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建築トラブルへのセカンドオピニオンを経験して感じていること②

建築トラブル、
様々なケースの第三者相談相手を
経験し続けてくると
どれだけの想いと願いがあって
建てたかを
その方が突如お見せする感情から
知る場面に遭遇する


住む方の想いが溢れるのだ

そのきっかけは
家を建てている最中に業者と打合せした
記録シートだった


話し合いになかなか応じない
工事業者に対して
その方の要望がうまく整理されて
伝わっていないのではないか、
整理されずに流れでやり取りされて
きたから業者はクレーマーだと
偏見に傾いていないか、
懸念されたため
説明責任を果たして欲しい事や
どの不具合にどういう対処を望みたいか
を改めて一覧整理した要望書を作り、
工事業者と冷静に話し合う機会を
設けてはと提案、そうしたいとなり、
要望書作成にあたって
過去に業者と打合せた記録シートを
一緒に見直していた時だった


複数の記録シートの一枚の裏を見た途端、
住む方の会話が止まった


涙を流され
しばらく時間が経った



シートの裏は
幼い我が子が書いた
お絵かきだった


家族と家がかかれていた



このお絵かきには
家族みんなが当時された会話の
エピソードがある
頬を沢山濡らしながら私に教えてくれた


私はサラリーマン時代、
工事業者を経験している
同僚や上司に押し付けられた
クレーム対応もあれば
自らの担当現場で招いたクレームもある身

誠実に対応できた事もあれば
激しく叱られたにも関わらず
対応しきれなかった経験もある



静かにエピソードをお聞きした



エピソードを話してくれた
その方へ感謝した



トラブルを抱える方が
工事業者に面と向かって
絶対に言えないエピソードが
あるのだと。


それ以降、
この仕事を続けていることに
様々な気持ちを抱いている


それ以降、
建築トラブルご相談者様との
関わり方がまた変容していると
自分で感じている

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