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【なぜインスペクションが必要?】③工事中の場合

家のインスペクションとは
第三者の専門家が家を調べ
アドバイスする仕事です.
それは、
売家や住んでいる家だけでなく
『工事中』にも活用できます.


心配な方にとっては心強い味方になる


家の新築工事、リフォーム工事でも
「きちんと工事してくれるだろうか?」
心配になりがちです.

・建築の詳しいことが分からない
・現場で何を見ればよいか分からない
・工事業者の説明がよく分からない
・工事業者を信用しないわけではないが
 問題なく工事が進むだろうか

などの不安を解消するために、
第三者の建築工事に詳しい人が
工事中の現場をチェックする仕事です.

あくまでも工事業者側につく専門家でなく
建築主(住む側)につく専門家として
現場チェックすることになります.
心強いと話す方、緊張感をもって工事
して貰えると話す方も居られます.


しばしば聞く声 『現場に脚を運べなかった···』


建てた方は完成後、多かれ少なかれ
何らかのこうすれば良かった、
があるようです.
良くも悪くも格言のように
『家は3回建てないと分からない』と、
納得されようとしている場面を
仕事柄遭遇してきました.

しばしばお話に出てくるのが
『工事中、現場に行ければよかった』です.
現場を見ていれば何か出来たかもしれない、
後悔しなくて済んだかもしれない、と。

物理的に現場に足を運ぶのが難しい方の
ほうが多いでしょうし、
仮に現場で何か気づいてもそれをどの様に
工事業者に伝えればよいかわからない方も
多いことから、
第三者にチェックしてもらうほうが
合理的と判断される方もおられます.

現場チェックは要所を絞り込んで


戸建住宅 新築工事を例にします.

戸建住宅の工事期間は数ヶ月です.
やみくもに毎日現場に足を運んでもらうのは、
非現実的です.

インスペクション問い合わせ先にまずは
工事の不安点などを伝え、
いつ、どのように工事チェックできるか
提案を受けてみてはいかがでしょうか。
費用含めて判断すると良いでしょう.


完成時だけチェックは慎重に


全て完成された時にチェックするのか
工事中も何回かチェックするのか

完成時だけチェックしてもらう場合は
注意点があります.

完成した家だけを診ても
『要所の中身』がきちんと作られたかは
隠れて分からないからです.
『懸念点』によっては
せっかく作った家を一部壊さないと
直せない場合もあるからです.
一度作ったものを部分的に壊すこと自体、
残念に思う事だってあるでしょう.

中身がしっかり作られたか確かめながら
安心して完成したい
方は、工事中のチェックをおすすめします.

要所はいくつかありますので
出来れば工事中にそれらを見てもらい、
懸念がない事を確認しながら
安心感を高めるのが得策でしょう.


工事業者さんから了解も必要


引き渡しを受けるまでは、
工事業者さんが責任を持って扱う建物です.
第三者に工事チェックしてもらう場合、
あらかじめ工事業者さんに了解を
いただく必要かあります.

工事中現場に足を運ぶ機会がなかなか
とれない為、必要に応じて私達の代わりの人が
現場を見る事は可能でしょうか?
と話せば、
駄目だという業者さんは少ないはずです.


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