【小説】歓楽街のドラゴン②
色々あって、ドラゴンになった女性が歓楽街で楽しく暮らす話。
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※挿絵はDALL·Eを用いています。
身体はすっかり安定していた。
全く不調を感じるところはない。
食欲も戻ったし、身体に痛みを感じるどころか、平素に感じるうっすらした頭痛や疲労、肩こりすら感じることがない。
龍の姿で人間の顔にどうやってメイクをすればいいのか? 少し不安だったけど、人間の顔として認識すれば人間の顔として自分を見ることが出来た。
それこそが、"見えない人"から見た私の姿なのだ。
そういう風に意識すれば、黒は信じがたいほどに優美な女性であった。
人間の姿としても魅力的だし、そして、この身体になってから、龍としての彼女の魅力が分かった部分もある。
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