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「ママ友」は無理に作らなくていい。でも、思い込みを外せば大親友ができるかもしれない。

みなさんには「ママ友」はいますか?

私はあまり人数は多くありませんが、娘の保育園時代のお友達のママ(Aさんとします)とは今でも大親友と呼べる間柄です。

Aさんとは定期的に会いたくなるほどで、大人になってからこんな友達ができるなんて自分でも驚きです。

母になって初めて形成する「ママ友」という特殊な関係性。

私自身の体験をもとに、ママ友との関係性についてお話します。


自分の「軸」がブレない。すごいママとの出会い

私がマンションでコミュニティを作っていた頃のこと。(詳しくはこの記事で)
「この人すごい!」と思う1人のママに出会いました。

この時のコミュニティでは、お取り寄せで美味しいご飯を食べたり、講師を呼んでヨガや趣味の講座を開催したり、ただ集まって子供たちを遊ばせながら、お話するような日もありました。

そんな、子供たちを遊ばせる日に現れたのがそのママでした。

子供を遊びの場に入れたあと、そのママは文庫本を広げて1人で読み始めたのです。

ここへ来るママは基本的には子供たちを遊ばせながら、何人かで集まっておしゃべりする人がほとんどの中、その行動にいい意味で衝撃を受けたのを覚えています。

最初はあまりこの場が楽しくないのかと思っていましたが、その後も毎回遊びの日には来るのです。

私は気になって、声をかけました。
するとそのママは教えてくれました。

「私は1人が好きで、人とコミュニケーションを取るのは苦手です。だけど、この子にとっては誰かと関わりを持つことも大事ですし、子供が楽しそうならここへ来続けたいと思ってるんです。」

そのママにとっては、このコミュニティでは、1人でいても放っておいてくれることが逆に心地よかったとのことでした。

このお話を聞いて私はハッとしました。

どこかしら自分も人に流されていたり、ママ友だからとある程度人に合わせていた部分があったのではないかと気づいたからです。

自分の中できっちりと軸を持って、 ブレない強さがあることはとてもかっこいいなと感じました。

子育ては親育て

私も、昔はどこかでママ友との会話を憂鬱に感じたり、生産性がないように思ってしまう場面もありました。

ですが、そんな感覚をガラッと変えてくれる出来事があったのです。

あるとき、娘が通う保育園でトラブルがあり、保護者全員で立ち向かう必要のある課題が発生しました。
そのため、保護者で集まって、保育園に対して意見を言う必要が出てきたのです。

そんな時、普段はあまり生産的でない会話をすると思っていたママが、理路整然と現状の課題と要望、解決策などをスラスラと伝えている様子に遭遇しました。

ここで気づいたのが、価値観が一緒かどうかは、1つの側面からだけでは判断できないということです。様々な出来事を通して、それに対する対処法や立ち居振る舞いを知って、初めてその人を本当の意味で知ることができるのです。

特に「ママ友」という特殊な関係性においては、全員が全員、普段の立ち話で本心でしゃべっているわけでもありませんし、周囲に合わせている部分も少なからずあるのです。

この経験を通して、自分の一方的な思考を恥ずかしく思いましたし、改めて「子育ては親育て」であると実感しました。

ママ友作りが苦痛なママへ

最後に、ママ友作りがどうしても苦手、だけど子供のためにある程度友好的な関係性は保ちたい!というママへいくつか私の体験からアドバイスをお伝えできればと思います。

「子供のためになる時間」と割り切る

まず、ママ友との時間は自分の時間ではなく、「子供のためになる時間」と割り切ることです。

もしあなたが、ママ友と話が合わない、つまらないと思って過ごしているなら、きっとそれは態度や声色、雰囲気に気づかないうちに出ています

それは子供にとっても、自分にとっても損な時間です。

どうせなら、せめて子供にとって得する時間にすると考えてみてはいかがでしょうか?

ママ友付き合いは、仕事に例えるなら、営業職のようなものです。ママ友というコミュニティ(会社)に我が子(商品)を売り込む、そんなイメージです。(もちろんこれは例えですよ!)

そうなったら、まず何をするでしょうか?

おそらく相手(商談先)のことをヒアリングしますよね。本心で興味があるかどうかに関わらず、その人に興味を持つ努力をすると思うんです。

そんな風に、人間観察、ヒアリングの時間(営業時間)としてとらえると案外おもしろく過ごせるかもしれません。

しかも、もしかするとその中で、1人か2人気の合う友達ができるかもしれないのです。最初はママ友なんていらない!と思っていても、そんな人に出会えたら素敵だと思いませんか?

そんなおまけもついてくると思うと、憂鬱なママ友付き合いも少しは楽しくなるかもしれません。

私も冒頭のAさんとは、話す中でたまたま仕事観や価値観が合うことがわかり、今では子供抜きで会ったり、誕生日をお祝いし合う大親友になりました。

離れるセリフをお守りに

とはいえ、それでも不快でしょうがない、価値観があまりにも合わない、という場合は、離れるセリフを用意するのも1つの解決策です。

仕事の予定があるとか、約束があるとか、自分の定番を1つ持っておくと安心できるのではないでしょうか。

いずれにしても、まずは自分がどうしたいのか?が一番重要です。

読書をするママのように、自分の軸を大事にしたいのか、それとも友好的でありたいのか、自分のスタンスを決めることが大切です。


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