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嘘みたいな本当の話【失恋から立ち直る方法 番外編2】

ちょっと今日の話は、頭大丈夫?って思われるかもしれない。
でも実際に起きている不思議な話。創作ではない。

私は、去年の秋ぐらいからクモと同居している。
(TOP画は雲だが、蜘蛛の方。)

正確には特に追い払ったりやっつけたりしていないから部屋の中に住んでいるというのが正しい。

全身で1.5cmぐらいの茶色と黒の真ん中ぐらいの小さいクモ。

やっつけないと増えるよと言われたりもしたが、特に害を感じていなかったので、そのままにしていた。
蜘蛛の巣も張られたりはしていない。
途中からは、なんとなく、床にいたら踏まないようにぐらいの配慮はしていた。

狭い部屋ではあるけれど、神出鬼没で、
居室のカーペットでうろうろしていることもあれば、
壁伝いに玄関まで大移動しているときもある。

このクモさん、不思議なのだ。

去年の秋ごろからずっと居て、冬もずっといて、
出張で家を数日空けて帰ってきてもどこかにいて、
もはや同居人ぐらいの感じでいたのだが、、

今年の1月末頃・・・突如姿を消した。

姿を消す2日前頃、急によく大移動するなぁ、距離が伸びたなーと思っていたので、
どこかから外に出て行ってしまったのかなぐらいにしか思っていなかった。

それから少しして、人生でも驚くような出会いがあり、
恋に落ちたハイテンションで2か月間ぐらいを過ごし、痛手を負う失恋をした。

街は新生活を迎える学生さんや新社会人であふれる中、
私は、失意の4月。

なんと、あの個体と思しきクモが戻ってきたのだ。
もちろん、本当に同一のものかはわからない。
ただ、一匹きり、同じように神出鬼没なスタイルで現れたのだ。

それからもしばらく、私が家に帰りたくなくて、毎晩遅くまで外で過ごして帰ってきてもいた。

ところが、また数日前から姿を消してしまったようだ。

もしかしたら、私を励ますために出てきてくれていたのだろうか。

それとも、また新しい出会いがあるという予兆なのだろうか。

なーんて。

(これで数日後にまた現れたら笑い話だけれども。)

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