見出し画像

毎場所荒れてる

令和六年大相撲夏場所。
初日から横綱大関陣に土がついた。
昭和以降初という。

二日目には横綱照ノ富士と大関貴景勝が休場、
三日目には実力者髙安が休場、
人気力士の休場が続いて残念だ。
復帰を待つのみ。
それでも四日目を見終わったら、物足りないということはなかった。


四日目は十両から見た。
今場所は妙義龍や遠藤、怪我から復帰してきた若隆景が十両で相撲を取っていて、十両の幕内みが深い。

「わかりみが深い」みたいに言ってみたけど、十両だけど幕内みたいな取り組み、ということだ。


東十両十一枚目志摩ノ海。
にっこり笑顔がトレードマークだった幕内経験者の志摩ノ海。
長いスランプだったのか元気がなかったが今場所十両で四連勝。
勝ち越してトンネル脱出の期待が高まる。
志摩ノ海の笑顔を待っている。

女性ファンも多い妙義龍。
妙さまと呼ばれている。
歩く姿からして粋。
所作すべて粋。
今日は幕内での取り組みだった。
剣翔と埼玉栄出身対決。
妙さまに初日が出たが、剣翔が心配だ。

荒れる夏場所、大関陣の三番は。

大栄翔と霧島
霧島はどうしちゃったんだ。
強メンタルらしいので、もう開き直って、角番脱出に繋がればいいのだが。
霧馬山時代を思い出してー!
ご贔屓大栄翔の白星はどんな時でも嬉しい。

琴櫻と豪ノ山
こちらも埼玉栄対決。
豪ノ山が大関を土俵際まで追い込んだが、琴櫻が徳俵に残って逆転の上手投げで大関勝利。
負けたが豪ノ山の相撲が好きだ。
スロー映像で見ると、豪ノ山は自分が倒れる瞬間に琴櫻の足が出るかどうかを見ているのがわかる。
そして倒れながらも手を大関の足にかけにいっている。
この勝ちへのこだわりにしびれる。
豪ノ山も全力応援だ。

結びの一番
豊昇龍と平戸海
平戸海には好感しかない。
不吉なことばかり言うので私はあんまり好きじゃないのだが、
解説者で名前に「し」がつく舞の人も
気持ちのいい相撲を取りますねと平戸海を褒めていた。
先日の勧進大相撲では、ライジングサンを歌っていた平戸海。
国技館がライブ会場のようになっていた。
取り組み前の厳しい顔も笑顔もどっちもいい。

自身初の結びの一番で、平戸海は大関豊昇龍に一歩及ばずだった。

この取り組み、
悪いけど途中から笑ってしまった。
立行司の庄之助さんが、土俵上で二度か三度転んでしまい、倒れたまま豊昇龍に軍配を上げていた。
お怪我がないことを祈る。
笑っておいてなんだけど。

土俵上を裁きながら、
「なんでそっちに(力士がいる方に)行くかなぁ。」
というポジショニングは式守伊之助時代からよく見られた。
大関時代の正代はよくじゃまされていたような気がする。
行司も命がけの時がある。
行司の容堂さんが土俵下ですぐさま控えていらしてさすがと思った。
豊昇龍は、白星二個だ。
平戸海と庄之助さんの分ってことで。


私のようなド素人でも楽しめる大相撲。
国技館で見る時は、変な手拍子と軍配が返ってからの声掛けは遠慮するのがルール。
静けさも大事。

毎場所毎場所荒れ放題で優勝の行方がどうなるかはまったくわからない。
本日五日目あと十日は楽しめます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?