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春の北磻磨

令和6年春場所。
序盤戦で横綱大関に土がついてしまいおおいに荒れている。
横綱照ノ富士の休場が発表された。
無理せず、休んでほしい。
相撲ファンは横綱の雄姿を待つだけだ。

今場所東十両十四枚目の北磻磨(きたはりま)
37歳の力士だ。

長く相撲を取っている大ベテランで、兵庫県出身。
私も兵庫県出身なので応援している。
大阪場所での声援がひときわ大きくて嬉しい。
去年の九月場所は三段目に下がったが全勝優勝して、今場所十両まで番付を上げてきた。
十両昇進は9回目という。
番付が下がってもあきらめないで白星を重ねる。
十両以上を関取と呼ぶが、
四日目の白星は関取として3年半ぶりの白星だった。
敗れても清々しい。
先日のインタビューでは、相撲が好きで、毎日相撲のことを考えている、
どうやって勝とうかなと考えるのは楽しいと言ってハハハと笑っていた。
なんて爽やかなんだ!
軽量ながら正面からぶつかって真っ向勝負。
誰よりも稽古するんだって。
かと言って近寄りがたいような気難しさはなくて、朗らかにインタビューに答えていた。

ますます好きになった。
北磻磨の今場所からの締込の色が春を感じる鶯色で、さらにいい。


北磻磨関は花のロクイチ組。
昭和61年生まれの力士はスター揃いだ。
幕内力士から北磻磨関へのコメントは熱いリスペクトを感じる。
北磻磨の美しい相撲が好きだ。
今場所は十両土俵入りがまぶしい。

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