【ひとつなぎの大秘宝の正体】誰も辿り着けなかった答えを完全解明〜眠れる全伏線の覚醒〜
※1041話までを読み2022.03.02に作成
私は〝ひとつなぎの大秘宝〟の正体について、たった一つの答えに辿り着きました。
それはこれまで数多くの考察サイトで紹介されてきた、以下の様なものではありません。
もっとシンプルで身近なのに、よくよく考えるとそれは私達の世界にとっても究極の宝だと言えるモノであり、常に読者の想像を超えて斜め上から伏線回収をしてきた尾田栄一郎さんらしい答えでもあります。
そんな答えには普通に考察するだけでは辿り着けませんでした。
私が辿り着けた理由は、この記事を書いている2022年の1月にひとつなぎの大秘宝を実際にこの目で見る機会に恵まれたからです。
こんなことを言うと「嘘ばっかり」「釣りかよ」と思われるかもしれませんが、紛れもない事実です。私はひとつなぎの大秘宝を見ましたし、皆さんも見に行くことが出来るものなのです。
そこまで言うなら先に結論を言うべきなのは百も承知ですが、いきなりその答えを言っても本質的な意味に気付いてもらえずただの笑い話で片付けられてしまう可能性があります。
ですので、まずはひとつなぎの大秘宝を解き明かす道標となる以下四つの項目を順序立てて説明させて下さい。
それでは、ひとつなぎの大秘宝について現在分かっていることから整理していきましょう。
ーroad.01:ひとつなぎの大秘宝とは-
①世界がひっくり返るモノ
こちらは576話で四皇白ひげが死に際に放った言葉です。
海賊王ロジャーからその正体を聞いていると思われる白ひげは、ひとつなぎの大秘宝は実在し、誰かが見つけた時「世界はひっくり返る」と言いました。
②涙が出る程笑えるモノ
こちらは967話でロジャー海賊団が最後の島ラフテルに上陸し、実際にひとつなぎの大秘宝を目にした時のリアクションです。
ロジャー同様、クルーは皆「涙が出る程笑った」と言います。
③形あるご褒美
ちびまる子ちゃんの作者さくらももこさんの30周年を記念して発売された本の対談で、尾田さんは次のように語っています。
また、ホンマでっかTVに出演した際は、次のように語っています。
以上のことから「形あるご褒美」だと分かります。
④莫大な"宝"
ONE PIECEでは、「財宝」と「宝」はハッキリと区別して描かれています。
「財宝」というと金銀財宝、貴金属等のこと。「宝」は人の価値観で変わり、ルフィは麦わら帽子を宝だと言います。
では、ロジャーの冒険を振り返ってみましょう。
ラフテル到達前の966話(右)で「莫大な財宝」とロジャーは言っていましたが、到達後の967話(左)、つまり実際にひとつなぎの大秘宝を目にした後は「莫大な"宝"」と変わっているのです。
さらに付け加えると、
それは、800年前に生きた「ジョイボーイが残したモノ」です。
つまり、噂通り"莫大"ではあったがそれは金銀財宝ではなく、「ジョイボーイにとっての莫大な宝」だったことが分かります。
以上、ひとつなぎの大秘宝は、
①世界がひっくり返るモノ
②涙が出る程笑えるモノ
③形あるご褒美
④莫大な"宝"
これら四つに当てはまるモノでなければなりません。
それでは、次項からはひとつなぎの大秘宝の正体へと繋がる伏線を紹介していきます。
まずは、前提として今までの傾向からまとめた伏線の法則をご覧下さい。
これらの法則を基に考察をしていきます。それぞれの意味は、この先を読み進めれば分かっていただけるはずです。
尚、road.02では「ニカがしたこと」、road.03では「ジョイボーイがしたこと」をそれぞれのヒントとなる二つの"短期集中表紙連載"から読み解いていきますが、二人がしたことの「大まかな流れ」が掴めれば答えには辿り着くことができますので、途中疑問に思うことがあるかも知れませんが、深く考えずにザッと読み進めていただければと思います。
ーroad.02:巨大な王国の成り立ちー
ひとつなぎの大秘宝の正体を知るにはONE PIECEの世界の歴史を知らなければなりません。そこでまずは時系列を年表でまとめました。
全て確定事項ですが、海円暦1年の「太陽の神ニカ、巨大な王国誕生」だけは私の推測です。road.02ではその時代の出来事について述べていきます。
①太陽の神ニカのヒントキャラは「ゲダツ」
◾️太陽の神ニカとは
1018話で初めてその名が明かされた「太陽の神ニカ」は、太古の昔に奴隷達が信じた言わば救いの神のような存在です。
世界政府は、その名を口にしただけでその者を消すほどニカの存在を危険視していることから、ニカとはただの妄想ではなく、実在した人物が神格化されたものである可能性が高いと思われます。
その可能性を確信に近いものに変えてくれるのが、ニカの謎を解き明かすヒントキャラとなっている「ゲダツ」です。
ゲダツは、ニカが太古の昔に月から降りて来たことを示唆してくれています。
◾️ゲダツとは
上で伏線の法則に挙げた「三枚目キャラ」にピッタリのゲダツ。読者を笑わせてくれます。
その名前は、仏教用語の「解脱」からきていると思われますが、解脱とは「あらゆる苦悩からの解放」を意味しています。
そして、腰に「日の丸」に見えるデザインがありますが、日の丸とはもちろん「太陽」のことです。
・人を笑わせる
・苦悩からの解放
・太陽
ゲダツとニカには以上の様な共通点があり、上で述べた伏線の法則から私は、ゲダツはニカの謎を解くヒントキャラだと考えています。
ゲダツは、空島でチョッパーと戦った結果、うっかり青海(ルフィ達のいる海)へ落ちてしまいますが、その後の様子が表紙連載にて描かれました。
そこに描かれたゲダツの行動からは、太古の昔にニカが起こした行動を読み解くことができるのです。
②ニカが月から降りてきたヒントと海円暦の始まり
これらは、右から33巻の「165ページ〜167ページ」と繋がったページです。この繋がりに意味があります。
◾️P165→ニカの燃え盛るような頭に酷似したドクロがルフィの体に描かれる
◾️P166→SBSで「神(精霊)」についての話題に触れる
◾️P167→ゲダツの表紙連載Vol.1「空から天使が舞い降りる」
この流れでニカとリンクするゲダツの表紙連載が始まるという連なりが偶然でなければ、尾田さんが仕掛けたニカのヒントだと考えていいでしょう。
ゲダツは月の民の末裔だと考えられますので、そのゲダツが空から舞い降りた描写は、太古にニカが月から舞い降りて来た伏線ではないかということです。
ONE PIECEの世界で太古に月から人が降りて来たことは、こちらのエネルの表紙連載の「月の壁画」で分かっています。
ならば「太古」という言葉で繋がり、月の民と酷似した見た目をしたニカは、この時に青色の星へと降りて来たのではないかと考えることができます。
ではその「太古の昔」というのは、どれほど昔なのでしょうか?
それは、ゲダツの表紙連載スタートの「話数」に隠されていると見ています。「第314話」は、次のように連想することができます。
このことから私は、ニカが月から降りて来た辺りの時代に重大な出来事があり、「海円暦1年」が始まったのではないかと考えています。
その出来事と関連しているのが恐らく「巨大な王国の誕生」であり、それはこの後のゲダツの表紙連載を見ていけば読み解くことが出来ます。
③巨大王国の成り立ち
◾️巨大な王国とは
巨大な王国は、395話でクローバー博士の口から語られたかつて実在した王国です。この国の成り立ちを知ることは、ひとつなぎの大秘宝の正体を知る上で最も重要な項目となります。
なぜなら、ひとつなぎの大秘宝はジョイボーイが残した宝で、ジョイボーイは巨大な王国側の人だからです。
それでは、ゲダツの表紙連載と照らし合わせながらニカの行動と巨大な王国の成り立ちを見ていきましょう。(重要なカットだけピックアップしています)
1.ニカと五老星(五王)が出会う
まず、「穴掘り"ゴロー"」というネーミングは、「五老」→「五老星」を想起することができます。となると、ゲダツとゴローの出会いは、「ニカと五老星の出会い」を表していると考えられます。
今回は、詳細な説明を割愛しますが、私は別の記事にて世界政府最高権力である「五老星」の正体を次のように考察しています。
トラファルガー・ローの食べたオペオペの実があれば「不老手術」によって不老になれることが分かっていますので、現在の五老星が不老でニカと同じ時代から生きている可能性もありますし、五老星の祖先がニカと出会った可能性もあります。(どちらであるかは今回はさして重要ではありません。)
2.苦悩する五老星に協力し、青色の星を開拓
ゴローが島を苦労して開拓する描写は、海円暦1年以前の"青色の星"に何らかの地形的な問題があり、他の島との国交が上手くいかずに苦悩していた五老星を表していると考えられます。
これは、ゲダツの表紙連載が描かれていた最中の本編「ウォーターセブン(以下W7)」がヒントです。
以下のようにリンクしています。
W7の別名は「水の都」ですが、海のない月から見れば青色の星は「水の都」そのものです。
フランキーの過去編でW7は、浸水被害によって他の島との交易が断たれ、島は廃れ、人の心も荒んでいましたが、トムさんが海列車を開通させたことで交易が復活し、島の復興へと繋がりました。(トムさんの腕のタトゥーは「太陽」に見えなくもないです)
このW7の話とリンクして、太古の昔の"青色の星"も国交を阻む何らかの地形的な障害があったが、それを解決したのがニカ、破壊する為に製造されたのが「古代兵器プルトン」ではないかと考えています。
3.プルトンを製造、地形的障害の破壊
プルトンとは、ギリシャ神話の神「プルートーン」から名付けられていると考えられますが、プルートーンとは「地下の神」です。
そして、モグラも日本神話では「地下の神」(オコロ)として登場します。
つまり、プルトンと「地下の神」としてリンクするモグラに乗り込み掘削を成功させた描写は、島一つを跡形もなく消すという「プルトンの製造」とそれによる「地形的障害の破壊」を表していると考えられます。
私は、別の記事にてプルトンは「月の超古代文明の技術+W7の造船技術」によって生み出された船だと予想していますが、それはニカが生きた時代に、ニカ及び月の人達によって生み出されたものだということです。
ちなみにモグラのヘルメットにも「太陽」が描かれています。
4.巨人族を味方につける
森番長は、恐らく「巨人族」を表しています。
まず、本編で唯一マンドリルが登場したのがクライガナ島です。(512話でゾロがバーソロミュー・くまによって飛ばされた島)
左が「ヒューマンドリル」と呼ばれる猿で、この地には謎の「巨大な墓標」がありました。この墓が巨人族のものならば、マンドリルと巨人族を繋げる僅かなヒントだと私は考えています。
そして、森番長は「木造大工」ですが、
ビッグマムの過去編ではエルバフの巨人族にも「木造大工」の一面があることが分かっています。
更に、巨人族はニカとの繋がりがあることが匂わされています。エルバフでは「太陽の神」と「戦いの神」への信仰があることも分かっていますが、
「太陽の神ニカ」が「伝説の戦士」であることから、太古の昔にどこかの海で暴れていた巨人族達をニカが圧倒的な力で制し、その強さに惚れた巨人族の間で伝説となったことから二つの信仰は生まれたのではないかと私は考えています。
また、作中初めて巨人族の存在が明かされたリトルガーデンは「太古の島」でありニカと太古でリンクし、そこにいたブロギーは初登場時に「ニカッ」と笑っていました。
以上のように木造大工のリンクや、巨人族とニカに繋がりが見られることから、森番長は巨人族を表し、ニカは青色の星の開拓の為に巨人族を味方につけたと考えています。
5.アラバスタと国交を繋ぐ
この描写は、実際にニカが生きた時代のアラバスタとニカが創った国の国交が繋がったことを表していると考えられます。
アラバスタは、少なくとも4000年の歴史を持つことが分かっており、今のところONE PIECEの世界で最も古い大国なので、何か理由があってニカと五老星は国交を結びたかったのでしょう。
その名残なのか、アラバスタの船には「太陽」のマークが掲げられています。
6.巨大な王国の誕生
この温泉島の誕生は、巨大な王国の誕生を表していると考えられます。恐らくこの国には「自由と平等」の思想があり、世界を支配する世界政府はこの真逆の思想の復活を最も危惧しているのではないでしょうか。
以上がゲダツの表紙連載に隠されていた「巨大な王国の成り立ち」です。
青色の星の島々の国交がまるで「円」のように繋がったこと、あるいはロングリングロングランドのように島々が何年かに一度物理的に「円」となって繋がれるようになったことを境に「海円暦1年」が始まったのではないでしょうか。
さて、ここまで「ニカとゲダツ」のリンクを基にして話を進めて来ましたが、1500年前に生きたニカの意志を受け継いだと考えられるのが、800年前のジョイボーイです。
一方、ゲダツからヒントキャラの意志を受け継いだのは...
嫌われキャラ筆頭のこの二人です。
先述した法則の通り、尾田さんは「嫌われキャラほど重要なヒントを待っている」という伏線を仕掛けています。
「嫌われキャラがジョイボーイのヒントキャラな訳ない」と思ってしまうことは、尾田さんの術中にハマってしまっているので気をつけて下さい。
それでは、ひとつなぎの大秘宝を残した張本人ジョイボーイの謎をカリブー&コリブーから解き明かしていきましょう。
ーroad.03:空白の100年の出来事ー
私は、空白の100年には巨大な王国側の「三人(頭)」がセットで重要な役割をしたと考えています。
・ジョイボーイ
・ワノ国大名「光月家」
・象主
road.03では、空白の100年に彼らが起こした出来事について述べていきます。
①ジョイボーイのヒントキャラは「カリブー」
◾️ジョイボーイとは
「ジョイボーイ」というのは称号のようなものであり、何かの条件を満たす事でジョイボーイとなれることが分かっています。
→ルフィもジョイボーイとなることが予想されている
歴史の本文を残せたこと、象主が仲間であったことから800年前の光月家とも仲間なのは間違いないでしょう。
→象主を動かせるのは(今のところ)光月モモの助だけであり、光月家と象主は深い繋がりがある
余談ですが、私は800年前のジョイボーイは「Dの一族」だと予想しています。
◾️光月家&象主とは
特におでん(モモの助の父)は、"自由"を愛し"支配"を嫌っており、ロジャーやルフィと思想が似ているようです。
歴史の本文に使われる古代文字は、光月家に伝わる一子相伝の暗号だと言います。
象主は、800年前にジョイボーイと共に罪を犯して、ただ歩くことしか許されていないことが分かっています。
しかし、モモの助が命令すれば攻撃をすることができ、強敵をいとも簡単に薙ぎ払ってくれました。これが光月家の血筋によるものなのか、母である天月トキの血筋によるものなのかはまだ明かされていません。
◾️カリブー&コリブーとは
カリブーは、「ヌマヌマの実」の能力者ですが、ゲダツも「沼雲」を操って戦います。
そして、ゲダツは表紙連載で「スコップ」で穴を掘っていましたが、コリブーも「スコップ」で穴を掘っています。恐らくこれらは意図したリンクでしょう。
私は、この発見から次のようにリンクしていると考えました。
別の記事で考察した「ニカ→ジョイボーイ」と伝説の悪魔の実が継承されているという説から考えると、
「ゲダツ→カリブー」とメタ的に沼の能力が継承されているということは、カリブーがジョイボーイのヒントキャラとなっていると考えることができます。
※別記事→伝説の悪魔の実の覚醒で得られる能力解明!最低人気の◯◯編が全ての鍵を握るという大どんでん返し!!
そして、コリブーの頭に乗っているものに注目してください。
詳細は不明ですが、トカゲの仲間のヤモリ類にも見えます。もしそうなら、ヤモリは英語で「Gecko(ゲッコー)」。当て字すると「月光」。コリブーの上の月光は後ろを向いてしまっているので、前にひっくり返してみましょう。
「光月」
恐らく、コリブーは光月家を表しています。
それでは、カリブー&コリブーの表紙連載からジョイボーイがしたことを読み解いていきましょう。
②空白の100年の出来事
1.魚人島と約束をして神の国へ
ジョイボーイは、800年前の人魚姫及び魚人島と何らかの約束をしたことが分かっているので、魚人族に捕まった訳ではなく、次の描写から何か目的があり共に「神の国」へ向かったのではないかと私は考えています。
ちなみに、カリブーは「樽」に入れられていますが、ゲダツも表紙連載序盤に「樽」に入っていました。
また、カリブーのシンボルは、ドクロの両サイドに「三日月」があるように見えますが、こちらは月の人の末裔であろう「Dの一族」と「光月家」を暗喩しているのではないでしょうか。
2.神の国で捕まるor戦いを挑む
ヤリスギ准将は「ルナーリア族」を、G-5は「神の国」を表していると考えられます。
ルナーリア族唯一の生き残りであるキングは、クイーンに「拷問好きの変態野郎」と言われていました。
ヤリスギ准将は、まさに「拷問好きの変態野郎」として描かれているのでキングとリンクし、そうなると彼のいるG-5は、かつてルナーリア族が築いていた「神の国」を表していると考えることができます。
そこへ現れた光月家を表すコリブーの乗る船は、恐らく光月家が操る象主を表しているのでしょう。
実際に起きたことを断定するのは難しいですが、以下三つの可能性が考えられます。
・ジョイボーイが捕まり、光月家が助けに来た
・捕まったフリをして神の国内部に入り込んだ
・捕まってはいなくて三人(頭)で奇襲を掛けた
ジョイボーイとなるであろうルフィが敵によく捕まることもヒントでしょうか。
3.大罪を犯し、罰を受ける
ジョイボーイも象主と共に罪を犯したことは、1040話で明らかになりました。(仲間とは象主を指しています)
誰が罰を与えたのか、ジョイボーイがどの様な罰を受けたのかは表紙連載からは読み解けませんが、魚人島との約束を果たすためにやむを得ず神の国で何らかの大罪を犯したのでしょう。
(今回は割愛しますが、罪とは神の国に祀られていた"伝説の悪魔の実"を取ったことではないかと私は予想しています)
4.エニエスロビーに漂着する
カリブーが漂着した島は「エニエス・ロビー」を表していると考えられます。
ここは少しややこしいですが、伏線の法則「表紙連載の内容と、その時の本編はリンクがある」を思い出してください。(ゲダツの表紙連載もW7編とリンクしていましたよね)
まず、カリブーの表紙連載が描かれていた時の本編は「パンクハザード編」です。パンクハザードは、当時の海軍大将"赤犬"と"青キジ"の能力者対決によって天候が変わってしまった島でした。(左)
一方、エニエス・ロビーは夜が来ない「不夜島」ですが、私はこの島は「伝説の悪魔の実によって天候が変わってしまった」と下の記事で考察しています。
※こちら→伝説の悪魔の実の覚醒で得られる能力解明!最低人気の◯◯編が全ての鍵を握るという大どんでん返し!!
これが正しければ、パンクハザードとエニエス・ロビーは「天候が変わってしまった島」としてリンクする対の関係の島だと考えられます。
そして、カリブーが漂着したカットは「命からがらどこかの島」というタイトルですが、この時の本編のタイトルは「ない様である島」です。
エニエス・ロビーは大穴の上に存在する島ですが、上の記事で考察したように「空白の100年の戦いによって今の形を残して本来の島の大部分が無くなってしまった」とすれば、まさに「ない様である島」と言えます。
以上のことからカリブーが漂着した島は、その時の本編パンクハザードと対の関係となるエニエス・ロビーを表していると考えられ、ジョイボーイはエニエス・ロビーに漂着したと私は考えます。
そして、当時のエニエス・ロビーでは、パンクハザードの様に人体実験がされていた、または奴隷や不当労働等、天竜人から「人にあらぬ扱いを受ける人」がいたのでしょう。
5.人々を解放し、英雄伝説を残す
この描写は、エニエス・ロビーにいた人々の解放、そして英雄となったジョイボーイを表していると考えられます。
エニエス・ロビー編には、意味深なタイトルが存在します。
この419話では、CP9のクズ長官"スパンダム"が自らを「英雄」と呼んでいるだけで、実際には任務に失敗し、何も伝説を残したわけではありません。その上、ウソップの「火の鳥星」によって焼かれてしまいます。(左)
「火の鳥星」とは、398話で世界政府の旗を撃ち抜いて宣戦布告した技です。(右)※419話では技名の明言はしていませんが、恐らく同様
ウソップは、この419話「英雄伝説」において使用した技を、カリブーの"表紙連載スタート"の674話でも使用しています。
つまり、「英雄伝説」という言葉と「ジョイボーイのヒントとなる表紙連載スタート」が「火の鳥星」で繋がっているのです。
更に、自称英雄スパンダムの愛刀は、象剣ファンクフリードです。
英雄と象が仲間→「ジョイボーイと象主が仲間」というリンクです。
以上のヒントからジョイボーイはエニエス・ロビーで英雄伝説を残したことが分かり、伝説の内容はカリブーとリンクして、そこにいた「人々の解放」なのでしょう。
ちなみに、英雄になったカリブーはルフィのように膨らんでいます。また、火の鳥星で繋がることもジョイボーイが炎系の技を使ったヒントかもしれません。
6.最終的には"竜"に敗北
ドレークは、ジョイボーイが敗北した「イム様(及び天竜人)」を表していると考えています。
天竜人は、その名前からも「竜」と関わりが深いことが匂わされています。
紋章も「天駆ける竜の蹄」であり、パンクハザードにいた「竜を気に入っていた」という話もありました。
ドレークは"リュウリュウ"の実なので「竜」でリンクしています。したがって、ジョイボーイを最終的に倒したであろうイム様の力についていくつか予想ができます。
・竜になれる
・竜を操れる
・天竜人を竜に変えられる
これは、パンクハザードに竜がいたように、対の関係の島であるエニエス・ロビーにも竜がいた(現れた)というリンクです。
その竜の力に屈してジョイボーイは敗北したと表紙連載からは読み解けます。
以上がカリブーの表紙連載に隠されていた「空白の100年の出来事」です。
尾田さんは簡単なヒントはくれないので、ゲダツ、カリブーの表紙連載を完全に解き明かすのは難しいですが、ここまでで以下のポイントを掴んでいただけていれば大丈夫です。
実は、このポイントだけでもかなりひとつなぎの大秘宝の正体に近づいています。
それでは最後の道標を提示していきましょう。
ーroad.04:巨大な王国のモデルー
歴史と聞くと拒絶反応を起こす方もいるかもしれませんが、これから書くことはひとつなぎの大秘宝の正体に直結する最も重要な内容ですので、構えず読んでいただけると幸いです。
①「巨大な王国」と「古代出雲王国」のリンク
ONE PIECEの物語が実在する人物、地理、童話、神話、史実をモデルにして構成されているのは説明不要かと思いますが、「巨大な王国」のモデルは恐らく、「古代出雲王国」です。(現在の島根県辺り)
学校の教科書には載っていないはずなので、聞き馴染みがない方もいるかと思いますが、幻の王国とも言われるその国が実在したとすれば、縄文時代〜古墳時代です。
この時代には、日本で何が起きたかハッキリ分からない100年超の時代が存在し、その日本史最大の謎をこう呼びます。
「空白の四世紀」
これは、ONE PIECEの「空白の100年」のモデルとみて間違いないと思います。なぜなら、空白の四世紀に古代出雲王国が実在した説と照らし合わせると、偶然にしてはリンクが多過ぎるからです。
それを図にまとめました。
(実際には大和政権は、古代出雲王国の情報を完全に根絶やしにしたというよりは、情報は消しつもも敗者の末裔に遺恨を残さないために巧妙に日本神話に組み込んで統合しています。)
このリンクは偶然の一致ではないでしょう。
出雲地方は読んで字の如く、雲や霧が立ち込めやすい地域です。
巨大な王国の描写でも周りに雲か霧が立ち込めています。これも僅かなヒントでしょうか。
更に、「出雲」の語源からは更なるリンクと共に次のことが浮かび上がります。
「ラフテル=最果て=巨大な王国」
②「イヅモ=最果て」
「出雲」は、日本という国の起源にまで遡る歴史ある地方です。したがって、その名の語源はハッキリと分からず諸説ありますが、恐らくONE PIECEには次の説が取り入れられています。
「ヘブライ語でイヅモは、最果て」
ヘブライ語とは、古代イスラエルのユダヤ人が使用した言語です。
なぜヘブライ語で「最果て」を意味する言葉がその地に当てられたかと言うと、新天地を求めた古代ユダヤ人にとって、後に「イヅモ」と名付けられるその地がまさに「最果て」だったからです。
ユダヤ人の信奉するユダヤ教の旧約聖書からはONE PIECEでも「アダムとイブ」「約束の舟ノア」「ソドムとゴモラ」などがモチーフとして取り入れられていますが、その旧約聖書には次のような重要な一文があります。
「東の果て、海沿いの島々の国で神を崇めよ」
この言葉は、強国に滅ぼされ国を失い、流浪の民となった古代ユダヤ人の預言者が残した言葉です。この言葉を頼りに古代ユダヤ人達は大陸の「東の果て」へと旅立ちました。
そして、中国を越え、朝鮮半島の南東より真っ直ぐ東へ船を出し、海沿いの島々の国に辿り着きます。そこはちょうど現在の出雲地方です。
つまり、古代ユダヤ人は東へ東へと旅をして、やっとの思いで辿り着いた東の果ての新天地に「最果て」を意味する「イヅモ」と名付けたのです。
そして、そこで原住民の縄文人と融合しながら創り上げられたのが、最果ての国「古代出雲王国」だということです。
この渡来人と原住民で国を作り上げたということも、先述した「月からの渡来人ニカ」と「原住民五老星」で国を作り上げたこととリンクします。
さて、ここまでの歴史の話が本当にONE PIECEのモチーフとして用いられているのならば、次のような可能性が生まれています。
古代出雲王国=巨大な王国
↓
古代出雲王国=最果て
ラフテル=最果て
↓
↓
「ラフテル=最果て=巨大な王国」
ただし、現時点ではあくまでも可能性です。
二つの描写は「建物の建築様式」や「雲や霧」がかかっている点が似ているものの、完全なる一致とは言えないからです。
しかし、断言します。
ひとつなぎの大秘宝の正体が分かれば「二つは同じ島」または「ラフテルは巨大な王国の一部」と言い切ることができます。
なぜ尾田さんが古代出雲王国を巨大な王国のモデルにしたのかも分かります。
それだけではありません。
ひとつなぎの大秘宝の正体が分かれば、今まで別の大きな伏線に隠れてずっと眠っていた全伏線が呼び起こされ、一気に回収することができるのです。
...「いい加減答えを言え」と言われてしまいそうですが、答えはこの少し先にあります。
その答えは恐らく真実です。真実と共に、全話、全SBS、全扉絵から網羅した根拠となる伏線も全て提示してあり、それらが文字通り〝ひとつなぎ〟となっていく目の覚めるような体験をお約束します。
ここで今一度自らの胸に手を当てて、「本当に今知っていいのか?」と問い正してください。
ここまで私が書き記した「road.01〜road.04」までの四つのヒントを繋ぎ合わせれば自分で答えに辿り着くこともできるかもしれません。一つ一つがロード歴史の本文のように道標となってくれるはずです。
しかし、それでも今知りたいと思うならば、それはあなたの自由です。その答えを知った上で答え合わせを待つのも一つの楽しみ方かもしれません。
ただし、一つだけお願いがあります。
それは「その答えを周りのONE PIECEが大好きな人に安易には言わないで欲しい」ということです。
きっと楽しみに答えを待っているONE PIECEファンもいるはずですので、話すときにはよく確認してから話して下さいね。この記事を有料にした理由は、容易な流布を防ぐ為ですので、宜しくお願い致します。
それでは、私が導き出したひとつなぎの大秘宝の正体を発表します!
それは........
(この先を読んだ方の感想はこちら)
ー〝ひとつなぎの大秘宝〟の正体ー
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