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急成長中の株式会社DROBE。経営チーム全員でEVeMプログラムを受講することの意義【株式会社DROBE】

「ファッションから、日々を楽しもう」をコンセプトに、女性向けのパーソナルスタイリングサービス「DROBE」を運営する株式会社DROBE。サービスローンチから2年半でサービスのユーザー数は10万人を突破し、組織は業務委託のエンジニアやスタイリストを含めると約150名まで成長。
短期間で急成長する中でマネジメントの壁にぶつかったDROBEが、EVeMプログラムを導入しどう変貌したのかーー?

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言葉の定義から擦り合わせる・・・
重要な議論にフォーカスできていない感覚があった


ーーEVeMにお問い合わせいただいた当時、会社として抱えていた課題や悩みはどんなものだったのでしょうか。

山敷:主な課題は2つありました。1つ目は、弊社が創業2年ぐらい経って退職者が出始めたということです。もちろんずっと退職者が0名の会社は滅多にないかもしれませんが、弊社の事例を振り返って「健全な活動の中で出た退職者か?」と考えると課題もあったのではないかと思い、できる限りお互いのミスマッチや不幸な退職を減らしていくにはどうすれば良いかを考えていました。
もう1つは、退職者の話と紐づくのですが、組織の話をすることが増えてきたことです。経営陣で議論をする時に、議論の前提から議論することが多々あり、「モチベーションとは」といった言葉の定義から始めるので、議論を始めるまでに時間がかかってしまっていました。
この2点の課題を、外部の力を借りて解決していきたいと思ったのが最初のきっかけです。

中澤:私としては、退職者が自部門から出ていたということもあり、マネジメントスキルに問題があるのでは?と考えていました。
後は、山敷が言ったように、経営陣で組織的な課題の議論をするときに、共通言語がないので思うように進まずもどかしい気持ちになることもありました。事前にベンチャーマネージャーのマニュアルを見ていてその内容にしっかり腹落ちしていたので、EVeMさんに相談することには賛成でした。

ーーEVeMのプログラムを受ける前に一度体験セッションを受けていただきましたが、その中で印象に残っていることがあれば教えてください。

山敷:講義→問いかけ→ディスカッションというEVeMプログラムの進め方の中で、ディスカッションで様々な意見が出た時に、最終的にはEVeMが正解の指針を与えてくれたところが印象的でした。

中澤:経営陣で議論しなければならないアジェンダについての話が印象的でした。弊社の経営会議では事業に関する議論が多かったのですが、これまで意識して議論してこなかった他のテーマも、会社として重要な意思決定をするためのアジェンダに含まれるということを教えていただきました。

受講するまで顕在化していなかった課題に気づき、改善につながった


ーー実際に、EVeMのプログラムを受講されてみての感想を教えて下さい。

山敷:講義自体が斬新だったというよりも、受ける前にはそれほど課題だと思っていなかったけれど、実はここにも改善点があった、という発見があったことが大きかったです。例えば、戦略のパートでの目標や方針の設定などは、実はそれに近しいことは弊社でもやっており、特に顕在化した課題があったわけではありませんでした。ですが、受講してみて初めて「ここまでシンプルにできていなかった」「メンバーの時間を多く使っていた」「定義がブレることがあった」などの改善点に気づき、EVeMの型を使って運用した方がいいよねという話になりました。
実際にマーケティングチームから、EVeMの型を使うことによってモメンタムが出てきたという声も上がっています。
こういった、顕在化していなかった課題も改善することができるのが、一貫したパッケージを受けるメリットだと思います。

元々課題感を持っていたピープルマネジメントについては、講義ももちろん良かったのですが、1on1でロープレをフォローしていただけたことが非常に大きかったです。講義だけ聞いて実践できるというわけではなく、それぞれの会社の事情に合わせて装着していくことが重要なので、細かい論点についても確認できる場があってありがたかったです。

中澤:講義の中で特に印象的だったことはアサインメントのところです。メンバーのwillを1on1で聞くといったことはしていたものの、それを型にあてはめて考えるということは新鮮でした。
全メンバーに対して型に当てはめてみたのですが、大きくずれていなかったことを確認でき、安心材料にもなりましたね。
また、ピープルマネジメントで「人は感情の生き物」という話がありましたが、正直に言うとこれまでは肯定的ではありませんでした。ロジックが通っているか否かではなく、人は感情で動くんだということを腹落ちできた点も良かったです。

経営陣で受けたことによって、議論の精度が格段に上がった


ーー経営プログラムを5名で受けていただいたことによる変化はありますでしょうか?

山敷:経営チームとしての議論や意思決定の精度が上がったという点において、経営陣全員で受講した意義は非常に大きかったと感じています。
弊社は私が代表であるものの、私とそれ以外の経営陣に差があるわけではなく、チームとして経営を行っています。経営メンバーのパーソナリティも、全員議論好きということもあり、組織に対して思うことがあればフラットな関係で議論していくスタイルでした。
これまでは、何を議論すべきかの議論に4,5時間、議論のテーマが決まっても言葉の定義の擦り合わせに2時間使うなど、重要なことにフォーカスできていないことが多かったです。私だけで議論のテーマや言葉の定義を決めたとしても、どこか全員が腹落ちしていない状態だと議論が宙に浮いてしまうことも過去にはありました。
今回経営チーム5人でEVeMプログラムを受けたことによって、目線と言葉の定義が揃ったので、議論が重要なことにフォーカスされるようになりました。

中澤:私も山敷が言ったように、経営陣の議論の精度が上がったということが大きかったと思います。経営陣5人とも議論好きですし、お互いに忖度することは全くないので、コミュニケーション自体は受ける前後で変わったというわけではありませんが、議論がフォーカスされるようになったところは明らかに変化を感じています。
体験セッションでも効果を感じた点ですが、議論すべきアジェンダ設定が明確になったのが1番変わったところかと思います。

DROBEの経営チームとして、より事業にフォーカスできる組織をつくる


ーー急成長を続けるDROBEさんですが、今後の経営チームとしての目標について教えていただけますでしょうか。

山敷:弊社は今回経営チームでEVeMプログラムを受けて、経営チームは共通認識として「マネジメントの型」という指針を持った状態です。次のステップは、経営陣以外にもEVeMの型を共有して、会社としてしっかりと事業にフォーカスしていくことだと考えています。
プログラムの中で、「目標は業績を上げるためのツールである」というお話もありましたが、我々にとっても、フォーカスすべきはお客さまへの更なる価値提供や満足度向上であり、組織のマネジメントの話は意識しなければしないほどいいと考えています。経営陣が共通認識として持っている型が全社に浸透していき、マネジメントを意識せずに自然とリソースが事業に向かう状態ができれば、弊社として掲げている未来に到達するスピード感を上げられると思うので、そこを目指していきたいです。

ーー山敷様、中澤様、ありがとうございました!

EVeM HERO INTERVIEW
インタビュイープロフィール

代表取締役 山敷 守 氏
東京大学経済学部卒業。在学中、学生向けSNS「LinNo」を立ち上げる。
2010年、株式会社ディー・エヌ・エーに入社。提携事業「Yahoo!モバゲー」でプロダクトマネージャーを務めた後、2012年、無料通話アプリ「comm」を責任者としてリリース。
その後、シンガポール、アメリカ等を対象とする海外新規サービスほか、複数の事業立ち上げに従事。
2016年、BCG Digital Venturesの日本拠点の立ち上げから参画し、様々な大手企業との新規事業開発に取り組む。2019年4月、DROBEを設立し代表に就任。

執行役員 コーポレート統括 中澤 智彦 氏
大学卒業後、医薬品開発の受託研究企業に法務として入社、プライベート→IPO→POを経験。2008年からDeNAにてエンタメ、ゲーム、ヘルスケアの法務として従事。その後、エンタメ、SaaS系ベンチャーにて法務マネージャー、FintechスタートアップのKyashにてCorporate Manager、Legal&compliance Managerを歴任し、2019年4月より創業メンバーとしてDROBEにJoin。2021年5月より執行役員コーポレート統括。

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