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ゲームマーケット2024春初出店で工夫したこととか販売数とか

ゲームマーケット2024春に参加された皆様お疲れ様でした!土日の合計来場者数2万人超えとすごい賑わいでしたね。LAUGHTER, INC.は、今回初めて出店側として参加させていただいたのですが、想像以上の忙しさでメンバー全員へろへろでした。

そんな感じの初出店のゲームマーケットで、ブースに目を向けてもらうためにどうするか、短時間で欲しいと思ってもらうにはどうしたらいいか、試遊をどのように上手く使うか、など工夫した点を共有できればと思います。


作ったゲーム

こちらが今回頒布したデッキ構築BCG「Regulus」です。(ゲムマ直前までTCGとBCGを間違えていることに気が付かず、TCGTCGって言っちゃってた)

Regulus

このゲームは、ドラフトで5枚の手札を構築して10点の体力を削り合うカードゲームです。このゲームの最大の特徴は、フィールドカラーによってカードの効果が変化する点です。このフィールドカラーを手がかりに、相手が使用するカードを予想して戦うというブラフと心理戦が楽しめるゲームとなっています。

ブースに目を向けてもらうためには?

 目を向けてもらうには、遊んでいる様子を見てもらうのが一番と思い「一般-土曜(試遊あり)」で出店しました。

 向かって右側にディスプレイ、左に試遊スペース、中央に自由に見れるカードとチラシ、目線の高さにタブレットという配置にしました。
この展示ディスプレイは、他にも使用している方をたくさん見かけました。やはり高さを出せる、というのは魅力的ですね。

 そして一番活躍したのは、中央のタブレットとアームではないでしょうか。こちらは、激安タブレットで有名なAmazon Fireタブレットに上記のずんだもんの対戦動画を入れループ再生していました。アームのおかげで丁度立っているお客様の目線くらいの高さになり、なんか動画があると目を向けてくださった方が何人かいらっしゃいました。バッテリーの持ちも良く、17時時点で残量68%と、モバイルバッテリーを使わずとも十分でした。

 他には声かけのしかたも少し工夫していました。後述のインストを最短2分で完了できるようにしていたので、「1~2分でルール説明可能です」と声がけしたところ、少しだけと話を聞いてくれる方もいらっしゃいました。

短時間で欲しいと思ってもらえるインストってなんだろう?

 今回はインストを数段階に分けて1~2分、3分パターン + 試遊を3~5分と区切りを作っていました。その上で卓上時計をお客様に向けていつでも止めていいと案内した上でインストを行ないました。

大雑把なルール説明(1 ~ 2分)

 ルール説明用の漫画を用意していたので、こちらと実際のカードを見せながら、ドラフトで手札を構築すること、ターンの流れ、フィールドカラーとは何か、ゲームの目的(勝利条件)は何かまでを1~2分で説明していました。

どういった面白さがあるのか(1分)

 ルールをざっくり説明した段階で興味を持っていただいたお客様には、続けてどんな面白さがあるのかを説明していました。基本的にはブログに記載した内容をかいつまんで「フィールドカラーを元にした心理戦のゲームであること」や「カード相性があり、いかに相性の悪いカードを回避するかのゲームであること」を説明しました。

お客様に刺さるセリフはなにか

 インスト約3分の中でこのゲームが面白いと思っていただくために、刺さりそうなセリフというのも用意していました。

  • このゲームは、親プレイヤーが相手の発動する効果を選べるカードゲームなんです。

  • 強いカードには必ず対策となるカードがあるので、デッキ構築の段階で対戦プランを考えながらカードを取る必要があります。

  • わざと相手の有利なフィールドカラーを宣言して、カードを釣り出すといった戦略を取ることもできます。

  • 「ココっぴ」は、弱そうに見えるカードですが、実は安定してダメージを与えられるこのゲームで最強のカードなんです。

などなど、あとひと押し欲しいと言った時にこれらのセリフを使っていました。……といいつつも、これらのセリフをうまく使えていた気はしません。ですが、ちょっと言葉に詰まってしまった時にパッと出せるセリフがあるという安心感は心強かったです。

試遊から購入に繋げてもらうために(3 ~ 5分)

 試遊をするにあたって、Regulusには明確な欠点があります。それは、カードの効果を覚えられない、相手が取ったカードを覚えられないという点です。どの対戦カードゲームにも言えることですが、Regulusの場合カード1枚に3種類の効果があり、それを覚えて初めて心理戦ができるので、この欠点は致命的でした。そこで作成したのがこちらの対戦補助ツールです。

 このツールは、誰が、どのカードを取って、今のフィールドカラーで発動する効果は何かが一覧で見れるようになっています。試遊の際は、カードが覚えられないということをお伝えした上で、ツールによって遊びやすくなると説明していました。そして、対戦では手札3枚のうち2枚までを記録して、最後の1枚だけ覚えていただくというふうにすることで「最後のカードなんだっけ」といった実際に起こるであろう状況を楽しんでいただくようにしました。こういったツールがある、とお伝えすることで今後も楽しく遊べるだろうという安心感にもつながったのではないでしょうか。
 他には、複雑な効果をもったカードを省き比較的シンプルなカードだけを試遊に採用しました。そのおかげか、カード選択で悩む時間も比較的短くスムーズに試遊を進めれたと思います。

時間帯別販売数

 最終的な販売数は78個でした。予約数の3倍が目安と聞いていたので、上回った分は上記の工夫によるものもあるのではないでしょうか。今回は電子決済でpaypay決済を導入してみましたが、思った以上に利用する方が多く導入の手間に対してリターンが大きいように感じました。
 14時以降もペースが維持できれば販売数を伸ばせたのでしょうが、なかなか難しい……

反省点

 今回の反省点は3つあります。
 1つ目は試遊用のカードに無難な効果のカードを選び過ぎてしまったことです。覚えやすいようにと思って採用したカードですが、反面対戦が地味になることが数回ありました。折角の試遊なのに、カードが偏ってしまったがために地味な対戦で退屈させてしまったように思います。バランスを考えいくつか複雑なカードを入れても良かったかもしれません。
 2つ目はお客様の対応が不慣れだったことです。時間帯別の販売数を見ていただけると一目瞭然ですが、11~13時にお客様が集中してしまいました。そのおかげで人だかりに注目してさらに人が集まってくるという良い流れもあったのですが、結局案内しきれず別のブースに行ってしまうなんてこともありました。聖徳太子になればというわけではありませんが、折角来てくださったお客様に何も案内できず立ち去らせてしまったのは非常に残念でした。
 3つ目はダブレットで再生していた動画の内容です。ずんだもんの対戦動画は遊んでいる雰囲気を知ってもらうには最適の動画なのですが、6分ほどの長さがあります。通りすがりや気になって商品をみているお客様に6分もその場にとどまって動画を見ていただくのは現実的ではありませんでした。15秒から20秒程度で見れる動画にしていれば、上記の案内できなかったお客様にも最低限の対応ができたのではと反省しています。

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 いかがだったでしょうか?今回初出展ということもあり、気合を入れて準備してみました。準備がうまくハマったのかそうでないのかは分かりませんが、多くの方にRegulusを購入いただけて非常に満足です。もし興味を持たれましたらBoothにて通信販売を行なっているので、見ていただけると幸いです。


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