熊貓堂の沼に堕ちた話

もともと自分はハロープロジェクトヲタクいわゆるハロヲタで基本的につんく♂さんが作る曲をとにかく歌とダンスとリズムを基礎としてステージングする彼女たちが大好きです。
今はつんく♂さんの総合プロデュースは終了し新たな才能やベテランのプロ作詞作曲家たちも曲を提供しておりますが結局それらを表現する彼女たちが大好きです。

48歳独身、10年以上付き合いをしている彼氏ありの男です。

ハロプロは大好きでライブもよく行ってその度にいわゆるガチ恋ハロヲタたちをなんだか微笑ましいような一歩引いた立ち位置で見ている自分がいたわけです。どんなに梨沙子やまいまいやまーちゃんやまりんを好きで推してたとしても、いわゆるガチ恋にはならないのは当然。グッズもTシャツくらいは記念で買ったりするけど、そんなに何枚も写真とか買ったりしてノンケってかわいいけどバカだわね…的な視点で見ていました。

そんな私がガチ恋沼に堕ちた話です。

名前はコロナ前あたりから聞いてはいたけど特に気にも留めずにいたんですが、今年の夏くらいに友達と家で飯食った時に何気なく見たYouTubeで見たのがきっかけ。最初は「へー、よくできててみんなかわいいね」くらいだったんです。でも気がつけばいつしかYouTubeの履歴は「熊猫堂」「producepandas」がメインに。「もし日本来たら見に行きたいね!」なんてその友達と話しながら。

https://youtu.be/hxPvG_wSX4M?si=CkaexIOrT4rie6L4

数ヶ月過ぎた頃に突然「熊猫堂ProducePandas初来日・初ライブ決定!🎉」のお知らせが!

https://x.com/drp_asia/status/1713872877488062740?s=46&t=_HOc5cx0bu7NLp45GuEMVA

まだ箱推し状態で特定の推しは決めかねてた状態だけどこれはもう行くしかないでしょ!ということで、チケット発売日を待ち続けました。

徐々にチケットの詳細が明らかになるにつれ、「え?チケット1枚17000円?2日で34000円??チェキ1人7000円??それとは別の特典会Aとは…?16000円??」と普段のハロプロで慣れてた自分にはちょっと戸惑う値段設定。

「まあでも1日は行こう!」とチケット販売当日気合を入れてなんとか初日30番代の良番を知人分と合わせて2枚ゲット!そうすると不思議なものでもう1日も行きたくなり結果自分だけ2日分チケットをとっていました。

さてチェキはどうする?と思ってたのも束の間、販売されるや否やあっという間に峰峰、十七君、七哈が瞬殺で売り切れに。その勢いに乗っかる形で初日の鼎鼎チェキを1枚ゲット。推しかどうかはわからないけど鼎鼎気になってたし、好きだしかわいいし。

すると今度は新宿マルイメンでポップアップイベント開催の報が。

グッズたくさん買えばファンミが当たるかもと言うわかりやすいイベント。そりゃ買うわよ。

とりあえずうちわと缶バッチとタオルを買ってその時に出たのがうちわもバッチも鼎鼎だったんです。

「あ、鼎鼎好きかも…」

画素粗めのうちわの鼎鼎を見ながらそう思った瞬間、自然と推しは決まりました。
推しが決まるとこんなに決断がスムーズになるのかと自分でも驚くくらい、鼎鼎のアクスタを集めるために何回も購入列に並びファンミ当てたさにガラガラを引きその都度白玉に泣き、見ず知らずの飼育員の方達と情報交換して写真の交換したりとか、今までハロプロ現場で見てきた楽しそうなハロヲタたちの動きを自然としていたんです。

推しのグッズを買ってそれを情報共有したり誰が出たかで一喜一憂することがこんなに楽しかったなんて!!

ただこの時点ではまだ「推しが決まった」だけの状態です。ライブ見るのに推しがいた方が絶対楽しいですからね。

そんなこんなでライブ初日当日!良番だったので前から2列目の中央に陣取り手の届く距離で熊猫堂ちゃんたちを見ることに!そりゃもうアガらない訳がないです。パンダペンライトと鼎鼎のうちわ振りまくりながらコール入れたり一緒に歌えるとこ歌ったり、推しは鼎鼎だけどみんな本当に可愛くて魅力的で誰1人欠けてほしくない最高の5人だわぁと楽しみまくりました。

熱い熱いライブが終了していよいよチェキ会へ。ハロプロでもスマイレージや℃-uteやこぶしやその他メンバーで何回か経験してたので、アクリル板越しにどんなポーズしようかな…はがしあるのかな?…くらいの感覚だったんです。

いざ会場に入ってみたら、アクリル板なんか無くマジでみんな接触えげつない!えげつなかった!!十七君は壁ドンしてたし!峰峰肩組んでたし!!

無理無理、ちょ、待っ、思ってたのと違う、待て待て、近すぎるしどうしたらいいの!!!

思う暇もなく自分の番が来て鼎鼎の前に行ったら鼎鼎が俺のこと指して「あー!」って。あの笑顔で「あーー!!」って。

さも「チェキ来てくれたの?前の方にいたでしょ?しっかり見えてたよー!俺のとこ来てくれて嬉しいよー!!」と言わんばかりの「あーー!!」言葉はわからなくても全部俺の心が理解したよ鼎鼎!!

準備してた中国語「我喜欢你的笑容」(あなたの笑顔が好きです)を伝えたら鼎鼎もにっこり笑って「谢谢」ぎゃーー!!

ポーズは2人でハート作って撮ったんですけどその時もハートはしっかり指先ついてるし俺の右肩と鼎鼎の左肩が密着して、なんなら頭も付け合うくらいの距離で、畏れ多くも俺は鼎鼎の腰にそっと手を添える感じでチェキを撮ったんです。はがしなんかもなく、そのチェキにサインまでしてくれて…。
終わった後のことはよく覚えてないです…。

放心状態で完全に堕ちた瞬間でした…!!

何で俺はチェキ一枚しか買わなかったの!?もうチェキ買えないの??どうしてなの??明日の分も買いたいよー!!どんなことだってするよ?私の気持ち知ってて口説いたんでしょ?そう!ぎゅっとしてだきしめてよーー!!!

鼎鼎のこと好きすぎてどうしていいかわかんねえ(吉野家食ってうなだれながら)

完全に尋常ではなかった。

チェキ1枚7000円で話をすると世間一般は「は?マジ?(何考えてんのこの人…がもう顔に出ちゃってるよ)」ていう反応を何度も受けたけど、これだけは断言できる。

「あれは体験した人しかわからない!!絶対に!!」

今まで接触売りにするってどうよ?て思いは正直あったけど、だからチェキとか握手会も控えめにしてたけど、相手がタイプで好きになっちゃったならもうガンガン接触していく。好きになったもんは仕方ない。また日本に来てくれる時は絶対行くしどんな手段をとってもチェキ撮る!撮りまくる!!

ももちラストライブのためにノルウェーから来たトミーさんが言ってた言葉を最後の締めくくりとさせていただきます。

「アイドルは探すものじゃなくて向こうからやってくるものだから」
「それが僕の場合ももちだったんだ」

そう。それが僕の場合熊猫堂であり鼎鼎だったんです。

P.S.抽選から漏れて見ることはできなかったファンミも、抽選外れ組の飼育員たちと会場のすぐ横でみんなで耳そば立てて聞いたことも今となってはいい思い出。友達とたくさんできたし。
本当に熊猫堂のおかげ。

谢谢!熊貓堂!


おしまい

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