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私的SATCベストエピソード「女の特権、シューズマジック」を思い出した日

最近とにかく忙しくて仕事ばっかりで、なんだか自分だけ取り残されたような、輪に入れてないような、そんな孤独感でいっぱいになりながら毎日過ごしていた。

3月中旬から4月にかけて気温が上がってきたけど、まだサンダルを履く感じではなく、冬に愛用している5cmヒールのパンプス達を履いて出社していた。

なんとなく自分に自信がなくなり、私以外の人はみんな楽しそうだなとうつむきがちになっていた4月のある日、季節外れの気温となったので「サンダル履いちゃおう!」と思い立ち、ゴールドのキラキラサンダルを履いた。

履いた瞬間、「あ、これだ」と背筋が伸びた。
その日履こうと選んだサンダルは8cmヒールだった。

基本買うのは8cmなのだが、冬に愛用していたのはデザインを重視しヒールの高さは妥協して5cm。
153cmで背の低い自分にコンプレックスがあるので、ヒールは高めが好き。やっぱ8cmヒールじゃないと!と思いながら気分良く出社した。

そしてこの日、思い出したのは私的SATCベストエピソード1の「女の特権、シューズマジック」。

友人の家のパーティーにマノロ・ブラニクの靴を履いていったキャリーは、玄関で靴を脱ぐように言われる。
「靴も入れてトータルコーディネートなのに」と言うキャリーだが、ルールに従い靴を脱ぐ。
そして帰る時には靴はなくなっていた。。

友人にそのことを伝えると、探しとくと言われクタクタのスニーカーを借りることに。
スニーカーと合う服ではないので気落ちするがしかたなく借りて帰るキャリー。

数日経って、靴が見つかったか友人に電話するが忘れてたようで見つかっていなかった。
弁償するという友人に485ドルと告げると、「靴に485ドル?!」と驚かれる。
「あなたも履いてたじゃない」と言うキャリーに「それは本物の人生を見つけるまでね」と夫と子どもを持ってからが本物の人生と言う。

納得いかないキャリー。
誰だってほしい靴を買う権利はあるし、自分の人生だって本物だ。
誰にも否定される筋合いはない。

そう思った独身のキャリーは「自分と結婚する」ことにしたと言って、無くした靴を“結婚祝い”として友人に買ってもらうことに成功した。

エピソードの最後、初めての結婚祝いとしてもらったマノロを履いて嬉しそうに道を歩くキャリー。

~ナレーション~
シングルウーマンが行く道は平坦ではない。
だからこそ、特別な靴が必要なのだ。
歩くのが楽しくなるような靴が。

ほんとそれ。
たかだかいつもより3cm高い8cmのサンダルを履いただけで、歩く時に前を向けるんだもん。
やっぱり自信を持てるものを身につけるべきなんだと改めて感じた日だった。

こちらでは私的SATCベストエピソード不動の2位について語りました↓


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