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【活動報告21】”LivingAnywhere”な生活:荒川ウォーキング8日目:上流部から中流部へ

2022年10月15日作成

本記事は、ランサーズ新しい働き方LABの「研究員制度」の活動の一環として、私個人が行う「働き方実験」についてまとめたものです。

LAC(LivingAnywhere Commons)を活用させていただく目的は、【実験計画書】にも記しましたが、

  • 荒川・隅田川・神田川の水辺ウォーキング

  • 荒川・隅田川でのカヤック一人旅

です。

「隅田川ウォーキング」については、起点(岩淵水門)から東京湾河口まで歩き、既に完了しました。(活動報告04~活動報告08)
次は、「荒川ウォーキング」となり、上流部にある白川橋を起点とし、東京湾河口まで歩きます。
ただし、途中で「隅田川カヤック下り」を入れます。

また、荒川ウォーキングを進めながら、カヤック一人旅の下見も兼ねています。
カヤックを川へ降ろせる地点や、漕いだ後の陸へ上がる地点を見出すのも、大事なミッションとなります。

さらに、美味しい酒と肴があれば、ぶらりと店に寄ってみて、特に筆者が大好きな日本酒を堪能しつつ取材したいと考えております。

1.荒川ウォーキングルート・日程

埼玉県大滝村にある甲武信岳を源流とする荒川を、右岸・左岸(*)交互に歩きながら、東京湾河口まで歩きます。
スタート地点は、上流部にある白川橋とします。

1-1.荒川の概要

荒川は、埼玉県・東京都を流れ、東京湾に注ぐ一級河川です。
荒川水系として、

  • 流路延長:173km

  • 流域面積:2,940㎢

  • 最大川幅:2,537m(御成橋付近、日本最大)

となります。
源流は、埼玉県・山梨県・長野県が境を接する甲武信ケ岳です。
秩父山地から流れ出て秩父盆地まで東に流れ、秩父盆地から長瀞渓谷まで北に流れます。
そこから東に流れ、寄居町で関東平野に出て、熊谷市で南南東に向きを変え、川越市で入間川が合流します。
戸田市から東へ向きを変え、北区の岩淵水門で隅田川が分岐します。

1-2.荒川ウォーキングルート図

荒川上流部沿いを走る秩父鉄道の終点:三峰口駅から上流へ徒歩5分の箇所にある白川橋を起点として出発します。
基本的に荒川沿いを歩きますが、水辺に近づけない箇所が、特に上流部に数多く存在します。
その際は、荒川から少し離れた道路を歩き、下流へと向かいます。

Δ図1.荒川ウォーキング:ルート図1

荒川上流部ウォーキング第1節(2022年8月)の3日間の日程は、下記の通りです。

  • 1日目:三峰口駅を出発し、白川橋から日野鷺橋を通り、武州中川駅までの区間:2022年8月7日

  • 2日目:武州中川駅を出発し、久那橋から巴川橋を通り、御花畑駅までの区間:2022年8月8日

  • 3日目:御花畑駅を出発し、佐久良橋から秩父橋を通り、大野原駅までの区間:2022年8月9日

荒川上流部ウォーキング第2節(2022年9月)の2日間の日程は、下記の通りです。

  • 4日目:大野原駅を出発し、秩父橋から皆野秩父バイパス荒川橋を通り、皆野駅までの区間:2022年9月5日

  • 5日目:皆野駅を出発し、皆野橋から金石水管橋を通り、野上駅までの区間:2022年9月6日

荒川上流部ウォーキング第3節の日程は、下記の通りです。

  • 「長瀞ライン下り」乗船:長瀞岩畳から高砂橋近くの船着場までの区間:2022年10月8日

  • 6日目:野上駅を出発し、高砂橋から白鳥橋を通り、波久礼駅までの区間:2022年10月8日

  • 7日目:波久礼駅を出発し、寄居橋から玉淀ダム、末野大橋、折原橋、JR八高線荒川橋梁を通り、寄居駅までの区間:2022年10月10日

  • 8日目:寄居駅を出発し、正喜橋、東武東上線荒川橋梁、玉淀大橋、花園橋を通り、ふかや花園駅までの区間:2022年10月11日

2.8日目:寄居駅を出発し、正喜橋、東武東上線荒川橋梁、玉淀大橋、花園橋を通り、ふかや花園駅までの区間:2022年10月11日

8日目のルートは、下図の通りです。

Δ図2.荒川ウォーキング:8日目ルート図

荒川源流である甲武信岳から、昨日歩いた玉淀ダムまでが荒川上流部、
玉淀ダムから下流の隅田川分岐点(岩淵水門)までが荒川中流部
になります。
いよいよ、荒川中流部ウォーキングの始まりです。

2-1.秩父鉄道:寄居(よりい)駅をスタート

8日目は、寄居駅からスタートです。

Δ写真1.秩父鉄道:寄居駅

寄居駅から正喜橋へ向かいます。

2-2.正喜橋(せいきはし)

正喜橋に到着しました。

Δ写真2.正喜橋
(荒川左岸上流側から撮影)

正喜橋の舗装面です。

Δ写真3.正喜橋の舗装面
(荒川左岸から右岸を見て撮影)

正喜橋の中央から上流側を撮影しました。

Δ写真4.正喜橋から上流側を臨む

正喜橋の中央から下流側を撮影しました。

Δ写真5.正喜橋から下流側を臨む

正喜橋を後にし、荒川左岸を下流へと向かいます。

2-3.玉淀水天宮(たまよどすいてんぐう)

次に現れたのは、「玉淀水天宮」です。

Δ写真6.玉淀水天宮

「玉淀水天宮」の由来を説明した看板が立っていましたので、その内容を引用します。


 昭和6年にこの地が「玉淀」(県指定名勝)と命名された後、神社の設置の話がもちだされ、探したところ川に面したところに石の宮があるのが発見されました。
これは俗にいう水神様といってこの地方の漁師たちがお祭りして、水難除けの神様として信仰していることがわかり、当時の玉淀保勝会が直ちにこの水神の神体を基として水天宮を祀りました。
 水天宮の縁日は毎月「五」の日であるというので、最初の大祭を昭和6年8月5日に挙行し、現在は8月の第1土曜日に盛大に行われています。
祭事のあと「つけまつり」として、町内別の供奉船が花やボンボリちょうちん等で飾り立て、笛、太鼓等ではやしながら玉淀を遊覧し、多数の煙火が打ち上げられます。
夏の夜の美観は実にみごとなもので、寄居町の年中行事のもっとも大きい祭りとして、また、埼玉県内としての大祭の一つに数えられています。
 現在、水天宮は、水難除けと安産の神様として広く信仰されています。

寄居町・埼玉県


水難除けの神様ということで、お詣りさせていただきました。

玉淀水天宮を後にし、荒川左岸を下流へと向かいます。

Δ写真7.荒川の流れ

2-4.東武東上線荒川橋梁(とうぶとうじょうせんあらかわきょうりょう)

次に現れたのは、東武東上線荒川橋梁です。

Δ写真8.東武東上線荒川橋梁
(正喜橋から撮影)

タイミング良く、電車が通過しました。

Δ写真9.電車が通過する東武東上線荒川橋梁
(荒川左岸上流側から撮影)

東武東上線荒川橋梁を後にし、荒川左岸を下流へと向かいます。

2-5.玉淀大橋(たまよどおおはし)

玉淀大橋が現れました。

Δ写真10.玉淀大橋
(荒川左岸下流側から撮影)

玉淀大橋の舗装面です。

Δ写真11.玉淀大橋の舗装面
(荒川左岸から右岸を見て撮影)

玉淀大橋の中央から上流側を撮影しました。

Δ写真12.玉淀大橋から上流側を臨む

玉淀大橋の中央から下流側を撮影しました。

Δ写真13.玉淀大橋から下流側を臨む

玉淀大橋を後にし、荒川左岸を下流へと向かいます。

2-6.お茶々が井戸(おちゃちゃがいど)

荒川沿いに町の文化財に指定された「お茶々が井戸」があります。

Δ写真14.お茶々が井戸

「お茶々が井戸」の由来を説明する看板がたっていましたので、引用します。


お茶々が井戸

所在地:花園町大字小前田

この井戸は通称「お茶々が井戸」という。
ここ鎌倉街道端に位置し、鎌倉時代旅の人々が休息する茶店が一軒あって「お茶々」という美人の娘がいてお茶の接待をしたので「お茶々が井戸」といったと言い伝えられている。
しかし、古文書によれば、この茶店には「ちょう」という、客あしらいの上手な美しい娘がいて、街道筋で大変評判となり繁盛したので、「お茶々の井戸」と呼ばれたとの記録もある。(町田家蔵書)
 井戸はあまり深くはないが、どんな干天でも枯渇したことがないといわれ、この水を汲みほすと雨を招くということで、干害に苦しむ年には雨乞いのために、村人が総出で、水を汲み出したものであったという。

昭和六十年三月
花園町教育委員会


「お茶々が井戸」は、街道沿いにあるヤマダ電機の横道を入った所にあります。

Δ写真15.ヤマダ電機の横道を入ると「お茶々が井戸」有り

2-7.カヤック中継点を偶然に発見

「お茶々が井戸」のある道をもう少し進むと、荒川の水辺に出ると思い、行ってみることにしました。
すると、ラブホテルが現れます。

Δ写真16.ラブホテル

奥に進むと、荒川沿いに開けた空間が現れました。

Δ写真17.荒川左岸沿いの開けた空間

さらに奥に進むと、格好のカヤック中継点が、あるではないですか!

Δ写真18.カヤック中継点発見

荒川対岸(右岸)には、「川の博物館」が見えます。

Δ写真19.「川の博物館」

観覧車みたいに見える施設は、水車らしいです。

今回の荒川ウォーキング第3節では、気持ちよいほどカヤック中継点が見つかります。
こんなことは、筆者の経験上めったにありません。
益々、荒川カヤック一人旅に対して前のめりになってきました。

カヤック中継点を後にし、荒川左岸を下流へと向かいます。

2-8.花園橋(はなぞのはし)

次に現れたのは、花園橋です。

Δ写真20.花園橋
(荒川左岸上流側から撮影)

花園橋の舗装面です。

Δ写真21.花園橋の舗装面
(荒川左岸から右岸を見て撮影)

花園橋の中央から上流側を撮影しました。

Δ写真22.花園橋から上流側を臨む

花園橋の中央から下流側を撮影しました。

Δ写真23.花園橋から下流側を臨む

花園橋を後にし、ゴール地点である秩父鉄道:ふかや花園駅へ向かいます。

2-9.ゴール地点:秩父鉄道:ふかや花園(ふかやはなぞの)駅

ゴール地点の秩父鉄道:ふかや花園駅に到着しました。

Δ写真24.秩父鉄道:ふかや花園駅

電車に乗り、宿泊施設であるLAC横瀬へと向かいます。

3.武甲山登山案内人とLAC横瀬で乾杯!

今日は、秩父鉄道御花畑駅前にある居酒屋「秩父一期一会」はお休みなので、宿泊施設であるLAC横瀬で飲むことに!
一人ではなく、「活動報告13」で報告した武甲山登山の案内人である松岡修平さんと21:30から共に飲むことで約束。

LAC横瀬の台所をお借りし、帰りに買ってきたキリンの「一番搾り」ロング缶で先ずは乾杯!
その後は、10月7日に、近くの「ヤオコー」で買った地酒「武州正宗」「秩父錦」の一升瓶をちびりちびりやりながら語り合い!

Δ写真25.LAC横瀬の台所

松岡さんは、何と先週に横瀬町へ移住したとのこと。
LAC横瀬から歩いて10分の所にあるマンションに住んでいるとのことです。
LACから始まり、登山、カヤック、仕事、酒、遊びの話と話題に事欠きません。

そうしていると、LAC横瀬のロビーに居た人たちも寄ってきて、話に加わることに。

筆者が、10月8日に居酒屋「秩父一期一会」で意気投合した飲み客と一緒にライブをやる話をすると、LAC横瀬でもやれ!とのことで、返事を濁したり!
(意気投合した客:ギター、筆者:サックス)

面白かったのは、昨日10月10日に居酒屋「秩父一期一会」で意気投合した「横瀬3人衆」の話をすると、皆が話に食いついてくる!
特に、「横瀬3人衆」が横瀬町を動かしている黒幕らしいという話をすると、「横瀬3人衆」は誰なんだと、勝手に推測が始まる始末。
筆者も昨日、初対面で名前も知らないので、容姿や年齢を伝えると、「〇〇さんではないか?」いや「〇〇さんではないか?」と飛び交う!
筆者にとってはどうでもいいけどね!

しかし、「秩父一期一会」は、不思議な居酒屋だ!

そんなこんなで楽しい一時を過ごしました。

4.まとめ

荒川ウォーキング第3節(10/7~10/12)は、今日で終了。
明日(10/12)、兵庫県の自宅に戻ります。

今回、非常に良かったのは、

  • 荒川沿いのカヤック中継点がすんなり見つかったこと!

  • 「長瀞ライン下り」に乗船できたこと!

  • 居酒屋「秩父一期一会」で、見知らぬ飲み客と一緒にライブをすることになったこと!

  • 居酒屋「秩父一期一会」で、「横瀬3人衆」に出会えたこと!

  • 横瀬に移住した松岡氏と偶然出くわし、LAC横瀬で共に飲めたこと!

などです。

旅をすると、様々な出会いがあるから止められないね!

5.筆者プロフィール

筆者のプロフィールをまとました。
よろしければご覧ください。

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