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04 幕間 Aさんへの手紙(担任両親)


前略、

 御面識もなく、突然のお便りをお送りする無礼をお許しください。 1年1組の担任をしていた○○ J○の両親でございます。

 本来ならば、本人が直接お会いして、お話しを差し上げるべき事柄なのは本人共々、重々承知しております。しかし、本人の手紙にもありますように、教え子達を守るための信念を通し、保身の為に子ども達が被害にあったことが事実となってしまう、示談や執行猶予なども一切もとめず、自分の身の自由がままならないまま、 時間が経てば経つほど、ご息女だけでなくご両親も取り返しがつかなくなる状況が否定できない故、私どもが代わってお伝えする事を、平にご容赦いただければ幸いです。

 Bさんが法廷で証言された通り、3人の子ども達は強制わいせつ事案の被害者ではありません。

 愚息が起こしたとされる強制わいせつ事件について、検察は起訴状にある内容に対して証拠(第三者のDNAは誰の物でどうしてついたかも憶測でしかなく不明)によるあった事の証明が皆無なのはもとより、目撃者の証言は勿論、動機さえも全く明らかにしないまま、一審判決では「被告人には疑わしい点はないが、裏付けがない」と全く疑いが無いにも拘わらず、本来「疑わしきは罰せず」との基本理念に反して中世の魔女裁判を彷彿させるような、有罪判決がなされ、実刑を強いられました。

 更に被告人やその弁護人・両親・冤罪被害支援者は、証拠隠滅の恐れありという建前で、ご両親や子ども達はもとより、学校・同僚・友人も含め全ての関係者への一切の接触を禁止する裁判所命令に縛られていました。本来、被告人に課せられない無実の証明(裏付けor悪魔の証明)ですが、最高裁が終わるまで、それすら行うことができませんでした。

 しかし2022/5/18に本人収監による解除を請け、子ども達に実際にあった出来事とそれを裏付ける客感的な証拠やその場にいた複数の目撃者の存在が多くの新事実として確認されただけではなく、善意を装う大人達が自らの保身や功績のみを優先して、子ども達の心や将来を犠牲にした、恣意的な、捏造・隠匿・偽証がされていた全体像をも同様に審らかになっております。

 再審請求を進めるにあたり、愚息はこの理不尽な現状においても、子ども達の心と将来を守りたいとの信念を持ち続けております。更にその信念は、子ども達だけでなく、文字通り保護者様達に降りかかるであろう本来の責務以上の社会的な制裁から守る事をも必要があると言えます。

 客観的な証拠と共に「適切に事実を知らされていなかった故、故意では無かった」事をご認識いただければ、学校関係者・保護者達や子ども達にも、証言等でご迷惑をおかけすることなどで、お立場がなくなる事を極力回避できるとともに、冤罪被害者団体及びマスコミとの連携をする際もお嬢様はもとより、ご両親の社会的な立場を配慮して進めることができると考えています。
 
 しかし、私どもは、A様のお考え方は勿論、まったくご面識も無いまま、こちらが勝手に配慮する事やこれだけの事実が明らかになった上で、人として、或いは、誇れる子ども達をも育て上げた親として、解決に最低減、必須とされる再審を決して断念する事はできないと言う事は、子を持つ親ならばご理解いただけるかと存じ上げます。故に今回、敢えて人を介さず可及的速やかに直接お会いして、双方の懸念する点や事実に対する理解などを摺り合わせの場を持つこと、ご提案を差し上げたく存じます。

 お忙しい事とは存じあげますが、お電話でも結構ですので、早々のご返事を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。 ご連絡をお待ちしております。

草々
2022年9月30日(金)
○○ ○ ○・○○
xxx-xxxx XXXXXXXXXXXXXXXX X-XX-XX
Phone: xxx-xxx-xxxx
E-Mail: xxxxxx9@gmail.com

子ども達の法廷での証言

 ご息女はもとより、Bさんやの法廷での証言内容をご存じでしょうか? 私どもの記憶や裁判記録では、関係者のご両親は参加制度に出席や一般傍聴はしておらず、その内容については、発生直後や証言の前後も極力、Bさんのご両親は敢えて聞かないようにされていたとの証言をされておられましたので、Aさんのご両親も証言内容をご存じではないかと推察しております。 検察官が狼狽するほど、はっきりと1組担任と白い扉の倉庫に入った事も、ましてや、検察が描いている猥褻行為をされた事実は「ない」と応えていました。 

 更に、担任と一緒に行ったことのある場所は「音楽室」であるとちゃんと一年生のときの事を覚えており、記憶の減退として「覚えていない」と言う意味では無い事も明らかでした。しかし、三年生となって、自分の言葉の影響や責任を理解して、Bさんは被害にあっていないと証言をしたにも拘わらず、法廷では本人が直接法廷で話した内容はAさん共々証拠とは採用せずに、恣意的な司法面接と検察官が作文して、一年生時に署名した面前調書のみで、強制わいせつの被害者として、一生その烙印をおされてしまいました。 他の子ども達の証言も、いままで母親にも、話してもいなかった事が、誇張されかつ、変遷していて、大人にそう言えと言われたように「覚えていない」とだけの証言に違和感を持ちました。

 現実世界で実際に起こったことであれば、本人の話を裏打ちする客感的或いは状況証拠が必ず残ります。 被害者の調書から実際にあった事を明らかにし、解決を促すために、積極的に警察・検察の取り調べで具体的な日時、状況、記録、目撃者を伝えています。実は、これが捜査により、虚偽の場合、被告人証言において、検察による反対尋問はもとより被害者代理弁護人から糾弾をうけたはずですが、実際には全く受けていません。

 「強制的に捜査する権限は警察・検察だけ」ということはご存じだと思いますが「日本の検察は得られた証拠を開示する義務が無いので被害者に不利・加害者に有利な証拠は隠匿する」と言う事実をご理解されれば前述が何を言わんとするかはご推察していただけるものと存じ上げます。

 子どもを育てあげた方、特に母親ならば、その実経験からも想像でき、実際に世界中でおこっている事ではありますが、本件も本能として大人への迎合や洗脳とも言える子供の記憶の特殊性による偽りの記憶として知られており、それを恣意的に使った事が複数の被害者が存在してしまう原因であると、裁判記録や司法面接の映像を分析した科学的見地から意見書にて指摘されています。 ご理解の一助になればと、別紙ならびにPCやスマホで再生できる動画をお送りしておきます。

 日本でも導入されつつある司法面接ですが、残念ながら、今回は、周りの大人達は子ども達を守りたいと言う善意ではなく、思い込み、保身、功績の欲しさにより、本来、聴き取りや司法面接では絶対に避けなければならない誘導による偽りの記憶生成を恣意的に実行し、更に致命的にも本来必須である得られた内容への裏打ち(証拠)がまったくないにも拘わらず、子ども達を強制わいせつの被害者に仕立てあげてしまいました。

 その上、証言及び調書から当初より、C母は複数のLineグループで本件を投稿していて、更にCさんにBさんが被害者であることも話しており、他の保護者だけでなく、Cさんにより、子ども達のコミュニィテイへ、事実に反した内容で拡散されています。ご息女が多感な年頃を迎えつつある今、このままでは、耳にも入り、友達を失い、いじめなどで、心を病むことがないとは、残念ながら言い切れないことに、愚息はもとより、私どもも我が娘のことのように、心をいためております。

全ての犯行現場とされる「1組横の白い扉の倉庫」

 机の鍵のかかる引き出しに保管(マスターキーは管理者が保管)していた、日頃の子ども達の様子を写したデジタルカメラ(EOS-M)や通知表の所感や連絡事項を起こすために、子ども達の実名とともに、どのような事がおこり、誰がどの様に対応したかをつづったノートがありました。 

 しかし、警察による押収リストになく、いまだ行方がわかりません。しかし、それらのバックアップが本人保釈後、収監される直前に家宅捜索で荒らされた部屋を片付けていた時に発見しました。子ども達の実際にあったエピソードの時期または日時と共に細かい実際の状況により、偽りの記憶に汚染された部分がどこかが判るには十分な内容が記載・記録されています。

 法廷で「こんなに狭くても寝転がることができるのか?と思った」との供述もありましたが、当初より、廊下との壁がなく、子ども達や先生方が往来し、保護者がいつ見ているか判らない廊下を挟んだ自転車置き場もあり、誰にも見られずに倉庫に子供を連れて入り、ましてや、子どもが外に誰もいない事をわざわざ確認までして出てくる事はありえません。 それも少なくても三回以上です。

 体育の後の椅子が濡れていた件は記録から日時や時間を特定して、実際に起こっていたご息女Aさんのエピソードの全貌が判明しています。他の先生と「先生の部屋」にはいったことやその時の愚息が何をしていたかは、複数の先生・児童に目撃されています。
 
 その「先生の部屋」にAさんを連れて入った先生は、「鍵がかかっていた」、「倉庫に入ったことがない」、「服掛けは置いていない」、「1組の先生に鍵がどこにあるかと聞かれた」などと法廷で証言されていた方です。

 その方は警察が来た翌日、1/26にA,Cのご両親と学校で教頭と共に対応をされ、警察沙汰になっている事をいち早く知り得たことと、子ども達への聴き取りを行っていることなど共に虚偽内容をした背景や動機も判明しています。

 尚、この件は既に法廷にて、証拠・証言が確保され、そして事実と異なるとの判断がされておりますが、更に得られた証言内容から、ご息女や他の児童に危害が加わる可能性が高いので、決して他の方に口外をしたり、ましてや、「他の先生」ご本人の耳には絶対に入れぬようにしてください。

 AさんとCさんだけ(理由も明らかにできた)が「先生の部屋」と呼称している「1組横の白い扉の倉庫」について、教育委員会の最初の聴き取りから、「図工の準備で朝一番に入った」「赴任当初から鍵はかかっておらず、学年主任も含め他の先生も使っていたため、その部屋の鍵を使って開け閉めする必要は無かった。」との説明していた事が判決でも認められたとおり、事実であるとの裏付けが得られたのは勿論、学校管理職・教育委員会・警察・検察が事実をねじ曲げ、無実である物的証拠を隠匿してまで、子ども達を被害者にそして愚息を犯罪者にしなければ成らなかった動機とその経緯を明らかとなりました。 以上が判明した事実や経緯のほんの一部分ですがご参考まで。

犯行現場と言われた倉庫の模式図と写真

犯行現場と言われた倉庫の実際
犯行現場と言われた倉庫の実際


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