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育成意識の強化と共通言語作りで、再現性のあるマネジメントを【株式会社FinT】

総合フォロワー数90万人の若年層女性向けSNSメディア「Sucle(シュクレ)」の運用やSNSマーケティング事業を展開する株式会社FinT。誰もが注目する新進気鋭の会社だが、平均年齢27歳という若さと、マネジメント経験があるメンバーの少なさが相まって、従業員数約80名でマネジメントの壁にぶつかっていた。そんなFinTは、EVeMプログラムを受講してどう変化したのかーー。

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平均年齢27歳。急成長する中で、育成への意識が希薄になっていた


ーーEVeMを導入した当初の、事業面と組織面それぞれのマネジメント課題について教えていただけますか?

大槻:事業面は長期的な視点が持てていないこと、組織面は中間層のマネージャーが育っていないことが課題でした。今振り返ると、若くてマネジメント経験がないメンバーがどんどん増える中で、意識的なマネージャー育成はできていなかったのだと思います。

山下:事業で長期的な視点を持つためには一定の余白が必要だと考えているのですが、当時はその余白が持てていなかったことで、FinTの強みを十分に活かしきれていませんでした。
組織面では、経営陣を含めてマネジメント経験がある人がほとんどいなかったので、マネジメント方法は属人的になっており共通言語となるものがありませんでした。
事業面と組織面は有機的に絡み合っているので、今マネジメント課題に取り組むことで未来への投資にしたいと考えていました。

ーーEVeM導入に至った一番の決め手は何だったのでしょうか?

大槻:以前から長村さんの書籍やnoteを読んでいましたし、他の会社の方からも導入して良かったと聞いていたことが大きいです。手を打ちたいがどうすればいいか分からなかった私たちにとって、実践的でベンチャーに特化したEVeMは相性が良さそうだと思い導入を決めました。

単純な研修との違いは、同じ目線で向き合うトレーナーの存在


ーーお二人のトレーナーを務めた紺野の印象はいかがでしょうか?

大槻:紺野さんに担当していただいて本当に良かったです。正直に言いますと、初めは単純な「研修」だと捉えており、ここまで1人1人に寄り添ってくださるとは思っていませんでした。紺野さんは、教える立場だから偉ぶるということは全くなく、常に私たちと同じ目線で向き合って下さったと感じています。
充実した講義内容に加え、FinTの状況や私たちの性格に合わせた的確なフィードバックがあったので、スムーズに会社に取り入れることができました。

山下:前職でFinTに近い事業をご経験されていたので、FinTのビジネスモデルを理解された上で組織面の課題について教えてくださったことが、想像以上の価値を感じたポイントでした。
また、私たちがモチベーション高く受講できたのも紺野さんのおかげだと思っています。チャットでのコミュニケーションでも、今の私たちがマネジメント課題に取り組む意義を常に伝えて下さったことで、最後までやりきろうと思うことができました。

ーートレーナーとの1on1チケットもフル活用してくださいましたが、どんなところが良かったでしょうか?

大槻:いただいた実践シートを活用しきれるか不安だったのですが、1on1の中でEVeMの型という共通言語をもとにわからないところを紐解いていただいたことで、使いこなせるようになりました。
マネジメントの型という武器を与えられ、一気に全部やろうとしてしまった時も、今のFinTが注力すべき点を伝えてくださり非常にありがたかったです。

山下:「講義・実践シート・1on1」というプログラムが絶妙なバランスなのですが、特に1on1を上手く活用するのが大事だと感じました。もちろん講義も実践シートも活用するのですが、日々忙しいベンチャーでは、目の前の成果に優先的に時間を割くことがどうしても起きるのではないでしょうか。
ですので、実は講義を受けて実践シートを埋めるだけではまだ本質的に身に付いたとは言えません。実務の中で悩んだ時に1on1を活用することで、個別具体的な事象にまで落とし込んだ型の使い方が身に付くのだと思います。

育成への意識が強化され、組織について話す時間が増えた


ーーEVeMプログラムを受講し、お二人の中で自分自身が一番変化したと思う部分はどこでしょうか?

大槻:一番の変化は、育成に対する向き合い方です。これまでは、チャレンジする環境を与えてそこで戦える人が残るというスタンスでしたが、きちんと武器や地図を渡して導いていくスタイルに変えないと再現性の高いマネジメントはできないと痛感しました。
山下ともEVeMで学んだことをどう会社に取り入れていくか話す時間が増え、これまでよりも議論の質も上がったと感じています。

山下:大槻と同じく、育成に対する向き合い方に一番変化がありました。仕事をしていればメンバーは勝手に育つという認識を改め、マネージャーが意識的に育成のための業務を渡さなければならないというのは大きな学びでした。
また、長期的な視点を持つための余白も、「誰に何を任せるのか最適なアサインができる」「任せた後の失敗を許容できる」ことで生まれると考えています。
マネージャーの育成への意識を高めることで、事業の長期的な視点も持ってもらえるイメージがついているので、あとは実行していくだけですね。

目指すのは、それぞれの強みを活かし大胆なチャレンジができる会社


ーーFinTさんはどんな会社を目指していらっしゃるのでしょうか?

大槻:FinTは、パーパスとして「みんなの強みを活かして、日本を世界を前向きに」を、ミッションとして「思いやり×アルゴリズムの『価値づくり』」を掲げています。私たちの事業を通して、世の中のあらゆる良いものを日本や世界に届けられる価値づくりができる会社にしていきたいと考えています。
現在の事業領域に囚われず様々なチャレンジができ、一人ひとりがいきいきと働いてそれぞれの強みを補完しあいながら大きくなっていける会社が理想です。

ーー経営陣として、FinTさんのマネージャーに求めることはどんなことでしょうか?

大槻:ずっと伝えていることなのですが、会社も自分も成長していくために、型にはまらず大胆なチャレンジができるマネージャーになってほしいです。
そのために我々経営陣が率先して、チャレンジしやすい環境を整えていきたいと考えています。

山下:私自身、人は勝手に育つのではなく計画的に育成しなければならないというのが今回の大きな学びでした。この考えを他のマネージャーにも浸透させ、たくさんの信頼できるマネージャーが生まれるような組織を一緒に作っていきたいです。

組織作りに早めに取り組むことは未来への投資になる


ーー最後に、EVeMのプログラムはどんな方におすすめでしょうか。

大槻:もっと早く導入していれば良かったと思いますし、FinTと同じく若い組織や100名未満のスタートアップには是非おすすめしたいですね。
経営陣も組織運営やマネージャー経験がほとんどなく、とにかく目の前のことに愚直に取り組んできたFinTは、EVeMの型を取り入れることによってマネージャー陣に共通言語と育成への意識が生まれました。
組織作りに早めに取り組むことで、今後より大きなチャレンジができる体制を整えられるのではないでしょうか。

山下:私も、もう少し早い段階でも良かったと思っています。おすすめしたいのは経営者ですね。マネージャーだけが受講しても、会社としての共通言語にはならない気がしています。
組織のトップが受けた上で、共通言語を持たないといけないという感覚が会社全体に広がることが重要だと思います。

ーー大槻様、山下様ありがとうございました!


EVeM HERO INTERVIEW
インタビュイープロフィール

株式会社FinT
代表取締役  大槻 祐依 氏


1995年生まれ。
早稲田大学の起業家養成講座の受講や学内のビジネスコンテストで優勝。そして在学中の2017年3月にFinTを起業。
メディア/SNS運用の知見を活かし、SNSマーケティングの最新傾向やZ世代動向分析に強みを持ち、「News Picks」プロピッカーをはじめ、テレビ朝日の「羽鳥慎一モーニングショー」 にSNS専門家としてコメンテーター出演。他にも「日経ビジネス」や「マネー現代」、「ダイヤモンド・シグナル」など多数のメディアで寄稿。

取締役COO
山下 恵 氏


1995年生まれ。立命館大学経営学部卒。
大学1年から広告代理店のベンチャーで約1年半長期インターンを行なったのち、3年の夏にメガ・ミドルベンチャー中心に8社ほどの短期インターンを経験。その後、語学CtoCアプリ・法人向け語学研修サービスを運営する株式会社フラミンゴへジョイン。2016年9月〜2019年2月までフラミンゴで働き、最終的にはBtoB事業部の責任者まで担当。
2019年3月から女性向けインスタメディア「Sucle」とSNSマーケティング事業を運営する株式会社FinTへ入社し、取締役COOに就任。

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