見出し画像

京都 中編 幕末と夜の先斗町

2023年9月2日〜3日。
こちらは初日(2日)の午後の話。
前編は(苔寺、嵐山)↓

嵐山から京都中心部まで嵐電嵐山本線に乗る事にしました。
東京でいうと世田谷線と都電荒川線(さくらトラム)が一緒になった感じ。

車内は車両の前後にしか扉がないために、長いベンチシート。

1部 路面電車になってました。

24分で四条大宮駅に着きます。早いな!

壬生を目指します。

そもそも、今回の京都行きを決めた時に「何かテーマを持って回ったら良いのではないか?」という話になりました。
前回の京都旅では、坂本龍馬が襲撃された「寺田屋」や鳥羽・伏見の戦いの銃痕が残る「魚三楼」を見に行きました。
それで、「幕末」をキーワードにしようと、本を読んで予習していたんです。

壬生…そう、新撰組の最初の屯所があった地域です。今年は新撰組結成160周年。
特別公開をしていたりします。

四条大宮から壬生は徒歩で5~10分程。近いのでこの日のうちに回ってしまえないかな?とこの時点では思っていました。

まず、最初に見つけたのは

「光縁寺」。山南敬助と縁のある寺で何人かの隊士の眠るお墓があります。
ここは前から写真を撮るだけ。

そして、「旧前川邸」へ入ります。

母屋の入口はお土産屋さんになっていました。
現在、個人所有のため、母屋の中は非公開でしたが、山南敬助が切腹した部屋や近藤勇が落書きした雨戸などが残されているそうです。
一旦、外に出て脇から、特別公開中の蔵へと行きます。

こちらは今回初公開なんだそう。

ホームページより

旧前川家は両替商をやっていた郷士(身分は侍)で、2つの蔵の1つは味噌の貯蔵を、そして、今回公開のこちらの蔵には金品が置いてあり、隠し床のような床下にいっぱいの小判が敷き詰められていたとか。
新撰組が屯所として使った際に、前川家は床下の財産を持ってここから立ち去り、残された滑車(小判の詰まった箱を持ち上げるため)が今も現存しています。

ホームページより

実はこの滑車を使って新撰組による拷問が行われました。
長州派の商人 古高俊太郎は逆さ吊りにされ、拷問を受け、その自白から有名な「池田屋騒動」へと繋がったそうです。

前回、撮ったもの。池田屋の跡地は居酒屋になってます

蔵の外には長屋門の出窓が移築されていて

新撰組が付けた大きな刀傷が2つありました。

また、こちらの出窓は山南敬助が切腹(新撰組を脱走、その後、沖田総司に捕まり連れ戻され、掟により切腹)の前に島原の元遊女で妻である
明里と最期の別れをした場所。
悲しい歴史も刻まれていました。

次に

壬生寺へと行ってみましたが、公開時間が終わっていました。残念!
続きは翌日に持ち越しです。

古い建物や塀がたくさん残っていて、京都、良いな〜!

バスで四条河原町まで行き、テクテク歩き

路地を抜けたら先斗町。
陽射しは無いものの、すごく蒸し暑かった初日。
晩御飯は

鴨川の川床で

ヨシュアさん撮影

乾杯〜!
初川床体験。本当に足の下に川が流れていて、蜻蛉がすぐ横に止まったりと、ワクワクしながら飲むビールは美味しい〜!

ヨシュアさん撮影

居酒屋「ぽんと」さん。
実は川床は単品だと1時間しか利用出来ないんですけど(コースは1時間半)、その後はお店のカウンターに移動させてもらえて、ゆっくりと飲む事が出来ました。
お店の人たちもすごく良い感じ。
楽しい夜となりました。

帰る時には川床は満席。
まだ19時なんですけど、外はすっかり真っ暗。
夜の先斗町を散策します。

どこに入ろうかな?そんな人も多くいます。

路地を覗くと魅惑的で吸い込まれそう。お腹いっぱいで良かった。

Barもあったり、先程のお店も居酒屋だったり、先斗町には高級店からリーズナブルな所まで、いろんなお店があるみたい。

外国からお客さまも何を食べようかな?って考えてます。

鴨川の河原へと行ってみます。

皆、並んで座ってるのはどうしてだろう?と座ってみました。
川の流れを眺めながら、たわいもないお喋りが楽しいからなのでしょう。

老若男女が好きな鴨川。この街の母なのかも知れないですね。

さて、今夜の宿へと向かいます。

ここの光が綺麗だったので

ヨシュアさん撮影

撮ってもらいました!

ストリートミュージシャン

高瀬川沿いを少し歩き

蛸薬師通りを行き、烏丸通りを過ぎて

ってお店を見ながら歩いていたら、すぐ今夜のホテル(ヴィアイン四条室町)に着きました。

ホテルの部屋は清潔な小さなシングルルーム。
大き過ぎると落ち着かないから、ちょうどのサイズ感。
滝のようにかいた汗をシャワーで流し、眠りにつきました。

中編はここまで。すごく楽しくて、いろんな体験をした1日目でした。
2日目は後編で綴ります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?