るのは12日(祝・月)予定です。
またnoteで報告させてくださいませ。
案の定長くなってしまいましたが…
それでも最後まで読んでいただけたら嬉しい限りです。
ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?