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スピノザ 〈読む人の肖像〉を読んでの感想と考えの文 2

※ スピノザを読んで、思ったこと 考えついたことを 書いていきます。

☆この著書、スピノザには 神学・政治論(スピノザ著)のことも書かれています。
この神学・政治論には、当時のキリスト教 神学とは 違ったことが書かれていると。
その当時は、キリスト教 神学と違った本など出版したものなら、異端審問で投獄・火刑が当然だったようで、スピノザは神学・政治論を偽名で、出版地も変えて 出しています。
(あとで スピノザだと  バレたそうですが。それでも偽名なので、なんとか・エチカはスピノザ死後に出版)

☆神学 政治論で
スピノザ曰く、聖書は単純なことしか教えていないと、そして人々に服従を求めるものと。この服従には、神に対してだけではなく、他の権力へのものも含まれていると。
・私見で、これは単純な ものごと のみ教え、(迷信・エンタメ・見た目のこと 等)肝心な知識・情報(健康面以外)を教えない、は今の 新興宗教・詐欺グループ・既得権メディアとほぼ同じであると いえます。
(それは どうして そうなるかというと、一般の者達が 下手に知識を持つと 上位のコントロールが効かなくなると考えているので。もちろん自分達の財布を守る為もあります。・特別会計が いい例)
・あとスピノザは、聖書の創作話のことも 批判しています。(例えば、たまに起こる自然現象を 神の奇跡などとか)

☆この著書 スピノザでは、(ここからは エチカ 等)
スピノザの独創的 考えが紹介されています。
例えば 善・悪の判断は その者の気持ち 、喜び・悲しみ からと。
自殺は、自らが自らを殺したのではなく、外部の原因が その者を殺したのである。など
(私見では、その者の精神力が弱かった などは、二の次 三の次の理由となる です。例えば、今の若者の自殺増加・スマホ等の電磁波悪いと 姿勢が悪い があるで ※ 本人の精神力弱かった だけとか、こういう間違った考えは、あらゆることで ありがち)

☆スピノザ  、前記の 人の認識で、第二種認識(理性)は、共通概念(理解)からであると。

(私見で、その共通概念で 争いになる場合もある)

☆スピノザ曰く、自然界では 絶対的に良いこと 悪いことはないと。
・私見では、汎神論なので、神の うちのなか(物語中、小説中・自作自演的)なので そうなる。しかしカオス・ランダムの要素もある、でないと全然つまらない。
(数学でも 三体問題以上はカオス出るし、四次方程式だと虚数まで 出てくる。・この世は 四次時空間)

そしてスピノザ、良いこと 悪いことは 相対的にはあると。
・私見では、つまり比較においては あるということ。
そして良い こと 悪いことの度合いも いろいろあると。
(他人と比べて・いつもと比べて・自分の経験と比べて・一般論と比べて)

☆スピノザの論では、世の中などは目的論ではないと。
※ 私の持論では、世の目的は 物語(小説)を紡ぐために あります。
その理由は、永遠の虚しさ・悲しみをなくすためです。
宇宙が 始まる前の 感情的ものを考えれば、おのずと分かります。(想像力、共感力・ちなみに私も神の一部)
・そして喜びや怒りは 、何かがあって 初めて現れるものですが、虚しさ それに伴う悲しみは、何もなくても 生まれるものだからです。
これにより、世の中の 究極の目的論が 出来上がります。(あくまで 持論です)

☆スピノザは、こうも言っています。
善とは、能動的(活動的)であることと。
・この論に、私は同意します。
神の物語には、能動的・活動的は必要不可欠だからです。
(まぁ、何とかの一つ覚えのように、活動、活動、活動、〈銭金、銭金、銭金〉ばかりでも おかしいですが)

☆スピノザの自然権(生まれながらに持つ権利)は、ホッブズやロックのように、個人が優位ではないと。
人々の・集団で、が優位的と。
(やはり、大陸のほうが集団的・英 米は個人主義的か?)

☆スピノザが重視する 能動(活動)には、自由が必要と いっています。
そして逆の 受動(待機的)に 成りやすいものは、強制であると。

・私見では、全くその通りと思います。 子供の頃から、小さなことまで口うるさく 、命令(強制)ばかりされては、その者のヤル気・自尊心を奪い、活動能力 低下 (自主性 低下)となる わけです。(経験論的)
現代日本の、 結婚しない、少子化にも、ある程度 関係ある ことだと思われます。時代が変わっているのに、間違ってると分かっている のに、考えかたを変えない・また 新しい知識を入れない で偉そうにするは、大問題。
特に老害の者(TV 新聞しかみない、仕事も含め 自分の経験以外はダメの者)
・心理学では 様々なバイアスの者。

☆スピノザも、快楽ばかり求める者は無知な者と。(愚か者)
(私見で、他人を いつもバカにしたがる、悪口言いたがる 者も・結局 情欲ばかりを求めているで、愚か者といえます)

そして 賢者と無知者を区別するものは、自由な意識であると。(捕らわれていない意識)
・私見で、逆にいえば 愚か者は、固定観念の者、老害の者です。(老害に歳は 関係ないと 思われる節もあります・子供は別ですが)

・(次へ)


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