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「承認」と「褒める」

「承認」と「褒める」は
なんとなく似ているように思えますが、
その違いについて少し考えてみたいと思います。

承認とは


「承認」の言葉の意味としては
「認めること、聞き入れること」です。


相手を承認しましょう、というのは
「そのまま良いも悪いもひっくるめて “受け入れましょう”」
ということです。


・笑顔を向ける
・挨拶をする
・労いの言葉をかける
・感謝の言葉をかける
・居場所をつくる
・頼りにする
・お願いする
・関心を持つ
・よく話を聴く
・共感する

・・・などなど
数多くの承認の仕方があります。


究極の承認は
「その人の存在そのものを認めること」です。


何をしても笑って許せてしまったり
短所も長所もすべて含めて大事な存在、と
思えたり・・・


良い悪い、で判断せずに

「面白い考えだな」
「そういう考えや態度もあるよね」

受け入れられたらいいですよね。

褒めるとは

褒める、ということは承認の一部であり、
とても大事なことでありますが
「褒めることだけが承認」ではありません。

褒めてもらうと確かに嬉しいです。

でも、何かモヤモヤが残ります。

そのモヤモヤの正体は・・・
「評価」されてるように感じているから、です。

その結果、
褒めてもらったから、そのまま素直に受け取れればいいのに
何か、他者と比較されて評価されているようで
自分ができていないように感じてしまいます。

「承認」と「褒める」の違い


「承認する」の
主語は「自分」
視点は、行動・考え・過程
特徴として、現実を認める。

「褒める」の
主語は「相手」
視点は、結果
特徴として、評価する。

たとえば、
・〇〇さんは、仕事ができて優秀だね
→仕事ができない〇〇さんはダメ

と言われているように思えてしまいます。


自己肯定感が低い、と言ってしまえばそれまでですが
言ってくれたその人が、
〇〇さんの仕事ぶりを「優秀」と思ったその理由を付け加えてあげると
立派な「承認」になります。

・〇〇さんは、手際がよく効率よく仕事ができるから優秀だね

と言ってくれたら、無条件に大喜びできます!


自己承認と他者承認


自分の感情に関心を持つ
・自分がどうしたいのか、意志を確認する
・自分の目標を定める
・自分に労いの言葉をかける
・自分を認め、褒める


「自己承認」が出来ることによって
他者の“存在、背景、気持ちを汲む、察して受け入れる”

「他者承認」も自然に出来るようになります。


普段の生活だと
他者からどう見られるか・・・
人に迷惑をかけないように・・・
いい人と見られたい


ということに
気を使っていることは多いけれども


「自分はどうしたいのか?」
「自分の気持ちはどうなのか?」

と、

「自分」を主語にして考えることで
まずは
自分のこころに素直に向き合ってみると
いいかもしれませんね。




✥昨日よりも今日
 またひとつ笑顔をふやしましょう!


最後までお読みいただき
ありがとうございました。



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