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自己紹介②わたしが予備校勤務時代から大切にしてきたこと

こんにちは。保護者のための学習戦略アドバイザー本間汐織です。
前回、保護者の方向けに自己紹介を書かせていただきました。
本記事では、普段どのような信念をもって生徒と接してきたのかについてお話したいと思います。

わたしが信じていたこと

わたしの勤務していた予備校は、映像授業でした。ですので、わたしは、その授業を受けてきちんと成果がでているか確認し、今後大学合格に執拗なスケジュールを立てていました。
その中でも、なかなか結果が出ない生徒については、細かくヒアリングしていました。

  • この問題を解くときにどうやって考えたの?

  • どんな知識を使ったの?

  • どうしてこの知識が必要だと思ったの?

  • この授業の中で先生がここがポイントと言っていたところはどこだった?

  • この授業で、今まで知っているけれど身についていなかったところ、初めて知ったところはどこ??

めんどくさがって答えようとしない生徒でも待ちました。
なぜここまで確認しようと思ったかというとわたしには信じていたことがあったからです。

予備校にきている生徒はみんな勉強ができるようになりたいと思っている
勉強方法さえ間違わなければ勉強はできるようになる

予備校には高3でくる子もいれば、高1からくる子、中高一貫校に通っている子であれば中学生からも来たりします。学年もそれぞれですが、予備校にくるきっかけもそれぞれ。自分からくる子、友だちに誘われてくる子、親に連れてこられた子、さまざまです。勉強への姿勢も。最初から勉強に前向きな子もいれば、しょうがないと思っている子、いやいやな子と、これもさまざま。

でも本当に本当に「勉強したくない」って子はほとんどいないんです。2,000人見ていても10人もいませんでした。授業をさぼったり、授業中に寝たりする子もいますけれど、そんな子でも「勉強ができるようになりたい」という気持ちを持っています。

「自分なんてどうせ(勉強を)やっても(成績なんか)あがらない」

そう口にだしている子ですら、行動のどこかに「勉強ができるようになりたい」って気持ちがちらりと見えるのです。本当にやりたくなかったら「(勉強を)やらない」って選択をすることだってできます。でもそれをやらないのは、「勉強ができるようになりたい」という気持ちがあるから。だからわたしはその願いを叶えたい、と思います。

そして、勉強はできるようになります。ただしこれには「時間が足りれば」という条件があります。残念ながら、人によってスタートが違います。たとえば、英語の長文が読めないという場合、ほとんどの生徒は「わからない英単語ばかり出てくる」と言います。じゃあ、英単語がわかれば読めるかどうかというと、そう簡単ではありません。「英単語を覚えたのに、英文が読めない」という生徒の場合、「国語力(読解力)」が原因であることも多いのです。そうすると、国語力をあげる勉強というのも必要になります。

その生徒が必要な勉強というのは、それぞれ異なります。場合によっては、小学校、中学校の勉強から必要なこともあります。小学校、中学校の範囲までさかのぼって勉強するとなると、時間が必要になります。でもそれが「今の勉強ができない原因」であるならば、やる必要がありますし、それができれば成績はあがるのです。

そのためにはどこに原因があるのかを追求しなければなりません。
みなさんの頭の中が透明で思考や行動がクリアに見えていたら、楽なのになぁと思うこともありました。

予備校にきている生徒はみんな勉強ができるようになりたいと思っている
勉強方法さえ間違わなければ勉強はできるようになる

今もこの信念はぶれません。


わたしの大学受験体験談

わたし自身も大手予備校で浪人生活を送り、国立大学に進学しました。わたしは希望の大学に進学できたのですが、振り返ってみると英語・数学・国語については偶然にも「成果のでる勉強法」をできていたと思います。

しかし、社会・理科に関しては、高3、浪人と勉強したにも関わらず、全然成果がでませんでした。ちなみに浪人時代の大学入試センター試験本番の世界史、地理、生物は半分しかとれていません。どうして成果がでなかったのかということは今ではとてもよくわかっていますが、浪人時代は「勉強しているのになぜ成績が上がらないのだろう」「また不合格だったらどうしよう」と不安でした。


あのとき予備校の講師やスタッフの方に相談していたら、変わったのかもしれませんが、わたしの中で

「一流の予備校の授業を受けているのだからこれを身に着けたら成績があがる」

と思っていたのかもしれません。実際、英語・数学・国語は成果がでましたが、それはたままたま、

勉強方法が正しかった

だけなのです。正しい勉強方法を身につけなければ、どんなにいい授業を受けて、復習をして、演習をしても成果にはつながらないのです。

そして頑張っているのに、頑張る方向が間違っていて悩んでいる人がいたら、早く知ってほしいと思っています。

ちなみに、理科社会が受験生の平均以下、予備校のセンターリサーチで合格可能性30%以下だったにも関わらず、第一志望の国立大学に合格できたのは、奇跡でもまぐれでもありませんでした。
自分の得意科目・不得意科目と、受験科目・得点配分の大学がぴったり合致していたにすぎません。わたしの場合は偶然でしたけれども、予備校勤務時代にそのことが理解できたので、わたしはリサーチ結果に左右されず、生徒の得点力に合わせて、出願指導をしています。

正しい勉強方法を身に着け、時間があれば成績はあがります

だから、高校生の勉強のサポートをすることは、楽しいと思えるのです。
そんなこんなで、予備校をやめても勉強のサポートは続けているのでした。

最後までお読みいただきありがとうございます。
今日はこの辺で。



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