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案ずるより産むが安しって言ったやつを許せない-妹・M美


あけましておめでとうございます🎍
2023年が始まってはや2ヶ月経過、相変わらず月日が流れるのは早いですね……

一度もお会いしたこともないものの、S子さんからよく話に聞く元祖・M美さんとさくらんぼさんが同じ時期に出産されていたとは、今年で5本の指に入るくらいの驚きです。
私も12月末に出産したので、みんな伯母にS子さんを持つ寅年生まれベビーですね!
S子さんが保育園開いてくれたら全員集うと思うので副業としてぜひ検討いただきたいです。

こちらは、もう出産から2ヶ月経って、産休も折り返し地点。子のお世話はまあまあ忙しいですが、単調な毎日を過ごしているのでいつも賑やかだった愉快なおじさんまみれの職場が若干恋しくなってきました。
そういえば、陣痛の時もS子さんから職場のおじさん痴話喧嘩をLINEで教えてもらってたな…

私は無痛分娩で出産に挑んだのですが、
無痛だと、陣痛促進剤という陣痛を促す鬼のような薬を点滴でいれながら、麻酔を入れるってことが多いらしいんですけど、
私の場合それをやったら、お産の進みが遅くなっちゃったんですよね。
それで、入院して数時間後から一旦麻酔を切ることに。
当たり前ですが、薬を入れてるので陣痛はいきなりMAXレベルのものが2分に1回訪れます。
2分に1回、悲鳴を上げる余裕がないくらいの激痛。
(でも、今もうその痛みが思い出せないので、人間ってうまくできているな…と思いました)
コロナ禍で立ち会いも面会もできないので、1人でスマフォ開いてただただ、激痛に耐えること、2時間。
なぜか、私はいつものようにS子さんとLINEをしていた。(むしろなぜスマフォで文字を打ててたんだろう…)


S子さん
また頼朝(我々の上司です)と泣き虫の後輩Hさんが喧嘩して、Hさんが泣いて、その小競り合いの真横にずっと後白河法皇(もっと偉い上司、部長です)が座ってるよ


ちょっと痛みが遠のきました。
後白河法皇がいるの面白すぎる

S子さん
Kさん(隣部署)に教えてあげたら、私の好きな下品な笑い方してました

(※Kさんは仕事がめちゃくちゃできて綺麗な方なのですが、本当に面白いことがあった時めちゃくちゃ下品な声を出して笑う癖があります。S子さんはその癖が大好き)


なんやて!

S子さん
ケンカの捨て台詞として、「頼朝さんは私以外のメンバーとは飲みにいってるじゃないですか!私は連れてってもらえない!私のこと嫌いなんですか?!」って言ったらしい。後白河法皇、どう思ったんだろう…


公衆の面前で、恥ずかしい。

S子さん
さすがの頼朝も「そこ?」って思ったらしい


この腹の痛さに比べたら頼朝のやってることはハラスメントではない

このあたりで助産師さんが様子を見にきてくれて診察してくれたのですが、なんと、びっくりするくらいお産が進んでいて、急に分娩室にGOすることに。
助産師さんは驚き、私は勝利のガッツポーズを決めました。
それからは麻酔をガンガン入れて、順調に無痛で出産。
日本で初めて無痛分娩したのは与謝野晶子らしいのですが、心の中で、晶子、先陣をきってくれてありがとう!!!と呟きました。

出産後、看護師さんから翌日以降のやることリストが渡されました。
翌日のところにあったのは「前日の出産を振り返ることができる」。
正直あの痛みは全く思い出したくないけど、頼朝との痴話喧嘩の話はめちゃくちゃ思い出せる……
私は一生、陣痛マックスの時に、頼朝が痴話喧嘩してたことを思い出すんだろうな………
と、ひとり、病院のベットの上で思った次第です。

我々の職場はいつだって愉快で平和で、アットホームですね!
「アットホームな職場です!陣痛の痛みも和らぎます!」って、求人広告に書いてもらおうかな…

というわけで無事、子の保育園も決まりまして(タンバリンで出欠をとる園ではないのですが…残念!)春から職場復帰の予定です。
またおじさんまみれの愉快な日々が始まるんだろうなー(でも実際戻ったら毎日ブチギレそう)


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