としみ

看護師 第一子を急性リンパ性白血病で6歳8ヶ月で看取り、グリーフケア・サポートの大切さ…

としみ

看護師 第一子を急性リンパ性白血病で6歳8ヶ月で看取り、グリーフケア・サポートの大切さを感じていました。 グリーフケアを学び、10年以上やってきたピアカウンセリングの経験を活かし 「大切なお子さんとお別れをした親の会」を立ち上げ、仲間と共に「分かち合いの会」の活動開始。

マガジン

  • 子どもを亡くした親の会 こもれび

    全ての親が希望を持って、幸せな人生を送れますように

  • 学校に行かない子どもの親

    子どもを亡くした親と学校に行かない子どもの日常

  • 子どもが急性リンパ性白血病になってからのこと

    5年の闘病生活を綴っていきます

  • 学校に行かない息子の留学

    16歳単独イギリス渡航の準備を詳しく紹介

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無限の未来

朝6時に起きて、お弁当を作っていたら 面白い言葉が私の頭に浮かんできました 人生の答えは1つではない 当たり前なんだけど、私には必要な言葉でした 不登校だった息子は21歳と17歳になりました 二人の状況は過去のブログにも書かせていただきましたが 結果だけを見れば幸せに自分の人生を生きている・・・・・ だけど、その途中にあるものは簡単とは言えないこともありました 現在、17歳の息子は3部制の定時制高校に通っています 高校に入る時も一度は不合格 ではあったけれど、次の日に

    • 家族で支え合うことの難しさ

      大切な人を亡くしたときに、そばにいてくれる家族の存在は大きいです でも、私の場合は家族と支え合うことが難しかった 支え合うようになるまでに、相当の時間がかかりました 先日、息子がオーストラリアからVISAの手続のため 一時帰国していました そして、2ヶ月半滞在し、再びオーストラリアに戻っていきました オーストラリアに戻る数日前、私の両親を誘って 食事会をしました 母は孫と会えなくなるのが寂しく 「行ってしまうのかい」と涙を浮かべていましたし 心配ばかりしていました 私は

      • 誰もが傷を抱えて生きている

        受精した瞬間から、細胞分裂が始まり 神経や眼球など、すごい勢いで形成されていく その様子を見た人はいるのではないでしょうか 私は看護師であり、母親であり 妊娠経験があるので、幾度となく 目にする機会がありました その度に感じることは 生命の神秘はもちろんのこと 受精する瞬間すらも、細胞そのものが 意志を持っているということです 細胞一つひとつに刻み込まれた記憶 であるかも知れません そんな、素晴らしい能力を持ち備えた 私たちですが 生まれた時には、未熟な生き物として

        • 愛されないのは自分のせい??

          両親は暴力的な喧嘩が絶えませんでした お互いを罵り 憎しみあっていました 私は恐怖に満ちた幼少期を送っていました と、同時に暴力の矛先が私に向かないように 父と母には個別に愛されるよう、気に入られるよう 全力でいい子に振る舞い 怒りが起こらないように最新の注意を払って生きてきました しかし、努力は報われない状況になったのでした 母は他の男性を好きになり、父が出張の時には帰ってこなくなりました また、時折私の顔を見るなり 「お父さんに似てきたね」そんなことを言い始めました

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        • 子どもを亡くした親の会 こもれび
          33本
        • 学校に行かない子どもの親
          20本
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        記事

          人は勝手に傷つくことがある

          どんなに気をつけても 傷つけるつもりはなくても 人は勝手に傷つくことがある 「どうして、そうしたの?」 優しく相手に尋ねてみたけれど 相手は、少し表情が強張り 後退りをして 答えてくれなかった、そして 「あなたの言う通りです。わかりました。」そう言った。 「あなたの、考えを教えてほしいだけだよ」と思ったけど それ以上は言うのをやめました。 そんなことが何度かあって 自分を振り返っても、何が悪かったのか 全く検討がつかなかった 私には苦手な人がいて よく、その人が怖

          人は勝手に傷つくことがある

          分かち合いの会のお知らせ

          分かち合いのかいは全国から参加できるよう zoomで行われています 告知が遅くなりましたが 本日の参加申し込み間に合います さらに、28日日曜日の参加申し込みも受け付けております。 遠方の方でも、ご自宅から参加できます。 参加のタイミングはご自身で判断してください。 早い方がいいなどということはありません 大切な方とお別れをした後はご自身のお気持ちを 最優先にされることをお勧めいたします。

          分かち合いの会のお知らせ

          自分を曝け出す

          前回のブログで、兼ねてから悶々と考えていた グリーフカードをつくって載せることができました つくったきっかけは 明確に頭にデザインが浮かんだことから そのままを形にすればいい・・・と思ったのでした 当初は印刷会社に片っ端から連絡し 個人で引き受けてくれるサイトにも連絡し まぁ、デザインを形にしてくれる場所を探していた訳です その答えは、NO ! 個人的につくって渡すには破格な値段でした デザインを変えてみようと 一時は考えてみましたが、イメージから離れるたびに やる気が

          自分を曝け出す

          グリーフカード

          いつかグリーフカードをつくりたいと思っていました 先日、イメージがはっきりしたので 形にしてみようと作ってみました。 子どもとお別れをしたあと、全てがモノクロになりました 20年経った今は、景色に色がつき始めまていますが 日によって変わります だから、このカードを手に取る方々の負担にならないよう 装飾も白色にしました カードの装飾のバラと蝶々は娘が好きなものです また一つ、願いが叶いました^ ^

          グリーフカード

          来週は分かち合いの会があります

          おはようございます 来週は、メンバー6名で運営されている 分かち合いの会が行われます 代表のブログに申し込みフォームがありますので ご関心がある方は、そちらから申し込みをお願いします。 参加したいけれど、ちょっと勇気が・・・・ という方は、↑のブログを訪問してみるだけでも ホッとした気持ちになれるのではないかと思います。 では、当日ZOOMでお会いできますことを 心からお待ちしております

          来週は分かち合いの会があります

          レンズ豆スープ

          ここ数日、忙しさと比例して疲労感が蓄積していました 軽いめまいもあって、身体が何かを伝えているんだなと感じていました こんな時は、自分の体をスキャンしてみます 頭から順番に・・・ 所々に不具合と不快感があります 朝ご飯はお腹が空いてなくて 紅茶だけにしました 身支度をしてから また、ベットに戻って横になりました すると・・・ 突然に「レンズ豆スープ」が頭に浮かんできたので 早速作ってみることにしました 使いかけのレンズ豆を キッチンの引き出しの奥の方から 引っ張り出

          レンズ豆スープ

          つながりのある人たちの紹介

          1〜2歳のダウン症の子を持つ母親12人で活動している有志団体です。 「こや議会」 https://koyagikai-1.jimdosite.com/ グリーフケア(大切な人を亡くした人への関わり)の活動として月に2回当事者の集まりを開催 メンバーも全員大切な人を亡くした当事者で、全国から集まっています。 「分かち合いの会 こもれび」 LGBTQの当事者とその保護者の集まり、勉強会、講演活動している 札幌の団体です 「レインボーファミリー札幌」 入院されているお子さん

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          新たな出逢いはすぐそばに

          出会って数ヶ月も経っていたのに 全く知らなかった 不思議だなって思う。 私が活動しているNPOのアンケートに協力をお願いしたことが 発端になり、一緒に働いていた同僚も任意団体を立ち上げて活動していたことを 知ることとなった。 お互いが似たような活動をしていたことにびっくり!! きっと、社会は変えられるそう思った。 いや、変わらなくたって私は活動していくし 彼女も同じだと思う。 何故そう思うかって? それは、我が子に基づく活動だから 諦めるわけにはいかないのです。 社会

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          唯一無二の人生を生きる

          去年の10月、小児がん学会の家族会で登壇させていただいた時に みなさんから「わかる、わかる!そう思って首が痛くなるくらい縦に振ってました」と言ってもらいました。 私自身も子どもを亡くした親御さんのお話を聞いているときに 心中は「わかるわぁ〜、おんなじだわ」の連続です。 でも、本当に同じなんだろうか? 似たような経験はしているけれど、正確には同じではないと思います。 共感力は大切だけど、それぞれの経験は一つも同じことがない ということも、大切だと思いました。 それに初め

          唯一無二の人生を生きる

          今日も今日とて

          今日は昨日した準備したバタークッキーを焼くところから始まりました このクッキー、直径12センチなんです そう、ただの美味しいクッキーではなく 大きなバタークッキーを焼いて食べたかった!! ご覧の通り、カットする時点で割れてしまいましたが 焼いたら繋がりました ^^ 写真撮る前に食べてしまって、原型ではありませんが 大きなバタークッキーに満足しました やりたいことですら やらなくてはならないこともある そんな時に、心のSOSに耳を傾けて 自分の人生を生きたいものです 今

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          水餃子とバタークッキー

          水餃子とバタークッキーって何だと思いますか? どちらも混ぜてから冷蔵庫で寝かせる必要があります。 だから、私は普段は作りません。 作ろうとも思わないのです。 冷凍餃子が手軽に買えるし、クッキーは買った方が安くて美味しい とすら思ってしまう。 なのに、あえて手作りをしたのです。 決して暇な日常でもなかったはず 7:00起床     パジャマのままでミーティングの資料を作成 8:00紅茶を飲んで     ブログ原稿(親の時間という活動で3ヶ月に一度ブログを担当)作成 8:45

          水餃子とバタークッキー

          分かち合いの会開催

          昨日は分かち合いの会が開催されました。 ファシリテーターはほらちゃんこと、代表の洞田さん。 当事者であり会のメンバーであるゆみこさんと私。 そして、初参加のAさんの4人でした。 メンバーが全国に散らばっている為 ZOOMでの開催です。 ファシリテーターのほらちゃんの温かいお人柄が 会全体を包み込み、優しい時間が流れました。 私自身当事者なので お話をさせてもらいましたが いつも思うのは 参加者の雰囲気、人数などを敏感に察知して 話す内容が変わり 今回も話したことがない内

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