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記事一覧
2024年5月振り返り
え、もう月末!?
早s(以下略)
というわけで、毎月恒例の振り返りです。前を向くためにこそ時々後ろを振り返るのだ。
今月はそうですね、いつもよりは大人しめな更新が多かったような気はします。ちょっと読書に重点を置いてた月になった感じです。
やっぱり読書は面白いですからね。はまると夢中になっちゃいますね。
さて早速、記事を振り返っていきますか。
アクセス数が多かった記事まずはアクセス数が多か
みなもすなるChatGPTというものを
ChatGPTが新バージョン(ChatGPT-4o)になったと聞き、そろそろちゃんと本格的に触ってみるかと思って、ついに課金をしてみました。なんと月額20ドル。ぎょえーー。
いや、AIと仕事の関係とかうんぬんを時々江草も偉そうに語ってるくせに、全然AI触ってないのもなんなので、みんなが普通に触るぐらいには触っておこうかなと。
あと、実際に江草が苦手とする図表作成とか(絶望的な美術的センスなので
みんな苦労してるんだよね
最近、このジョン・スチュアート・ミル(以下、ミル)の生涯と思想をまとめた新書を読み進めてます。
ミルは、『自由論』や『功利主義』で超有名な思想家です。江草個人的にもけっこう好きで、特に『自由論』と『大学教育について』はとても琴線に触れました。
余談ですが、ミルは、これまた江草の推し思想家であるバートランド・ラッセルの名付け親という面白い流れがあります。(つまり江草はこの辺の系譜の人の思想が好き
『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』読んだよ
カトリーン・マルサル『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』読みました。
アダム・スミスは言わずと知れた「神の見えざる手」の概念の提唱者です。自由市場に任せておけば自然と「神の見えざる手」が良いように経済を最適化してくれる。だから各自が利己的に振る舞うことが経済にとって良いのであるとする考え方ですね。
流石に今では普通はそこまで素朴な考え方ではなくなってますが、それでも今なお強い影響力を持っ
子どもたちの定時出勤
保育園に子どもを送る時の道すがら、たまに、泣きじゃくる子どもに苦戦してる親御さんを見かけます。なだめてたり、強引に引っ張ってたり、もはや無反応だったり。
見かけるたびに「大変だよね、わかるよ」と親愛なる同志を見る眼差しを送ってしまいます。
嫌がって泣きじゃくる子どもを無下にしたくないという気持ちと、定時に間に合わなくてはいけないという社会の規律との間で板挟みになってる苦悩。基本的には前者を採り
前世代とのコンフリクトにどう対応するべきか
昨日の続き。
昨日の最後の宿題として、先祖崇拝文化および長寿化に起因する世代間コンフリクトを緩和するにはどうしたらいいかという問いが残ってました。
どうしても丸く収まりそうにない大変な難問ですが、結局はそうそう理想的にはいかないということを前置きしておいた上で、何とか食いついてみると、理論的にはいくつかの方向性が考えられると思います。
まずは「先代には目の前から居なくなってもらう」という考え
自由競争のfight or flightパラドックス
昨日書評を書いた『テクノ・リバタリアン』を読んでいたり、あるいは先日の学会での某教授の発言を聞いてる時などでも感じることなんですが、自由競争を煽る人によく見られる矛盾があるなと。
いや、みんなけっこう好きじゃないですか。「自由競争で切磋琢磨してスキルを高めよう、生産性を高めよう」みたいな言説。
この言説、大好きな人と大嫌いな人に両極に分かれると思うんですが、(もしかすると意外かもしれませんが)