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【40代の住宅ローン】auじぶん銀行vs住信SBIネット銀行どっち!?②

前回までのあらすじとauじぶん銀行の新団信

本申し込みのタイミングになったので、結局どちらで決めたのかの続編です。
前回はこちら

前回のまとめとしては
・金利はほぼ互角。0.01%の差なんてないも同然
・団信はauじぶん銀行がだん団信付き。住信SBIネット銀行は三大疾病付き。ガン家系ではない自分には、入院制限などの縛りが緩いSBIの方が若干良さそう。
短プラ連動のSBIの方が今後安心。プラン変更時の引き下げ率もSBIの方が良い

といったところで、私は住信SBIネット銀行にしようと思います!ただauじぶん銀行の団信引き受け保険会社が変わるらしいので、そこで内容充実したらまた話が変わるかも…というのがオチでした。
そして変わった後のauじぶん銀行の団信の中身がコチラ

基本プランには4疾病50%保障が追加され、がん団信100%の上乗せ金利はたったの0.05%になりました。但し、前回指摘した減免基準の厳しさ(入院連続〇日)は変わらずでした。

新団信の内容を受けて

確かに4疾病50%追加はグレードアップですが、脳卒中や心筋梗塞で入院連続〇日を満たすことはまずなさそうです。それらは突然死のイメージが強く、生還する場合の入院日数は半年以上経過することはほとんどない。どうせ死ねば100%減免なので、この追加50%が役立つのは心筋梗塞で心臓カテーテル手術となった場合くらいでしょうか。一応調べてみると、2020年頃のデータでは心筋梗塞となった人の3割は病院へ搬送中に亡くなり、1割弱は病院到着後に亡くなるとか。6割以上生還するなら思ったよりは手術率が高そうです。
ただ、もともと3大疾病は住信SBIにもついてくるので、そこのグレードアップ自体にはさほど決断を左右する要素はありません。入院日数準拠の判断が変わらないなら、結局は「がん50%」を付けるか「金利プランの安心感+保険支払い基準の緩さ」をとるかという構図はそのままです。がん家系でない私としては、じぶんがガンになる可能性よりも金利上昇局面でauが短プラ以上に金利上昇させる可能性の方が怖く感じられました。
なので私はSBIネット銀行で申し込む気満々でしたが、妻からやっぱりがん団信あった方がよくない?と待ったが入りました。

数学的に比較してみた

仮に、auじぶん銀行の方が短プラ連動の住信SBIネット銀行より0.3%ほど金利を高くした場合…私の借り入れ金額の場合だと、35年で見ても300万円弱の差でした。0.5%の差がつくと450万円くらい。どのくらいの金利差が生じるかは分かりませんが、少なくとも35年全期間でそれほどの差がつくことはないでしょう。三菱UFJやKDDIがバックにいるわけだし、短プラに対しての上げ幅もそこまで大きくはないかもしれません。

対して、ガン保険。
ニッセイのデータによると、40歳時点で健康な男性が70歳までにがんになる確率は28%程度のようです。

私が70歳時点での借入残高は1,300万円程度。
28%の確率で1,300万円の半額がチャラになるわけです。
仮に0.05%の上乗せ金利でガン100%にした場合金利差は私の場合は50万円もない。それを払うと28%の確率で1,300万円まるまるチャラとなります
こっちの0.05%の上乗せプランは4疾病50%がつかなくなりますが、個人的にはさほどの魅力を感じていなかった部分です。それよりも、「早期発見の可能性があり」「発症後生存できる可能性が高く」「50%ではなく100%ローン残高を減免してその後の人生を歩むことが出来る」がん100%に心が揺れてきました。

auじぶん銀行の金利上げ幅も発生確率も全く読めないので、とりあえず50%の確率で金利にSBIとの乖離が発生するとして、乖離発生時はトータル300万円の影響が出る、ということにしてauのがん100%プランとSBIを比較すると…

36%の確率で金利350万円増加(金利差300万+0.05%上乗せ50万)
36%の確率で金利50万円増加(0.05%上乗せ50万)
14%の確率でボーナス950万獲得(金利350万増-ローン減免1300万)
14%の確率でボーナス1250万獲得(金利50万増-ローン減免1300万)

ボーナスの額が大きすぎて完全に心を奪われそうになります。ぐっとこらえて冷静に確率×発生額の和を計算しても164万円のボーナス獲得となってしまいました。これが基本の50%プランだと金利上乗せ50万がない代わりに減免額も半額の650万円となり、ボーナス32万獲得と少し金額が小さくなりますが、それでもauでがん団信を付けるのと、短プラ連動に固執してSBIにするのとでは明確にSBIが良い!とは言えない気がしてきました。
ガン家系でないとは言え、今ローンを組めば完済時には70代後半なので、どこかでガンになっても全くおかしくはありません。完済間際だとローン残高もほぼなくなっておりますが。。

もちろん金利上昇幅も発生確率も暫定のものなので実際どうなるかは分かりませんが、妻の意見をないがしろにして自分の意見を押し通してもあまりいいことはありません
明確にこっちが得だと数字で説明できるならまた違うのでしょうが、お気持ちレベルの話になってくると妻の意見が最優先です。

後日談

デベから本申し込みに向けた案内が届いており金融機関を回答する必要があったのですが、結局auじぶん銀行にしました。
その回答と入れ違いでauじぶん銀行からパンフレットが届いたのですが、なんと所定のデベ経由での提携ローンの場合はガン100%の上乗せ金利が0%なのだとか…!!

私がローン説明会に参加した時は団信の保険会社が変わる前だったし、変更後の内容もauじぶん銀行のHPで見ただけだったので提携ローンだとまさかこんなサービスがあるとは知りませんでした。たった0.289%(9月時点金利)でがん100%の住宅ローンが組めるとは神すぎませんか??ありがとう長谷工アーベスト…!!

と、いうわけで本審査で落ちなければauじぶん銀行で借りることになります。もう申し込み手続きはしたので早ければ3週間後には結果が届くことでしょう。ちょっと確定申告でミスっていたことに気づいたので不安ですがきっと問題ないと信じて!ご愛読ありがとうございました!!!

(おわり)

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