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コンサドーレ・ボランティアスタッフ(CVS)5月6日

前回の様子はこちら。
https://note.com/f_yoshihiro/n/n0ab8f40c9960
なお、今回から件名に回数ではなく日付を入れました。というのも、コンサドーレ・ボランティアスタッフ(CVS)参加回数は自分以外に関係がないことと、このnoteの表示が関連順重視であることから、皆さんには日付で鮮度を判断してもらおうという意図からです。

さてそれで、前回と今回のCVS担務の間に、一サポーターとして試合観戦を2回しました。費用対効果といいますか、値段の割に見やすい場所ということでカテゴリー3を選び、席に座って『コンサエール』を飲んだら

(2023年6月撮影)

“こんなにラクしていいのかな・・・”
と、一瞬でもそう思ってしまいました。どうやら、自分の頭の中はCVS基準になっていて、試合開始前は座席案内で動き回ることが当然のことになっていたようで、我ながら苦笑い。そのあと、自分で自分に
“今日はラクしていいんだよ・・・”
と言い聞かせて、目の前の試合を楽しみました。ただ、結果はご承知のとおり、

先制して追いつかれる展開には「・・・・・」でしたが。

そして5月6日は、再びCVS担務です。CVSはラクではないけれど、皆と一緒にやり遂げる感じがあって、試合観戦とは別の楽しみがあります。
当日朝から気になったのは天気です。数日前から雨が降る予報が出ており、外れてほしいというか「はずれ」から「は」を取って「ずれ」てほしいと願っていましたが

朝から雨の予報。
いくら屋内の札幌ドームといえども、天候は観客数やイベント内容にも影響を与えます。ましてや、試合前は屋外でイベントがあり、そこもCVSが担当します。事前にまちのミライのCVS担当者から参加者の担当場所は知らされており、自分は屋外担当ではなかったとはいえ、屋外担当に当たった人は可哀想だと思いました。

10時少し前にCVS控室に入り、受付を済ませてビブス・ID・無線機を受け取り、10時からの全体朝礼ではCVS担当者から
「イベントは雨の状況による変更があります」
と周知がありました。しゃぼん玉の中止、縁日の開催場所変更、車両展示場所をドームの軒下へ移動、キングオージャーショーはグータッチへ変更、など。屋外担当のCVSが雨に濡れることはなかったので、ひと安心です。クラブ担当者は変更作業で大わらわだったでしょうけど。

全体朝礼後に、バケツを持って担当場所へ移動です。今回の担当場所はカテゴリー2のホーム側で、近くにクラブコンサドーレのブースもあることから、多くの人が集まる場所です。
11時に開場。最初は毎試合やってくるサポーターが入場するので、何かトラブルが起こらないか目配せをすることが中心です。すると、屋外テラスに並ぶキッチンカーへ一目散に向かう人の多いこと、多いこと。時間が経てば行列ができて、買うまでに何十分と待つこともあるから(去年まで経験あり)先に買おうとする気持ちは理解できて、心の中で“うん、うん”と大きく頷いていました。あと、今回に限れば11時の時点で雨は降っておらず、雨が降る前に済ませておくという部分もありそうでした。
11時30分を過ぎると一般入場も始まるので、小学生以下のお子さんと一緒の家族連れも多数見かけました。この試合はお子さんが無料招待のうえ、親御さんも2割引になるので、それをうまく利用して普段は試合をなかなか観戦できない人が来たのでしょう。子供がはしゃぐ様子を見ると、賑やかになってどこか和みます。和みつつも、不測の事態に備えて、自分は周囲の目配せをしていました。

そうこうするうちに休憩時間です(詳細な時間は記載しません)。控室に戻り、クラブで用意した弁当を1個手に取って、席に座って食べます。このとき、自分はコーヒーを飲むことにしています。
自宅でお湯を沸かして魔法瓶に詰め、控室で市販のカップコーヒーにインスタントの豆を入れてお湯を注ぐのです。こうすることで、ドーム内でもホットコーヒーを飲むことができます。帰宅したらお湯だけ捨てればいいので、後片付けもラクです。

この方法は、もともとは厚別競技場で春や秋の肌寒い時期での試合観戦をしのぐために考え出しましたが、今はCVS担務中の休憩時間にこれをやるとホッとする気持ちになるので、ドームでも続けています。ただ、魔法瓶にお湯を詰めてリュックに入れると「ズシン」と重さを感じるのが、ややツライところです。

休憩時間を終えて担当場所に戻ると、試合開始時刻が近づいたことで入場者も増え、通路で立ち止まる人も目立ち始めました。すぐに動き出す人はともかく、スマホの画面を見て、あるいはコンビニ発券の横長のチケットを見て、立ち止まったら「お座席、わかりますか?」と声がけをして、座席を案内します。なお、クラブからは全体朝礼で「声がけした回数を知らせてください」と言われていたので、頭の中でカウントしたら最終的に61回でした。それは多いのか・・・少ないのか・・・、どうなんでしょう・・・。
そんな中、観戦に訪れた女性からこんな相談を持ち掛けられました。

「座席を変えたいです。ピッチに近い下の座席を選んだのですが、少し上の、2階コンコースに近い空いている席に座って良いでしょうか」

是か非かの判断は、CVSではできません。また、事情はどうあれ、決められた席に座るというのが大原則です。
一方で、座席変更は条件つきで可能な場合があります。ただし、その判断はクラブが行うことになっています。なので、自分は総合案内所で相談するように案内しました。

「ここ(カテゴリー2ホーム側)の真下の北1ゲートに総合案内所があります。座席変更ができるかどうかも含めて、ご相談をお願いします」

女性と一緒に階段を下りて、つきあたりにある総合案内所を指さし、向かってもらいました。
ちなみに、CVSが忘れ物・落とし物を見つけた場合も総合案内所へ持っていきます。もし、応援グッズを忘れたりしたら総合案内所に確認してみてください。CVSが届けている可能性があります。

試合開始時刻が近づいたら、ペアを組むCVS参加者から
「車いす席のお客様って、試合開始が近づいたら来るのかな?」
と訊かれました。でも、訊かれた自分も定かではありません。
「さあ・・・、試合開始が近づいたら来ることが多いような気はしますが、なんとも・・・」
と、あいまいな回答しかできませんでした。車いす席に空席があるので、気になったのかもしれません。

試合が始まると全員が休憩に入ります。控室に戻る途中で馬場選手がシュートを決めたので、歩きながら拍手。けれど、控室でDAZNで試合を見ていたら、天井から「ただ今の得点はFC東京・・・」と放送が流れ、そこから1分程度遅れて画面の中でもシュートを入れられ、自分はため息が漏れたのでした。
試合時間で前半40分くらいに担当場所に戻り、ごみ袋の口を2枚程度開いておいて、ハーフタイム時に備えました。ごみ袋が『ライスレジン』というもので口を開けずらいため、あらかじめ開けておくことにしたためです。とはいえ、無駄に開けても無意味なので、控えめに2枚程度にしました。

そして前半終了の少し前から人の動きがあるため、どんなプレーが行われているのか見ることなく、ごみを捨てに来た人へ分別の声がけをしました。お母さんが小学校低学年と思われる娘さんに分別の方法を教えていたのは、微笑ましくてほっこりとしました。ま、大半は分別のイラストを見て「・・・ええっと・・・」と戸惑っている様子があったので、自分は「汚れているなら一般ごみへ入れていいですよ」と案内することもしばしばでした。
ところが、そんなふうにごみ箱に人だかりができた時間は、前半終了の笛→ドールズの演舞→CMが終わったあたり、まで。普段なら観客数が多い・少ないに関係なく、後半が始まるあたりまでごみ箱付近には人が途切れることがないのに、今回はいつもの半分の時間程度で人だかりがなくなりました。自分は“あれれ?もう人が途切れたの??”と、不思議に思ってしまいました。屋外テラスのキッチンカーで食べ物を買って、そのまま屋外で食べたからかもしれませんが、推測であって真相は分かりません。

後半も開始してから全員が休憩に入ります。自分は控室でDAZNでの観戦ですが、スタンドで試合観戦を選ぶCVS参加者もいます。募集要項にも観戦しての休憩ができることを記載しています。

https://machinomirai.co.jp/news/109/
それゆえ、控室内には数人がいるのみですが、CVSに長年参加している人同士で昔話に花を咲かせる声も聞こえて、休憩時間の過ごし方は人それぞれです。そんな穏やかな空気も、逆転されたら沈んだ雰囲気に変わってしまいました。
沈んだ空気のまま、後半35分を過ぎたら「時間だ」と三々五々に控室を出て、自分はトイレを済ませて担当場所に戻りました。ディスポの手袋をはいて(北海道弁)試合終了後のごみ集めに備えました。

試合展開がこうだと、あきらめて早めに出る人もそれなりにいます。自分は飲料のプラカップを手に持つ人が多いことから「飲み残しを先に捨ててください」と何度も呼びかけて、分別に協力をお願いしました。そうしないと、飲み残しが漏れ出て汚れる恐れもあるからです。
結果、1-2で試合終了。自分は“ブーイングする価値もない”と内心思いながら、顔には出さずに「飲み残しを先に捨ててください」の呼びかけを継続し、戸惑いながらもごみを捨てた人には「ありがとうございます」とも声をかけました。
そして、ハーフタイムのときと同じように、ごみ箱に人だかりができていた時間は10分程度と短く感じました。自分は“あれれ?もう人が途切れたの??”と、また不思議に思っていたら、ドーム内での退出状況はどこも同じだったようで、アウェイ側担当のCVS参加者から「応援が必要な場所があれば教えてください。なければ撤収します」と無線が入ってきました。自分が担当するホーム側もまばらな状況になっていたので、全員が一斉に撤収することになりました。

控室では、CVS担当者の終礼も沈んだ雰囲気になっていました。試合結果とCVS運営に直接の関係はないといっても、やっぱり伝播します。気持ちを切り替えていくしかないということのほか、CVS追加募集の話があって解散となりました。
次のホームゲームは平日ナイトゲームです。平日ナイトゲームに都合をつけられる人は多くないので、自分はシフト勤務なのを逆に利用して休みを取って参加します。
それでは、次回もドーム内のどこかにいます。

(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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