抽象的なものを知るには結局具体例や問題をやらなきゃいけないと気付いた話

おはようございます.今は2時31分です.
多少ゆっくりしててもいいので,最近気が付いたお話をします.

わが校の理学部基礎化学科には,「電磁気学基礎」という,鬼門といえる落単必死な科目が存在します.(落単率が57%であった年も…)
もちろん僕は取れてません.しかし,これは僕が「抽象的なもの」だけに触れていたからであり,この先生は悪くない(なんならほかの科目が緩すぎるだけ)と考えています.

普通,物理や化学には基本法則なるものがあったりします.例えば,ニュートン力学ではニュートンの運動方程式,電磁気学ではマクスウェル方程式,量子力学ではシュレーディンガー方程式などなど...…
まぁそれ以外にも原理原則的な話はいっぱいあるわけで,本とかそういうのには本文中に載ってます.
この世の真理を知りたい人達(諸説あり)は,基本法則やそういう原理的な話を知っただけで,その学問を知った気になります.僕もそのクチです.定義や定理を多少知っただけ,基本法則を知っただけ,それで満足します.

しかしそういう基本法則って,自然科学であれば大量の具体例のもとにあるということを忘れてしまっていたりします.もっと言えば,原理原則を問題などで運用してみることに興味がなかったり,その法則が本当に具体例に当てはまっているのかのチェックをしなかったりと.学問がほぼ完成しているような状態ではなおさらこの具体例が必要になってきます.
言ってしまえば,いろんな例から帰納はするのに演繹を全くせず,原理を知ってるだけの面白くない人間が誕生するというわけです.これが今の僕です.

運用がすぐできるようなセンスがあればよかったのですが,そんなセンスがない人間が原理原則をただ漫然と知っていても,何も起こせない人になるだけです.電磁気学基礎を受けているときにこれを身に染みて感じました.ただ知っているだけでは使えない,意味がまるでない.

これを回避するためには,問題をある程度周回する必要があります.どのようにこの原理原則を応用していくのか,使い方をいくつもやっていきます.
もちろん頭を使わずに答えだけ見るのではなく,流れを理解してウンウンうなりながらやっていく必要があり,そうしてようやくその法則の意味が分かってくる.

物理的な真理を本当に知るためには,具体例や問題をいくつも解かなきゃいけなかったんだなーというのが最近の発見だったというおはなしでした.3時22分

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