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死ぬ前には読んでおきたい本

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読み散らかした本を適当にサマった上で、感じた事を書き下ろしてます(週末投稿)。 海外在住で日本語図書入手するのが難しいので、すべて英語で読んでます。英語の勉強にもなります。 … もっと読む
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【読書】本とどう向き合うか

世の中に溢れかえる本。活字へのアクセスが限定されていた近代以前に比べれば、現代社会はまる…

Brusco
4か月前
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【読書】金とのつきあい方/「Rich Dad, Poor Dad」から

稼ぎ方、使い方、増やし方等を含め、金とどう付き合うべきかを説いたキヨサキの一冊で、恐らく…

Brusco
6日前
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【読書】豊富なデータから人々の行動原理/インセンティブを理解する/「Super Freakono…

ベストセラーとなったポップな経済学書籍Freakonomicsの続編。経済学的な観点から、豊富なデー…

Brusco
13日前
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【読書】他人とのコミュニケーション/「Talking to Strangers」から

人は、見知らぬ人を判断するのが苦手。その理由として、人は他人の言動や仕草、あるいは人種や…

Brusco
2週間前
7

【読書】大衆運動の神髄に迫る/「The True Believer」から

フランス革命、レーニンのボルシェビキズム、ナチス・ドイツ、ファシズム、日本の軍国主義など…

Brusco
1か月前
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【読書】犯罪組織の経営から親の子に対する影響まで/「Freakonomics」から

40 か国語に翻訳され、世界中で 500 万部売れた書籍。不動産業者のビジネス、相撲力士、学校の…

Brusco
1か月前
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【読書】希望の経済学/「Good Economics for Hard Times」から

ノーベル経済学者のアビジットさんとエステルさんの書籍で、移民流入による雇用&賃金破壊、貿易自由化、成長の指標、経済格差、環境問題などを題材に、スタンダード経済学理論の限界点などを指摘しつつ論じている。 要約スタンダードな経済理論では実体経済を捉えきれない事、さらには様々な弊害を起こしかねないことを指摘。 本書で着目しているのは、移民、国際貿易、経済成長、格差、環境といったコアな経済問題。 移民問題や貿易自由化などについて、改めてスタンダード経済学に準拠して政策作っても、

【読書】ノーベル経済学者が新自由主義的主張を論破

新自由主義/ネオリベラル/共和党系の経済学者がよく使う概念や主張を一つ一つ論破していく左翼…

Brusco
1か月前
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【読書】新自由主義=エリート階級による独占体制

新自由主義/ネオリベラルという言葉が使われはじめて久しい。欧米ではイギリスのサッチャー首…

Brusco
1か月前
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【読書】思い込みや偏見のメカニズム/「FACTFULNESS」から

教育、貧困、環境、エネルギー、人口など幅広い分野について、インテリであればあるほどとらわ…

Brusco
1か月前
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【読書】日本人より日本人を理解する米国人研究者

第二次世界大戦中、敵国ジャパンを分析せよと米国政府から依頼を受けた文化人類学者ルース・ベ…

Brusco
2か月前
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【読書】ポピュリストとは?

世界各地で重要な選挙を控える2024年、今まで以上にポピュリストという言葉をニュース記事で見…

Brusco
2か月前
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【読書】強者による支配: 大量消費社会と富の再分配

大量消費&大量生産社会の根底には、強者がシステマチックに富を蓄えられる支配構造が出来上が…

Brusco
2か月前
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【読書】 グローバル化の勝者と敗者

18年位前に世に出た本だが、2024年担っても色褪せないノーベル経済学者スティグリッツの名著。自由貿易協定を考える上で参考になる叡知が詰まった一冊。 要約Win winと言われるグローバリゼーション、その名の下、様々な自由貿易交渉が行われている。 しかし勝者と敗者がいるのが現状。政府がしっかりと手綱を握り、慎重に事を進める必要がある(例:中国などアジア諸国)。 早急な市場開放は特に途上国にとっては危険。また先進国でも敗者となりうる人々がいる。そこら辺をケアするのは政府の