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息子に言いたいこと

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なかなか連絡してこないので、息子に言いたいことをここに書きます。
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2023年5月の記事一覧

電話料金の思い出

20年近く前に幼い息子をお手伝いさんに託して、後ろ髪をひかれるようにビエンチェンに出張した。当時は国際電話の料金はたかくて、まして携帯だともっと高くて、そして辺鄙な場所だとかなり高かった。 携帯電話が鳴った。 息子から!え、どうしたの、なにかあったのかと焦って受けると、 「冷蔵庫にあるアイスクリームたべていい?」 食べていいから!と叫んですぐに電話切りました。

Been there Done that

息子の大学を決める時に、昔どこかの国際機関で偉かったおじさんとか著名人を特任教授や講師に据えて、彼らの「ゆるい昔話」を「(例えば)グローバル人材(ってなに?)になるための講義」とかなんとかいって学生に聞かせる授業を売り物にするような大学に行かせる気はなかった。 「こんな有名な人、偉かった人、が先生になってる大学」として選ぶ親や子ももいるのだろうか? 某大学でそんな感じの講義を頼まれたことがあって、私はとにかく「今」を話すようにしたつもりだったが、講師の一人(有名な経済関係

好奇心まんまんの老人達に託す未来

というわけで、犬との長旅を終えてもどりました。 平均年齢がおそらく70歳以上の日本人観光ツアーの人々が、日本からずっと一緒でした。みなさん元気で、機内でもトランジットの空港でもトフを可愛いがってくれました。飛行時間だけでも約20時間、乗り換えをいれると丸1日。エコノミーで、しかも混んでいたので横にもなれなかったのに、到着してみなさん疲れてるはずなのに、入国審査の列の中から「わんちゃん頑張ったね!」とトフに声をかけてくれました。みなさんこれからの観光にワクワクしてる感じでし

「こうあるべき」という根拠の危うさ

箸の持ち方が変な(というか違う)人をみて「親の顔が見たい」とか「小さい頃からの躾がされていない」とか「育ちがわかる」とか、まるで嘲るように、鬼の首をとったようにいう人が嫌いだ。 箸の持ち方だけで、まるでその人の親のことから育ちから、どんな人生を送ってきたかまで、すべてわかったかのようにいう人がいる。そういう人が実はたくさんいる。そういう人々に共通の特徴は「自分の箸の使い方が正解」と思っていることだ。 箸だって、世界中には違う種類の箸があって違うマナーがある。 この社会で

告白

シアラ(愛犬)のドッグフード用の食器を探していたら、すごくいい感じのサイズ感で、しかも可愛らしい陶器の食器を100均で見つけた。あんまりいい感じなので人間用にもいくつか購入した。 息子が帰省した時に、彼用に犬の食器を使ってしまいました。そして気が付いたけど変えるのも面倒臭いので嘘をつきました。すみません。 息子「なんかこれってシアラの食器みたい。似てるよね。」 母「そんなわけないじゃん(そんなわけです、、、)」 思い出した。フランス語の単語は忘れるくせに、こういう思い出

運動好きで読書好きで人生乗り切れるかも

今回帰ってきた理由の一つは人間ドックだった。結果がきました。 2年前の前回から特に変わったところもなく、嬉しいことに血管年齢は10歳若く(前回はなんと30歳若かったが測定ミスだと思う、、)、肺年齢も20歳以上若く、辛い下剤を乗り越えた甲斐もあって(?)大腸カメラではポリープもなく、と、とりあえず健康だという結果になった。よかた。 すごく頭がいいわけでもなく、足も遅くて運動音痴で、容姿が優れてるわけでもなくて小さくて、見た目はバンコクの物売りおばさん的な私です。けど、なんと