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老人保健施設

数日前から母の入所した施設から電話があり、母がどうしても入浴を断る、食事をしない、歩行器を使わない、着替えをしないなどの問題行動があり、対応をお願いしたいという話がありました。

さっそく、本日の午後1時に施設に行き、話をしてくるとどうもやはり面倒になるのか、嫌だといいます。

入浴をしてくれないと着替えができないわけです。

歩行器も使わないと歩行が不安定になり、転倒リスクが高まります。

さっそく、施設としては転倒でもされて骨折となると大きな問題ですので、すごい困るわけです。

これも、母に話をしてなんとか納得してもらいましたが、今約束したとて、明日はどういうかわからないのが認知症です。

室内で、3週ほど歩行練習をして、歩行器を使う事に慣れてもらいました。病院では使っていたのですがどういうわけか、ここの施設では使いたくないというわけです。

今から、必ず歩行器を使って歩くこと。杖じゃダメだよ、危険だから。

杖だとまだ歩行のバランスが悪く、ふらつきがかなりあります。

歩行器だとバランスはとれているので、今現在は心配はないようですので、とりあえずは歩行器でしばらくは様子見以外はありません。

下肢の筋力があがってくると今度は杖歩行でもいいかもしれません。

渡邊さん、ありがとうございます。息子さんがこうしてきてくれると大変、こちらとしてはありがたいです。

相談員の方がそう言います。

近くでよかったのです。やはり近くにしてよかったと思える話でした。

母も自分がそうなるとは思っていなかったでしょう。

病院に勤務して、長らく病人に接していたし、なにせうちに勤務してましたから、普通に高齢者の方と接していたのです。

そのころは、自分事じゃなく、いろいろ親身に母も相談に乗っていました。

当時は高齢者施設はなかなかはいれなく、1年待ち、2年待ちなんてこともあったくらいです。

国もあまり福祉に力をいれていなかったと言えます。

高度成長期が終わり、そのころに成長を支えた人たちが高齢者になり、という時代です。

母も高度成長期を生きて生きた一人でした。

明日は我が身とはいいますが、こうやってこのブログを書いてる自分でさえ、高齢になり施設に入りという時代は必ずやってきます。

同じ問題が起こる事でしょう。

それをよくよく考えて生きていく必要があります。



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