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古書店を味わう

古書店の味わい方は人それぞれですが、一般的に言われている味わい方について、ご紹介いたします。



〈目次〉
1.古書店ならではの小さなルールを知る
2.装丁に注目してみる
3.100円均一コーナーで掘り出し物を探す
4.古本は一期一会。即買いが基本 
5.古書ならではのストーリーに注目する

1.古書店ならではの小さなルールを知る
古書店にある本の価格は、当然本に印刷されているものではありません。最後のページに鉛筆書きされているか、手製のスリップがはさまれていることが多いので、そこを見て価格を確認します。  

古い本は劣化しやすいのでていねいに扱います。狭い店が多いのでリュックを背負っているときは、前に持ち替える、帯も本の価値を決めることがあるので、差し戻すときに破らないよう気をつかう。

こんなマナーを意識すると「古書店に来ているんだな」と、ちょっとした異世界いる気持ちになると思います。

2.装丁に注目してみる
新刊書店には、基本的には今、版元で取り扱っている本しか並びませんが、古書店には時代を問わず、過去の本が層厚く並んでいます。

昔の本の装丁や挿画は、今見るとデザインがおもしろく、レトロ感があります。棚の中でも特に詩集棚は、凝った装丁の私家本などが見けることができたりします。


3.100円均一コーナーで掘り出し物を探す
たいていの古書店には、店頭など入り口付近に100円均一のような、格安の本が並ぶコーナーがあります。自分にとってのお宝本を格安で見つけるチャンスなので、チェックすることをおすすめします。


4.古本は一期一会。即買いが基本
古書店の本は流れていくものです。新刊と違い、欠品したからといって簡単に補充ができるわけではありません。次の来店寺には見つからないことを多いので、自分が気に入った本に出会ったときが、買いどきと言えます。


5.古書ならではのストーリーに注目する
古書を開いたら、この本を紹介する新聞記事の切り抜きがあったりします。このような発見は古書店のおもしろさの1つです。

また、古書への書き込みや線引きは、古書としての価値を下げてしまうのですが、元の持ち主の読書をたどることができます。このような本を「痕跡本」と呼ぶ人もいるそうです。見つけた本にストーリーを感じます。

また、「元の持ち主はここに注目したか?」といったように、新鮮な気づきを得られると思います。


以上

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