【小説】歓楽街のドラゴン①
色々あって、ドラゴンになった女性が歓楽街で楽しく暮らす話。
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※挿絵はDALL·Eを用いています。
海鳴市は元々は風待ち港として古くから知られる街だ。
江戸時代は、外国からの密輸品の中継地にもなっていて、それが転じて開国と共に外国船の予備の停泊地となった。
江戸への街道にもつながり、明治にいち早く国道が引かれ、工業化への道を歩んだ。
今や地域の中核となる都市であり、街の人口は県庁所在地よりも多いぐらいだ。
百光町は海鳴市の古くからの商業街及び歓楽街だ。
旧宿場街の一丁目二丁目、商店街のエリアの三丁目から五丁目、デパートを中心にした大通エリアが百光通一丁目から三丁目。
大通エリアはデパートの改装から始まる再開発で工事現場だらけだ。
新しい建物は若者向けのお店が入るので、それぞれの年代に向けて味わいのある街になっている。
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