248、就活

  こんどの金曜日、面接が決まりました。まだ、履歴書も書けてません。明日、急いで、履歴書、書き上げます。
就活サークル。お世話になりました。いつも、就活するときには、就活サークルにお世話になってます。まだ、面接、採用されたわけではないので、お世話になることもあると思いますが。
今回は、30代前半の男の子と、40歳、ちょい越えの女の子と、ぼくで、仲良くさせていただきました。
最初、30代前半の男の子と、40歳ちょい越えの女の子が仲良くしてたんですよね。
すごく、仲良くしてたので、羨ましいなぁ、あの二人、と思うくらいでした。
  しばらくしてから、男の子と、ぼくが仲良くなっていきました。どちらからというわけでもなく、ただ、ぼくが、冬にストーブにあたり、籠っていると、林風さ～ん！林風さん、みてたら、落ち着くわ～って、その子が寄ってきたんです。
ちょっと、ひとから、離れたところで、一人、ストーブで籠ってるのに、その子、人懐っこく、寄ってきたんですよね。
ぼく見てると、落ち着くわって、どういう意味？最初は、ぼくも、意味がわからなかったのですが、その子がそう言うのなら、そういうことなんだろう、ということで、だんだん仲良くなっていきました。
男の子と、40歳越えの女の子は、いつも仲良く、二人でしゃべってました。
男の子が、そこへ、「林風さんも、こっち来て！」って、誘ってくれたんです。
それで、三人、しゃべるようになりました。
ネットの話題とか、両親の話題をしていたので、ぼくは、あまり会話には入れなかったのですが、雰囲気だけは楽しんでました。
そのうち、男の子が、やがて、家庭の事情を背負い込み、あまり来れなくなり、ぼくは、その女の子としゃべるようになりました。
聞いてみると、その女の子は、特別養護老人ホームで働いてた経験があるとか。
ぼくも、介護施設で働いていたことがあったので、その子と会話が、盛り上がるようになりました。
昼は、お弁当買いに行くなら、一緒に買いに行こう、という仲になり、よく、お弁当を二人で買いにいくようになりました。

やがて、ぼくも、面接が決まりました。

ああ。もう、このサークルにこれなくなるんだなあ、と思って、その子を書店デートに誘ったんです。
LINEとかは、交換しませんでした。断られると、気まずくなるから。
それに、ぼくは、LINEを送りすぎるところがあるから、危険だと思ったんです。
書店、一緒に行きましょ、と誘うと、考えときます、と言われました。
だめですね。
ぼくは、どうしてこう、女性にモテないのでしょう。せっかく、年の近い、わりかし雰囲気もいい女の子と仲良くなれたのに、こうです。
面接の当日、サークルに行ったんですが、あまり話しかけられず。
採用、不採用、どうなるか。
その子は、でも、サークルを離れるとき、がんばって！と言ってくれました。

結局、面接は、不採用。

でも、これで、また、あの子とお弁当が買いに行ける、と思うと、あまり落ち込みも少なかったです。
一週間経ちました。その女の子。サークルに来なくなったんです。理由は、わかりません。
一週間経って、今日、次のぼくの、面接先がまた、決まりました。
結局、その子とは、会えずじまい。

あ～あ。こんなことなら、昼にお弁当、一緒に買いに行けるだけで良かったのにな。

正直な、ぼくの感想です。

どうせ、書店も、一緒に行けないなら、ただ、普通の会話がしたかった。
どうして、ぼくは、いつも、気に入った女の子と、会話する時間も壊してしまうのかなぁ。
まあ、書店に行けたら、もっと、会話できるはずだったんですが。

明後日の面接、採用決まるかどうかわからないけど、どんどん、ぼくは、これからも面接、受けにいくことになるでしょう。
もう、その子に応援してもらえないんです。
大丈夫かな？
なんて、思いながら、またぼくは、一人の夕食を楽しみ、今年のゴールデンウィークの予定もないまま、今回、また不採用なら、ぐーたら、日々を過ごすことになるのでしょう。