外資系 多様性

 以前に所属した日系大企業においても多様性やD &Iの重要性を普及させようとしていたが、外資系は既に普及させずともその環境が整っている。特に日本ブランチにおいては、100人未満の日本人に対して本社は何万人規模という数では敵わない状況。つまり、日本にいながら、会社の門をくぐるとマイノリティ(少数派)の立ち位置になる。
マイノリティになるとわかるけど、日系企業では、常識的にこう対応すべきだと思うことを同僚にも共有すると共感を得られることが多いが、外資系だとそうはいかない。
日本人の常識はグローバルでは、まったく共感を得られないことが多い。
この経験は本当に自分の行動を内省する場面が増え、気付きが多い。今まで言語化せずにあうんの雰囲気でやってもらったことをそのメリットを相手に説得、納得してもらわないといけない。そのやり取りで、いくら説明しても相手からは、過剰な要望に思われ、納得してくれない。そのため、納得してくれるところまで歩み寄り、ようやく今までの当たり前が当たり前ではないことに気がつく。
これの繰り返し。

ここからは推測だか、障害者や社会的な弱者に属するマイノリティの人は、おそらく同じような気持ちで毎日過ごしているのだろう。
そう、自分がマイノリティになる当事者になってみないと、本気で自分事化しないし、外資系勤務で日本にいながら、その感覚を味わえるのは本当に貴重だと感じました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?