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文字を書くのが好きになった

今日、初めてこのnoteに日記を書いている。
普段は無印で買ったノートにああでもない、こうでもないと
その日、その時浮かんだ言葉を書いている。

日記を書く、文字を書く、そのきっかけ
文字を書くのは手間だし、なんでそんな労力のかかることを
しなければいけないのかと思う人もいるだろう。
個人的には自分の言葉で人の前に立って堂々とよどみなく話す人、そんな人に憧れていた部分があって、それがどうしてもできない自分がどこか寂しくも思った。

何回も何回も練習する。だけど、いざ口を開いて話をするとなると体中が震えだし、汗がとめどなく湧き出てくる。そういう場を重ねれば、自分だっていつかは、、と当時は本気でそう思っていた。

その誤解に気付かせてもらったのは、大学4年生の時。
コロナでオンライン授業が主流になったことで受けやすくなった他学部の講義。なんとなくで履修を決めたけどそれが今こうやってnoteに出会ったきっかけだ。先生はいつも急くことなくゆっくりと落ち着いたトーンで話し、その声を聴いていると落ち着いた。その当時、就職活動をしていた影響もあり、「ハキハキ」と話すことが社会では求められているけど私には違和感があったし上手く馴染めていく自信もないなと感じていた。

そんななか、先生の一つの講義で、人には人それぞれのコミュニケーションの取り方や向き不向きがあるという話があった。すぐに言葉をまとめて発するのが好きな人、ゆっくりと自分の気持ちを込めて話すのが好きな人、話すよりも文章で伝えるのが好きな人、色々だ。

それを聞いて、良いコミュニケーション方法という枠にはまっていた自分がいることにハッと気づかされた。誰に言われたでもないが、なんとなく社会で生きていくには、円滑にコミュニケーションをとるにはみたいなことを考え、自分をなれっこないし、なりたくもない自分にはめこもうとしていた。それに気づいてから、日記を書くようになった。色々と湧き上がってくる言葉や想いをうまくまとめず、一つひとつすくいあげて文字にする。何を伝えたいか簡潔に!と言われてしまうかもしれないが、そんな一見無駄に見える言葉を綴ることで人とコミュニケーションするのが私は好きだ。

結局、noteを始めた理由にはたどり着かなかったけれども
私が意識的に文字を書く、文字で伝えるようになったきっかけを
書くことができた。

こんな形で雑多な日記にはなるだろうけど
世界中のだれか一人でも、ほんの一瞬でも
温かい気持ちで繋がれたらいいな。

今日もよき人生の旅路を


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