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コーヒーマシンにテプラを貼るのは無意味

はじめに たまに上に貼ったような画像がSNSでバズり「デザインの敗北www」的なコメントを寄せられている様を見る。 私は今アーティスト兼フリーランスのデザイナーとして活動しており、収入の不足を埋めるために週一回程度のアルバイトに出勤もするフリーターでもある。 上記の側面の中から、このノートはデザイナーという立場から「デザインをナメるな」と憤る趣旨ではなく、接客業アルバイターとして「ジジイをナメんなよ」というノートだ。 ジジイは9割文盲 コーヒーマシンを扱えず案内が必要

    • 結構ネタバレ嫌なタイプなんだよね

      ネタバレ嫌 マジでな なんで嫌かって考えたら端的に言ってバカのプレゼンだから 映画とか漫画って作者が仕上げたものじゃん。例えたらプレゼン資料なわけ。 作者がパワポでスライドの枚数を決めてここで小話入れるとか誰々さんが居たらこの話を重点的に〜とか管理者メモに書き込んであるプレゼン資料の完全版。 で、そのプレゼン資料は初回は作者からプレゼンされたい派ってだけなんだよね。 何かの手違いで新人のバカが作者が完璧に仕上げた資料の効力を1割も引き出せず相手先で初回のプレゼンしち

      • 賢者タイムに詠んだ賢い俳句

        五年前、まだ短歌と出会っていない頃。私は川柳にもなっていない散文を賢者俳句と称し、自慰ののちに書き溜めていました。その頃のメモ帳を発掘したのでnoteに投稿します。 以下の一行一行、全ての前に自慰行為があったことがおぞましく、また、生活の何もかもを制作に繋げ、その制作物で自分を照らさなければ自分のかたちを確かめられない自分自身が哀れに感じました。 以下賢者俳句です。 卓上に箸を落として皿が鳴る 獅子舞の中身をゼリーで作った日 薬学が破れた障子から見えた 青栗の渋皮

        • 映画館でカップルに席を譲らない場合

          映画館でカップルに席を譲る譲らない問題。 基本譲るだろうけど「こうだったら譲らない場合もあるかもな」を考えていく。 ifストーリー「椎名の席」 私はその時高校生で、椎名サキという初めての彼女に浮かれていた。入りからキモすぎるけど大丈夫? 口下手な私は会話の必要がない映画館デートに逃げることが多かったが、その度サキは「私はC-7が指定席!」「どうして?」「私の苗字の椎名と掛けてるの」と私を笑わせてくれた。 …… ………… 今文章を考えながら、この椎名とかいう女が事故か

        コーヒーマシンにテプラを貼るのは無意味

          俺はよ、この土地でずっとラーメン作ってきたんだよ

          他にはよ、何も出来なくてよ、ガキの時分、繊維工場の日雇いの帰りに毎日咳き込みながら屋台のラーメン屋ジロジロ見てよ、見様見真似でよ、最初は始めたわけ。そりゃ最初は全然だよ、犬も食わねえッてヤツ。俺もたまげたね、こんなに上手くいかねえのかって。 場所もよ、今でこそよ、なんだスマホってのか、アレでよ、店の宣伝するだろうが、俺の頃は足で客呼ぶしかなくてよ。行きたくもねえ、気に食わねえジジイの店にも顔出して頭下げて店知ってもらってよ、どのジジイって、ホラ、あのジジイだよ、今も角のとこ

          俺はよ、この土地でずっとラーメン作ってきたんだよ

          私が橋本環奈と無人島で暮らした話

          最初に、無人島に橋本環奈が一人で居た。 その無人島は現実の無人島なのか、夢の中で見ている無人島なのか、VRのような仮想空間の無人島なのかわからないが、とにかく形があるのかないのか判別し難い微睡みの中にいるような無人島だった。 無人島にいる橋本環奈は、頭がまいっていたわけでも無いのに、なんとなしにこの無人島が今の自分の世界そのものだと信じ始めていた。誰からの干渉もなく、自分で自分の顔を見ることもない無人島での日々の中で、自と他の境界線や概念そのものを失い始めていた。 橋本環奈

          私が橋本環奈と無人島で暮らした話