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アインシュタインの理論の盲点

誰もが知っているアルベルト・アインシュタイン
の理論の中にある1つの言葉に焦点を絞って
考えてみた結果、あることが分かった。

哲学の理論は基本的には、時代に左右されることも
無く、時代が劇的な変化を起こしても理論的には
成立している。

私が昔、気になった言葉を書いているWordを読んで
いた時、アインシュタインのある言葉で暫く考えて
みるに値するものがあった。

理論物理学者でのアインシュタインの言葉の1つの
意見にはこう書かれていた。

❝物事が同時に起きないため、時間が存在する❞

彼の生きた時代は1879年から1955年では確かに
時間を理論的に説明すれば、この言葉は当てはまる。

彼の生きた時代の末期でも世界人口は30億人を
下回っていた。

しかし、現在2024年では約81億人以上いることに
なった。彼の生きた時代から一気に増え続けてきた。

人が増えれば物事や思想に関して、それが同時に
起こる可能性は無いとは言い難くなったと私は思った。

歌などでたまに似た歌があって、真似をしたのでは?
等の憶測が飛び交う事はあるが、人が増えれば考え方、
思いつく事、等も世界中の人を対象とした場合、
同時にそういった事が起こる可能性は高くなる。

人口が増えれば増えるだけ、そのような事が起こる
確率は僅かではあるが、無いとは言い切れない。

アインシュタインの生きた時代では、世界中で30億人、
ネット等も無い時代であった。
それを考察すれば、確かに彼の意見は正しいものとなる。

人口がうなぎ登りに現在も増え続けている。

しかし、彼の生きていた時代の人口増加と、
現代における人口増加の中身は違うものである。

彼の生きた時代での人口増加は新たな生命の誕生に
より、人口は増えていっていた。この場合は当時であれ、
現代であれ、必要な人口となる。

しかし、現代に於いての人口増加は新たな生命の誕生と
比例せずに人口が増加している。
これは人間の寿命が延びた事が大きなものであるため、
口には出さないが、問題視されている。

事実、今の日本ではピークを越え始めてきている。
少子高齢化社会として、問題視されてはいるが、
政府はこの危険度を理解せず、未だに新たな人口増加
に繋がるようなしっかりとしたサポートが出来てない
事から、このようになった。

近年は特に経済悪化、物価上昇などから犯罪率も高く
なり、毎年、振り込み詐欺での被害額も高まっている。

誰もが自分は騙されないと思っているが、実際に理解
していないため、騙される結果となる。
本当に理解していれば、騙されることはまずない。
これは全てに共通するが、言葉だけ知っている人ほど、
騙されやすい。中身は無いものであるため、言葉は
知っていても、空っぽなため、内容を埋められると
落ちやすくなる。

正にアインシュタインのこの言葉に関しては、
覆される勢いで、世界では人口増加傾向にある。

しかし、今でさえ資源不足の問題も抱えているため、
世界としての判断は非常に難しいものであると言える。

ゲームのように、簡単に人を増やしたり、減らしたりする
事は、現実の世界に於いては不可能に近いものであるため、
基本的には、人口も増やしつつ、高齢者も減っていくのが
理想ではあるが、昔起きた少子化問題を重く捉えた世界各国
では、少子化問題に取り組み、新生児の増える割合を増やす
事に成功し、理想の形に戻せたが、日本はそれほど重要視
しなかったため、今、その問題が更に厳しい状況の中、
人口の減少を止めることが出来なくなってしまった。

何故、人口増加させる事が難しいのかは、人間の問題で
あるからだと言える。物とは違い、感情や相性、愛情、
結婚における幸せ、等の問題は簡単に左右できるものでは
無い。

長年、放置してきた日本では尚更無理な事である。
これは長く放置すればするほど、再び逆転させようとする
には、何倍もの莫大な時間が必要になる。

人の考え方や思想は根付いた場合、そこから動かす事は
実に難しいからである。

例えば新興宗教などもその一つと言える。
心の弱い人は入ってしまい、財産を寄付して同じ思想のもと、
目には見えないが、確かに繋がりは生まれる。
そして長く居続けるだけ、抜けることは難しくなる。
思想が完全に宗教に傾いている状況になるため、自分では
気づかないが、いつの間にかそう思うようになっていく。

結婚して子供を産むとなれば、そう簡単にはいかない。
特に今のような経済が不安定な場合、当然ではあるが
出産率も低くなる。

そして今の日本は高齢者が大勢いる。ピークを越えて
しまったため、毎年人口が減り続ける事はもう止められない。

その場合、特に地方の田舎では、かなり前から問題視されて
いる。

以前、市町村合併が地方の田舎を中心に、起き始めてからは、
酷い現実が起きている。田舎を取り込み、同じ市になるため、
その町村から仮に立候補したとしても、当選が困難になる
現象が起きた。

その結果、田舎は切り捨てるようにして、人口密度の高い
地域にお金を落とすようになっていった。

以前にも話したが、数千億をかけて5つほどの橋を、海上
に作り、島々を繋げていったが、その島々には今でも、
ADSLしかネット回線は無いのが現実である。

完全に切り捨てる方向で、生き残りをかけているのが
現実で、東京でも歯科の競争率は激しいものではあるが、
地方でもそれは変わらない。

アメリカでも医師が増えすぎる傾向が出て来て、
確か去年か今年から、入学する人数を減らした事により、
デモに近い事が起きた。研修医や医師が医者を辞める
といった現象が起きた。

このように、国が動けば国民も動くので、一人の国民として
不服を感じたら、このような活動を起こす事によって、
国も国民の意見に耳を傾ける。
口先だけでは無く、実行するので国としても、話し合いの場
等を設けるしか無くなるように、本気で取り組む事が必要になる。

この辺りが、日本の場合、残念ながら欠けているため、
誰もが人任せの状態になっている。
議員にせよ、国民にせよ、誰かが誰かに押し付けるだけあるので、
改善される事もなく、時間と共に廃れていく。

何もせずに良い国を作る事は無理なものではあるが、
日本は長年に渡り、平和過ぎた事から他人任せになったのだと、
思われる。しかし、実際は他人任せよりも酷いもので、
どうなるのか知っていても、誰も何も言わないなら、そのまま
放置して、危険度がピークを越えた手遅れになってから、
それについて取り組みを始める。

取り組みを始めると言っても、長い長い話し合いの末に結論を
出すので、当然、その間も良くない方向へ進み続ける。

歯科が増えた理由は、私大を対象として言えば、まず大学費用が、
医者の約10分の1であり、600万ほどで済む事に対して、医者は
5,6千万かかるのに、儲けは歯科の方が上であった。

これは約20年前くらいの情報にはなるが、学費に関しては変って
おらず、変わった事と言えば、歯科医が激増したくらいである。

学費も安く、儲けは太いので、実際に一気に増え始めたのは30年
前ほどからだと思われる。
この時、本来ならば政府が、入学人数の調整や、国家試験を難しく
するなどして、人数増加に対する抑制をするのが普通であるが、
日本政府は何もしなかった。

経済は傾き出し、医者よりも簡単になれる歯科医は増え続けて
いたが、全く何もしないまま増え続けた。
少しだけ、調整したのは近年のことであって、もう手遅れ状態
であるのに対して、毎度の事ではあるが、大きな修正をすれば
国民に責められるため、少しだけ修正を入れたが、完全に手遅れ
な事に気づいていない程度しか動かなかった。

まず、仮に大きな修正を入れたとしても、既に入学している学生
は大勢いる大学には6年間通うので、単純に日本全国の歯学部を
対象とすればかなりの人数になる。

その後、10年間、研修医として無報酬で働かなければ開業は
できないので、この辺りの仕様は医者と同じである。

研修医の時は、裕福な家庭ならお金を送ってもらうが、
大抵の場合は、週末に歯科でバイト等をして10年間過ごす。
週末にバイトするだけで充分に食べれるだけのお金は
貰えていた。

医者の場合は特に、開業医にならなければ元は取れないと
言われていて、一部の有能な医者などは大きな病院の院長
等をするので、開業しなくても充分に元は取れるが、
多くの人の場合は開業医を目指す。

つまりは、修正を少し入れた程度の時点で、16年間は、
修正前の状態で増え続けるということになる。

アメリカがすぐに動いたのは、このような背景があるから
であると言える。

そしてほとんど何もしなかった日本では終に、歯科や医者の
世界では有り得ない事が普通になってしまった。

以前、東京に来た時にもよく相談を受けていたが、20年ほど
前の時点で、保険外の歯を勧められると相談を受けた。

私の一族には歯科も数名いて、非常に有名な歯科医もいたので、
話をしてみた。
「保険外の歯を勧めるような医者にはいかないで、断わって
他の歯科に行った方が良いよ」と誰もが言った。

保険外の歯など自分でも入れた事も無いし、芸能人とか
歯のモデル以外は入れなくても問題ないと言っていた。

父にも話したが、やはり同じ事を言っていた。
「保険外の歯を勧めるような医者は悪徳医だと言っていた」

実際、保険の歯で十分問題はない。
しかし、医者や歯科や心療内科等の医学の世界と、患者の
知識の差は大きなものであって、医者が言えばそうなのだと
思う日本人は多い。

なので、私は相談を受ける時は、
「地方にいる親戚の歯科医に相談してみます」と言えば、
二度と言って来なくなるから、そう言うように勧めている。

要するに、今、東京ではボッタクリ歯科医だらけであるのが
現実であり、これは潰れる前に出来るだけお金をむしり取ろう
としているだけなのである。

今も大学にいる歯科などは、仮に卒業しても働く場所も無いのが
現実である。バイトも無い。開業など絶対に無理。

医者の世界でも近い状態にある。
リスクの高い産婦人科、少子化問題に繋がる小児科になる医者は
激減している。主には高齢者を相手にする脳外科や、整形外科に
集中していると言っていた。

中高の後輩に親の後を継いで歯科医になったのがいるが、
父親が新しい病院を建てたため、死ぬまで働いても借金は
返せないし、それどころか明日さえ見えないくらいだと
言っていた。

これらもアインシュタインの言葉には当てはまらない
ものとなっている。

言葉なので他の意味も込めれば変える事もできるが、
しかし、現実的に考えれば、そう言う事になる。

日本の少子高齢化問題は陰では大変な事態になっている。
政府は国民に大丈夫だと言ってはいるが、そう見せかけて
いるだけで、陰では大金が動いている。

仮にお金で処理しきれなくなれば、日本は一瞬で
弾け飛ぶほどの爆弾を抱えている。

ガソリンの高騰、物資供給、物資価格上昇、これらの裏では
安定している事を見せて、パニックにならないようにお金を
つぎ込んで調整はしているだけであって、現実はもっと高騰
している。

日本人には想像できない人のほうが多いと思うが、
国が破綻する時は一瞬で破綻する。

国民のひとり一人の声が大切なのである。

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