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(犬も一緒だったりする)海外生活

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海外生活のあれこれです。犬も一緒だったりすることもあります。9カ国目の国に滞在中のヨーキーのシアラです。インドネシア生まれです。2キロです。Coton de Tulearの弟トフ… もっと読む
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2024年5月の記事一覧

日曜日の午後

日曜日の午後 ランチに焼き魚が食べたくなったので、お魚の美味しそうなレストランをネットで数軒探して目星をつけ12時ちょっと前にふらっと出かけた。 閑散としている日曜日の午後を歩く。静けさと乾いた空気の土ぼこり感とくっきりした空と建物の土色とちょっと貧しげな感じのせいか、アディスアババで住んでいた家の近所を思いだした。日曜日の午後になると強い日差しのなか土埃のまう道を息子とぶらぶら歩いて、近くの路上で売ってるスイカを買いにいったんだった。(エチオピアのスイカはなぜか巨大でお

なぜ一人がいいのかというと

なぜ一人で暮らすのか、寂しくないのかとか聞かれた。 なぜ一人がいいのかというと、たぶん誰かと暮らしてる時の自分が嫌いだから。 誰かと暮らすとその人を頼ってしまう。頼ってしまうから、うまくいかないとその人のせいにしていらいらしてしまう。いらいらしてしまうと相手にありったけの罵詈雑言をはいてしまう。悪態をつき続けているうちに止まらなくなってしまい、悪態をつき続ける醜い自分をみながらさらに悪態をつき続けてしまう。 そして相手を傷つけてしまう。 私のどこかにある醜い本性が誰か

入居して1週間たったある日ご近所から聞こえてきた音たち

新居の台所をうろうろしていたら近所から子供の声や音楽やいろんな音が聞こえてきました。音楽はファドかな。 なんだかちょっと嬉しくなって慌ててスマホで録音した音声ですが初投稿してみます。

ジョアキンおじいさんと鍵

新居の鍵を取り替えるのは一般的だといわれた。 玄関の鍵を一つしか貰っていないのでスペアキーを作らなければいけないとは思っていたが、ドアの鍵を取り替えようとは思わなかった。私が一つしか鍵を持っていないということは、今のドアの鍵を持っている人や持っていた人がどこかにはいるということだが、その人がわざわざやってきてアパートで何かする確率はほぼゼロだとはおもったのでスペアキーをつくればいいとおもっていた。で、一昨日スペアキーを作ろうと鍵屋に行ったら、なぜか魔が差したかのように鍵を取

映画の始まりと思えば思えなくもない

リスボンから隣町に引越しました。 隣町といってもテージョ川を渡らないといけないし観光名所もないので観光客はいない。住民も原住民(現地人ていうのかな、ポルトガル人の意)かアフリカ系らしい移民の人が多くて、外国人ているのかという感じだ。キラキラと観光地感にあふれる外国人ばかりのリスボンと違い地味な地元感が漂う。毎日ここからリスボンに働きに出る人が多いからか街はなんだか閑散としている気もするが、リスボンが異常なんであってこれが普通な気もする。こんな地味な街に日本のカンレキ過ぎたお

赤の広場と萎びたきゅうり

リスボンは観光客が多い。街のあちらこちらで観光客が長い列をつくっている。たぶん観光名所に行くトラムの駅とかたぶん有名なレストランとか、たぶんなにかがある所は観光客で長い列だ。 たぶんとしたのは、自分が知らないからです。いつも多くの観光客が並んでいるトラムの駅が近所にあり、ある日の朝に誰も並んで待っていなかったので「どこに行くトラムなんだろう、乗ってみよう」としたら「犬は乗れない」といわれて諦めたので、いまだにどこに行くトラムなのか知らない。 ここ数日の日中は暑いのだが、今

ジャカランダの季節

気がついたらジャカランダの季節になっていた。 去年11月まで住んでいたアパートの敷地もジャカランダの木がたくさんあって、トフはその種が好きで散歩の時に見つけてはよく咥えてきた。ここでも地面にジャカランダの種が落ちているのはなんども見ているのでジャカランダの木があるのはわかっていたはずなのに、一昨日なんだか突然に紫の花に気がついた。おお、ジャカランダだ。 いつのまにかジャカランダの季節になったんだと気がついたら、去年の10月にもジャカランダシティでジャカランダの紫の花をみた