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#今こそ学びたいこと

新しい年が始まったばかりなので、できるかできないかはさておいて、今年の抱負でも書こうと思っていたところに、お題企画「#今こそ学びたいこと」を見つけた。で、書き始めようとしているといつの間にか募集期間の締め切りの0時を過ぎていた。けれどとりあえず書いてみようと思う。

昨年春に転職して、毎日自然の中で仕事ができる環境にいる。四季を感じながら動物、草木、花、虫、鳥、苔などなどたくさんの出会いがあって楽しい。毎日自然と接していると、こんなにも知らない世界があったことに驚かされる。そんな中、出会ってしまったのが「変形菌」。ここ数年、腸内細菌や菌根菌など微生物の世界に興味を持ち始めていたので、出会うべくして出会ったのかもしれない。

「変形菌」という耳慣れない言葉を知ったのは、鈴虫のことを書いたネットの記事で、記事を書いた芸人さんのプロフィールに「日本変形菌研究会会員」とあったのが始まり。???聞いたこともない菌を研究している人たちがいて、そんな組織まであるって「変形菌」って何なんだろう???と興味をひかれた。「日本変形菌研究会」のHPを見ていると、「変形菌な人」への図鑑紹介というページがあり、変人レベルごとに適した本の紹介がされている。変形菌を研究する人々は、変人の集まり…と知った時点ですでに虜になっていた。まだまだ入会するまでには基礎知識も身につけておきたいので、そこを目指して学びを深めていきたいと思う。

職場で草刈や、熊笹や雑木を切ったりしながら、身近に変形菌がいることにワクワクして仕事をしている。ただ、仕事に集中しているときには、わずか数ミリの大きさの変形菌を常に見つけられるわけではないので、休憩中にルーペを覗きながら出会いを求めて森をさまよっている。昨年は出会って持ち帰ってルーペで確認しても、その種類まで突き止められるまでの技量はなかったので、今年はもっと学んで標本づくりができるようになりたい。

大人になってから、子供の頃にもっと勉強しておけばよかったなぁ、と思ったことは何度かあるけれど、たぶんそう思ったときが一番学びに適しているときなんだろう。興味があっていろいろ調べたり知識を増やして行くことは全く苦にならないし、むしろ楽しい。楽しいと思いながら学べるのは幸せだ。現代の子供たちは、学びの中に楽しさを感じているのだろうか...、とふと思う。

学びとは人生を豊かにするものであって、苦痛であるべきではない。日本の教育制度には学生時代から疑問を抱いてきたけれど、大人の都合でやらされている勉強はただの苦痛でしかないと思う。「宿題なんかなくなってしまえ!」という三男の願いが、叶いますように。いくつになっても、自分が楽しいと思って学べるときが来るはずだから。

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