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全国のえびす社 総本社 西宮神社の十日戎へ行って来ました


今日は地元のえびっさん(西宮神社)

本日は1月10日。
私が住む兵庫県西宮市にある西宮神社では、
恒例の十日戎(とおかえびす)が行われています。
本日は本戎。あいにくの雨。

今日は、徳島から離れて西宮神社について。
ひょっとして、西宮神社も阿波から?
そんな説もありますが、
今日のところはスルーさせてください。

私は毎年、十日戎の3日間のうち、
必ず一度は参拝させていただきます。
今年は混雑を少しでも避けるため、
宵えびすの昨日、夫婦でお参りを済ませました。

この写真は昨年 夜もやってます きれいです

全国のえびす社の総本社である
西宮神社の十日戎。

3日間で何人くらいが参拝されるか?
想像つきますか?
年度によって、多少の違いはありますが、
約100万人の方が参拝されるそうです。

何年か前、参拝した時、
たまたま3連休の年に十日戎が行われました。
正門にあたる赤門にたどり着くまで約1時間。

赤門入場から拝殿まで約1時間。

参拝後、境内を出るまで1時間。

信じられないかもしれませんが、
ピークに当たってしまうと、
人だらけで、身動きが取れなくなります。

よって、私たちは、いつが空(す)いてるか?
予想して、スケジュールの空(あ)いてる中で、
昨日の午後一番の時間を選択。
割とスムーズに参拝を終えることができました。

昨日1/9の様子 これで空いている状態

今年の初詣の回で書いたとおり、
この西宮神社は廣田神社の境外摂社でした。
しかしながら、古くから福の神えびす信仰は
全国に広がり、
多くの人たちから篤く崇敬されていたのです。

祈祷待合所のテレビ えびっさん 目に見える神としての信仰

えびす信仰は傀儡師により布教


えびす信仰の普及に一役買っていたのが傀儡師。
傀儡師とは人形を使った旅芸人とでもいうのか。
室町時代に現れ、全国を回っていたそうです。

その傀儡師の拠点が現在の西宮神社周辺。
えびす信仰が全国に広まるきっかけとなりまた。

傀儡師の人形 きれいですね 祈祷待合所

古代の信仰が元社から広まって行ったのも、
神人集団の移動。

そう考えると、この傀儡師というのも、
表ミッションは娯楽を届ける旅芸人。
裏ミッションはえびす信仰の布教活動。
だったのかもしれませんね。(私見)

今と違い、簡単に旅行ができる時代ではない。
他の地域から届けられる情報というのは、
それはそれは
新鮮で貴重なものだったのでしょう。

西宮神社見どころ


話変わって、西宮神社の見どころ。
本殿は三連春日造で、
神社建築の中では特異な構造をしています。
江戸幕府四代将軍、徳川家綱公による造営。

元国宝のご本殿 見事です

あまり知られてないのですが、
実は元国宝でした。
元と付くので、今は違いますが、
戦災のため被害を受け、昭和36年に再建。
今に至っています。
戦災がなければ、今も国宝の建築ということ。

また毎年、福男選びの神事。
赤門が開かれ、拝殿までの参道を走るシーン。
ニュースで流れますよね。

あの赤門。
豊臣秀頼公からの寄進。
桃山時代の建築遺構が現存しています。
重要文化財です。

重要文化財 赤門

他、赤門に連なる外の塀。
大練塀と言います。
室町時代の作と伝わる、日本三大練塀の一つ。

何年か前は土壁が剥がれ落ち、
ぼろぼろの箇所が目立ちましたが、
数年前に改修されて、
立派な姿を見せてくれています。

奥に見える塀 大練塀です

一見、普通の壁なので、
知らないとスルーしてしまいますが、
こちらも重要文化財。

他、見どころはたくさんあります。

一般参拝よりご祈祷がおススメ


十日戎の期間中に参拝したい方のために。
と言っても、今年は明日しかありませんが。

もし、少し懐に余裕があるのなら、
拝殿に並んでの一般参拝ではなく、
ご祈祷を申し込まれることをおススメします。

ご本殿近くに上げていただけて、
集団ではありますが、ご祈祷が受けられます。

十日戎の期間以外は、
少し離れた新しい祈祷所となりますので、
ご本殿に近づける数少ないチャンス。

後ろに並ぶ人が気になって、
お祈りを焦る心配もありませんから。

祈祷受ける拝殿から 一般参拝の様子 これでも空いてます

おさがりも頂けるので、
お札(ふだ)を買う必要もありません。
お札、お守り、浄め塩、米、菓子、箸。
等が入っております。

残念ながら、十日戎の代名詞である福笹は
入ってないので、別購入(1000円~)と、
なりますが、

個人参拝なら祈祷料も5千円~と良心的プライス。
団体は確か1万円~だったと思います。
(初穂料は気持ちで)

福笹買いました

拝殿が左に見えた辺り、
正面に福笹他、お守り売ってる社務所。

その辺りまで進んだら、
人の流れは左の拝殿に流されますが、
右側に進んでください。

最初から右側に居ることがポイントです。

この社務所が目印 右手に西宮神社会館があります

社務所の右手に西宮神社会館があります。
その建物の中に祈祷受付が置かれてます。
受付済ませて待合室へ。
名前呼ばれたら、拝殿へ案内してくれます。
待合所の展示物も楽しめますよ。

こちらで祈祷受付します


祈祷待合所にて


祈祷待合所にて 阪神岡田監督の絵馬 近本選手 森下選手もありました


えびす信仰普及の切り札 御神影 もちろん買いました(笑)

公共交通機関が良いです

交通手段としては、
周辺は歩行者専用道路に変わります。
尋常じゃない交通渋滞。

駐車場は、どこか遠くで探して、
歩くしかありません。
いくつか前の駅周辺で停めるのはアリ。
ですが、みんな考えることは同じかな?

可能なら公共交通機関をおススメします。
一番の最寄り駅は阪神電鉄の阪神西宮駅。
普段はそこから徒歩5分以内の距離。

JRの方はさくら夙川駅。
こちらからだと、15分くらい歩きます。

阪急電鉄なら夙川駅。
少し遠くなり、20分ほどの距離。

あくまで、日常の時間目安です。

一年で一番、
えびす様の神威が高まるといわれる十日戎。
是非、ご参拝くださいね。

今年は大まぐろ復活してます

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