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都心水辺散策⑩:内川.えっ,河口に浜辺!? 大森ふるさとの浜辺公園

東京都の河川(東京都HPより引用)

はじめに

日頃の仕事をリフレッシュするため,週末に都内の水辺を散策しています.今回は,内川.呑川の北を,立会川の南を流れる河川(東京都が管理)です.内川は大田区を流れており,流路延長1.55kmと短く,さらにその半分程度が下水道事業として地下に埋まっており、地表を流れている区間はちょびっとです.自転車で走ったので本当にあっという間でした.

散策時に知ったのですが,河口部には干潟があり,多くの鳥類の休息,採餌の場となっていたり,浜辺が整備されているなど潤いと安らぎをもたらす場所となっています(参考webサイト).

さて,今回の散策は,立会川の散策の後に,そのまま行きました.立会川と勝島運河を散策した後,大井競馬場のある平和島?を縦断し,内川の河口に向かいました.そこから,内川沿いを上流に向かって進み,最終的にJR大森駅から岐路にたちました.

散策エリア(GoogleMapより引用)

お気に入りの水辺写真

内川水門,水辺のガーディアン
大森ふるさとの浜辺公園

散策開始(上流から始めます)

23区内を流れる東京都管理の河川は,水源からある程度の区間が下水事業区間として地下を流れており,突然,地表に現れます.あれ,内川汚い...

内川,地表に現る!

内川も相変わらず,コンクリートで覆われた河川となっています.ただ,他の河川と比べて,コンクリートの壁が低く,道路から簡単に水面を見ることが出来ました.水がきれいだといいんですけどね...

ただ,これまで見てきた他の河川と異なる特徴が2つ.1つ目は,川岸に石を詰め込んだ籠が設置してあり,水草が生えることが期待されているのでしょう.少しでもこのような空間があると,ちょっと和みますね.また,水位が高くなると,このような場所では水の流れが遅くなり水棲生物の避難場所になるのでしょう.コンクリート河川では,水流が速くなりがちですが,このような場所を設けることで,少しでも水棲生物が生息できるようにしているのでしょう.

岸壁に石を詰め込んだ籠

もう一つの特徴は,水質浄化施設があること(目立っていること).内川では,水質悪化によって魚が酸欠死したり,悪臭が発生したりするなど,様々な問題が生じているとのこと.大田区都市基盤整備部によって,水質浄化施設が運用されています.

いきなり,泡!
水質浄化施設

河口に近づくと,ちょっと様子が変わります.

内川の案内板

我,水辺のガーディアン! 内川水門(参考webサイト)です.高潮や津波などから,河川を遡上する流れをここで守ります.水門があるから内川の岸壁が低かったのですね.

内川水門

内川水門の裏側(上流側)には,内川排水機場があります(参考webサイト).水門を閉鎖したときに,水門の上流側にたまった水などを水門の外(川)に吐き出す施設です.

内川水門(裏)と内川排水機場
排水機場の出口?

さて,ここを通り過ぎると,河口です.大森ふるさと浜辺公園!

公園マップ

公園の入り口から内川水門を見ると,こんな感じ.カッコイイですね.

浜辺橋から内川水門を望む!

浜辺橋から河口を見るとこんな感じ.左岸側と右岸側に公園が整備されています.

浜辺橋から河口を望む

その中で,河口の左岸側には,ボートの停泊場があります.ここから,京浜運河に出ていくようです

内川河口の左岸側.
ボートの停泊場

河口の右岸側には,浜辺が整備されています.こんな都心に浜辺があるなんて,信じられませんでした.憩いの場ですね.波もほとんどないので,小さなお子さんを連れて行くのも安心ですね.(この浜辺を奥の方に進むと,以前散策した呑川河口部に到着します.)

おわりに

さて,今回はこれでおわりです.住宅街を流れる内川はコンクリで覆われた河川で,憩いの場とは言えませんでしたが,河口部に整備された公園はボートの停泊場や浜辺があり,地域一帯の水辺の憩い場となっていました.

参考webサイト


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