住育つぶやき15 敷地の境界(しきち の きょうかい)
「家の敷地」と「隣家の敷地」の境目は、境界杭など表示があいまいな場合、まずは親に聞けるうちに確認しておいてはいかがでしょうか。
実際の実例。
どこまでがうちの敷地、ここからが隣の敷地、というのは現地に境界杭など表示され分かるようされてあるのが通常だが、杭がない、見えない、無いように見えるケースもあります。
境界ラインが基礎の場合は、内側?真ん中?外側?
こういった場合、どこが境界ラインなのか、まず、住む人に聞くしかない。
お互いの敷地は、祖父の代からのもの。親の代に引き継がれ、境界ラインに基礎など設置されている。
どちらの親も居住していない(入院やお亡くなり)。
当時互いに了解されていた境界ラインが不明の状態。基礎は祖父の代に工事された様子…
当事者、同居していない息子さん。
以前聞いたことがあり、現況と実際は違うここだと言われた記憶があるが、よく分からない。
隣家、以前から長年在住の息子さん。
言われた記憶は定かでないが、現況通りのここだと考えている。
???
はっきりさせる場合の方法は主にふたつ。
①息子さん同士で話し合う
②公的に測量や登記を仕事とするプロに相談する
②のプロさんは、「土地家屋調査士」と言います。
各市区町村の電話帳などに記載されています。
インスペクターとは違う仕事をしていて、
家や敷地の登記に関わる仕事で、こういった境界ラインがどこなのかを相談できる存在です。
現地調査をはじめ、法務局で確認できる公図や測量図など登記事項を調べ、境界ラインや境界杭の位置がここでよいかを第三者として協議立会いなどしてくれます。費用はかかりますが、両方の当事者では解決できないことをはっきりさせてくれ、現地に杭など表示物を設置してくれます。
不安な方はご参考いただければ幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?