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ネタを1日1本書き始めたきっかけ

こんにちは、ひなこです。


私は今まで「長所はなんですか?」
と聞かれると、決まって
「コツコツと続けられるところです」
と答えていました。実際に、夏休みの宿題は毎日コツコツと決めた量を必ずやって余裕を持って終わらせていたし、小学6年生のときは「夏休み中に平泳ぎをできるようになる」と決めて毎日市民プールに通い、目標を達成したこともあります。

中学生になっても、毎朝5時に起きて昨日の授業の復習と今日の授業の予習を行い、定期テストの3週間前からテスト対策の勉強をしていました。それで高得点をとっていたし、それが私の自慢でした。「誰よりもコツコツと努力して、誰よりも良い結果を残す」。それがアイデンティティだったんです。

しかしそれはふとした瞬間に消えてなくなりました。中3のときにコロナが流行って、学校が数ヶ月間休校になりました。その間オンライン授業や課題なども一切なく、自主学習をするように言われました。私はそのとき怠けてしまったんです。今まで「前日の授業をノートにまとめ、明日の授業分のワークを解く」という勉強方法だったので、授業がなくなってしまった瞬間、なんだかやる気がなくなってしまったんですよね。休校が明けてもそのやる気は戻らず、定期テストの点数は1番良かったときより5教科合わせて250点くらいダウンし、中1のときに考えてきた高校よりも20以上偏差値を落としたところを受験しました。

その高校に入ってからも勉強のやる気なんて到底出ず、夏には退学して通信制の高校へ転校しました。その頃は本当に自分の長所もアイデンティティも見出せなかったんですよね。「コツコツと続けられる」という最大の長所だったものを失い、将来何がしたいのかもわからなかった。

そのときに出会ったものがハイスクールマンザイでした。前から漫才には興味があったし、「とりあえず出てみるか」とネットで相方を探して出場しました。結果は準決勝落ちでしたが、そのとき初めてやった「ネタを書いて、それをやる」という流れがめちゃくちゃ楽しかったんです。元々何かを0から生み出したり文章を書いたりすることが好きだったので、その日から漫才のネタを定期的に書き始めました。最初は思いついた日だけ書くというスタイルだったのが、あるときたまたま2日連続で思いついたんです。そして「2日連続書いたなら3日目も書くか」みたいな感じで1週間くらい続けたとき、「あ、私コツコツ続けられてる」ってことに気がつきました。もうなくなったと思っていた長所が、小さな灯火となって戻ってきた気がして嬉しくなり、「1日1本書く」という目標を立てました。そこからもう2年半ぬらい毎日書いているので、なんだかんだ私はコツコツ続けられる才があったのかなと思っています。

ネタを1日1本書くメリットって、「ネタに困らない」とか「書くのが上手くなる」とかいろいろあると思うんですけど、「自分の自信やアピールポイントになる」っていうのも結構大きいんですよね。NSCに入ろうと思ったのも「私は1日1本ネタ書いてきてるから」という安心感があったことも大きいし、相方探しの会などて武器になるのもありがたかった。

なので私はこれからも1日1本ネタを書き続けます。75歳で20000本達成するというのが最終目標なので、応援していただけると嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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