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水棲龍の生態②(終)

 水棲龍の留学生が入ってきた学校の話。(TSあり)

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※挿絵はDALL·Eを用いています。


 変わりゆく俺に対して、凌久は「男とか女とか関係ないから」と言ってくれる。

 十四歳から十八歳ぐらいまでの水棲龍は例外なくオスとして生まれ、育つ。
 "変性期"を迎えた時、環境に交尾及び産卵の未経験のメスが極端に少なければ、そこで一番身体が大きいオスが、メスの身体になっていくのである。
 オスのままにしろ、メスになるにしても、水棲龍が生殖能力を獲得するのはこの時期だ。
 メスになれることは名誉な事ではある。
 メスとオスの比は一対八から十程度で、決まった番いを作らず、メスと複数の子供と言う家庭を作るのだ。

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