値段はクライアントに決めてもらう
クリエイター全般の話ですが、一般的には自分の仕事の価値は自分が決めて値段をつけていると思います。
でも、クライアントに値段を決めてもらうというスタイルもアリだと思います。本質的には、価値は顧客が決めるものだから。
買い叩かれるのでは?
と思いがちですが、それはクライアントによります。
クラウドのマッチングなどを利用していると、入札みたいな形になるため、どうしても価格競争になるし、クライアント側も「依頼して作ってもらう」という感覚から離れて行きがちです。
とにかく安くやってくれる人を中心に探そうという雰囲気になってきます。
クライアントが能動的にクリエイターを探している場合
クライアントが自身の目的に合ったクリエイターを、積極的に探している場合は、ちょっと違います。
クライアントにも要求基準があります。それは非常に高い場合もあるし、逆に「簡単なものでいい」と思っているクライアントもいて、その要求基準に見合ったクリエイターを探しています。
だから「知り合いに頼もう」と思う人も多いのです。
知り合いの紹介は信頼できないか?
知り合いの紹介をネガティブに捉えているクリエイターは多いと思います。
でも、そのクライアントの動機をまず確認する必要があります。
安くやってくれる人を探している
自分のプロジェクトに合った頼みやすい人を探している
どっちなのか?
後者の場合は、安さが目的ではないので、値段に関しては希望があります。
もちろん、有名な超絶プロフェッショナルに頼めないから知り合いを頼ってくるので、そんなに高く評価はしてくれないと思いますが。
僕の過去のケース
Web制作をしていた頃は、制作会社の請負と、一般クライアントからの直請けをしていました。クラウドワークスのようなものは、自分のビジネスに合わないので、ほとんど登録しただけでした。
クライアントは、ウェブサイトを見たり、知り合いを経由して依頼してくれましたが、非常に良心的でした。
ただ、零細企業や個人事業主が多かったので、相場は安いものでしたが、打ち合わせに行くと歓迎してくれたり、ご飯を奢ってくれたり、お菓子をくれたりしました。
ある方は、制作後に嬉しかったらしくて、請求書の金額に何万円か足して支払ってくれた方もいました。
それらが、クライアントが決めるクリエイターの価値なんですよね。
思い切ってクライアントに決めてもらえば?
クライアントと一対一の関係になった場合、クライアントにも感謝の気持ちや、プライドがあると思います。
だから「値段を決めて」と言われたら、困るかもしれないけど、意外と高い価格を提示されるのではないか?と思ったりするのですね。
世界を知らない人は、逆にバカ安の値段を言ってくるかもしれませんが(笑)結婚式や葬式で「いくら包む?」と考えるのと一緒だと思います。
というわけで、個人事業主は、個人事業主らしい攻め方があるので、それを使わない手はないと思います。
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