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刃黒流術衆 詳細

刃黒流術衆‥‥‥遥か東の列島諸国で起きた神々と魔王との
戦いに巻き込まれ、善戦をするも高位天使や魔神たちも
出始めて、犠牲者も日々増えていく中、主を持たない彼らは
忍者と呼ばれる一騎当千の者たちであった。
忍術と特殊能力を掛け合わせて抵抗した。
その強さは神々や魔神たちを驚かせるほどのものであったが、
戦いに終わりは来ないと判断して、長は逃げる道を選んだ。
列島諸国は一丸となって戦ったが、判断は各々に任せる事になり、
出来る限り犠牲の出ないようバラバラの方角へ船を出して逃げたが、
流威の祖父に当たる長が、流威たちを逃がす為に、一人残り、
激しい戦いをして出来るだけ大勢の配下を逃がした。
逃げ行く中、流威の父も流威と同じ船に乗っていたが、
父の死に様を目にして、更なる力が開花され、祖父を喰らった
最も恐ろしいと言われている海の神リヴァイアサンに殺気を放って、
最後の戦いに相応しいと思い攻勢を仕掛けた。

│秋煉《しゅうれん》‥‥‥歴代の長の中でも屈指の強さを
持った義勇共にある名のある忍者の棟梁として、最後まで
戦いに身を投じて、単身でリヴァイアサンと激戦を交わし、
傷を負わせたが敗れ去った。

│海厳《かげん》‥‥‥流威の父で長であった祖父の秋煉の死を
目にして、敵討ちをするため、最強であるリヴァイアサンに対して、
祖父の配下であった100名と海厳の配下100名が後に続き、流威に
振り向く事無く「逃げろ」とだけ言うと、敵討ちに身を投じた。

│流威《るい》‥‥‥大型船で多くの犠牲を払って
ホワイトホルン大陸のエルドール王国の領土に座礁した。
自らの特殊能力が消えている事に気が付き、天魔の戦いが
終わりを告げた事を知る。エルドール王国の王ロバートに
特殊能力が消えた理由や天魔の戦いの事を話した上で、
自分たちの力を見せる事により、エルドール王国の領土を
与えられ、エルドール王国に危険が迫った時には参戦する
約定を交わす。その証として真宝命である金の剣を手渡した。
一族の長として再び、第一代目の長としてホワイトホルンで
壱から再復興する事を誓った。

オーサイ・アヴェン・・・刃黒流術衆の現在の32代目の長。
現在の長で、リュウガの実父ではあるが、面倒事が何よりも
嫌いで、長子リュウガが13歳で武を修めた時から外交や諸国
とエルドール王国の立ち合い人として、成長を果たしていき、
今ではリュウガの人気ぶりに嫌気がさし、毒殺を試みる。

コイータ・アヴェン・・・領主の妻。八方美人で出来ないことを
約束しては周りに迷惑をかける。自分の配下にリュウガの悪い噂
を流して後継者から外そうと企むが、エルドール王国のロバート王
から事情を聞かされていたイストリア王国のアレックス王は、
リュウガの心痛を察するつもりでいたが、逆にイストリア王国の
実情を察する行為でもある真宝命をミーシャにあげる事により、
長年続いていたベガル平原の戦いを縮小させる事に繋がった。
ロバート王に聞かされていた以上の人物であると知る事になった。

コシロー・アヴェン・・・刃黒流術衆の者たちでさえ、
恐れる存在となった。その上❝神の遺伝子❞が発動した時も
意識があり、魔神のような力を身につけた。リュウガは
敢えて領土の主を明け渡す事により、エルドール王国も
コシローの領土とすることで、東への攻勢をコシローには
気づかれずに、イストリア方面には行かず、西のドークス帝国
に目をつける。巨獣と化したライオンの化け物を配下にし、
神木の森に住むものたちを、まずは配下にしようと動きした。

イーサン・アヴェン‥‥‥第23代刃黒流術衆の領主。刀技による
戦いでは最強と謳われていた程の者で、18歳にして剣技を修めて
成人となった。ドークス帝国がエルドール王国に攻めてきた事により
精鋭の一人であるオリバーを差し向けた主。

オリバー・ランセル‥‥‥千人隊長を務める者で、二百年前、
エルドール王国の要請により領主の命令で、三百人の刃黒流術衆
を率いて援軍に行った領主が認めている強者。

リュウガ・アヴェン‥‥‥コシローの兄。13歳にして武技を
修めて成人の儀式を済ませた。
刃黒流術衆の中でも最強と噂される人物で、それに対して呪い
のような悪意ある思いを父母から持たれている。
父母ともに面倒事は嫌いな為、これまで一度として領土内から
出た事は無く、常に外交や招待された場合、腹心を向かわせて
いたが、13歳で成人となったリュウガは、この時より外交や
祝いの席、親交等を代理として行かされるようになり、
その名声は非常に高いものとなった。
完全に、父母たちのせいであったが、気に入らないものは
排除するという思想を持っていた事により、何かと命を
狙われるようになっていき、居場所も限定されるように
なってきた。15歳の時、イストリア王国の王女である
11歳となったミーシャの誕生祝で、リュウガは真宝命の
白金の腕輪をミーシャにあげた事により、イストリア王国
は安泰を手に入れた。

アイアス・レガ‥‥‥リュウガの信任厚き副隊長で、剣技、
徒手、その他の武器も使いこなせる強者で、知識や読みも
的確で、相当な切れ者でもある。現在、主であるリュウガに
異常な事態になった為、全力疾走中に毒物でも口にしたかの
ように、頭や体がふらつき意識を失った。配下である二人を
見ようとしたが、それさえも難しい状態にまでなった。
イストリア王国のカミーユ王子に請われて、ベガル平原の狩人
たちの救出に50名の配下を連れて向かい、防衛体制で戦って
いた敵である魔物をすぐさま排除した。しかし、敵の新手の
魔物約1万が押し寄せてきたため、クローディアを始めとする
ベガルの民を逃がして、時間稼ぎのために攻勢に出たが、
多数の犠牲が出てしまい、生き残りの配下たちを撤退させて、
自ら一人だけの戦いに挑んだ。
しかし、魔物は魔物を喰らい出し、2匹の強い悪魔と魔物を
相手に苦戦を強いられた。
主に禁じられた元の自領土でなら、土地勘もあり、互角に
戦える自信があったため、再び森の中に踏み込んだ。

ラグア・ベリトリー・・・ムーケンと共に、レガと行動を共に
していた。ラグアは目覚めていたが、悪魔の急襲により腹から
食われ、下半身を失っていたが、意識はあった。レガは悪魔たち
を片付けた後、彼の最期の言葉を聞き取った。それは謝罪の言葉
であった。「申し訳ございません」とか細い声でその一言だけ
言って息絶えた。レガは真の戦士であった事を伝えようとしたが、
その時には死んでいた。

ムーケン・リバー・・・レガ直属の配下で、彼に従い行動を
共にしていた。しかし、突然、ラグアとレガと同様に突然、
気を失い、起きていたかどうかは不明のまま悪魔によって
食い殺された。姿からはムーケンだと分からない程まで
酷い状態になっていた。

ラベール・トリシア‥‥‥新たなレガの側近として選ばれた
精鋭。

ハヤト・レジート‥‥‥新たなレガの側近として選ばれた精鋭。

アツキ・・・双子の兄。美麗な顏をしていて髪型で男なのかと
思わせる程までに綺麗な顔つきをしている。
リュウガとは年齢も同じで、産まれた時から従者として
共に育ってきた。妹であるサツキほど切れ者では無いが、
戦いに関しては有能で、未だ本気で戦った事は無い。
生涯をリュウガと共にすると心に誓いを立てている頼りになる
存在。

サツキ・・・双子の妹。兄であるアツキはサツキのように冷静
では無いため、いつも心配している。強さは認めているが、
熱くなりやすいので、挑発等に対して心配しているが、
サツキもリュウガと共に育ったため、リュウガも時には驚くほど
の切れ者である。サツキに惚れる男は大勢いるが、リュウガの
側近である上に、賢く、そして強さに関しても秀でている為、
見るだけにして諦めている男は大勢いる。自分の事を過小評価
している為、自分の事を綺麗だとは思っていない。密かにリュウガ
に好意を寄せているが、自分だけの秘密としている。

ギデオン・アレス・・・立場的にはアイアス・レガと同様な
立場。刃黒流術衆は世継ぎの時に、最大100名まで配下を持つ
事を許されている。時には100名以上になる事もあるが、逆に
100名を切る事もある。自分の主を選ぶのは配下の方であって、
資質、才能、義、等により、納得できない者は配下になる道を
選ばないことができる。王である領主となった時、その配下
たちは御庭番衆と呼ばれるようになる。
ギデオンの名はホワイトホルンでも名が通っている程の人物
であった為、毒殺しようとした自らの主を裏切る事となったが、
後悔はしていない。オーサイがエルドール王国を裏切るような
真似をし始めた時に、仕える主を間違えたと気づいた。
その思いがあった為、オーサイに殺せと言われていたリュウガ
が毒殺されかけた時、助ける行動に出たが、アツキたちと同様に
気を失った。


真宝命・・・第一代目領主となった流威が、ロバート王に
エルドール王国が危機が迫った際、命懸けでエルドール王国
を守ると誓いを立てた証とされるもので、これは以前いた
列島諸国の頃から存在していた。彼らの特殊な製法を用いた
合金で創られるもので、金と銀を対としたものである。
流威がロバート王に送った後、送ったとされる記録は無い。
エルドール王国が危機的状況になる事は無かった。
この真宝命は、人から国単位までの幅のある守り手として、
「死んでも守る」という意味があり、約定を破れば、
棟梁では無くなるものであった事から、
安易に送るものでは無いとされている。


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