言葉にする

言葉にしてもし尽くせない事柄に頭を悩ませている。
違うことをして引き剥がそうとするけれど、何かの折にひゅっと顔を出して、また縛り付けられる。
逃げられない感覚。離してもらえない。
悲観的なわたしは、一生これが続いてしまうように思わされることもある。そんなことは無いよと言う声にも気づいている。この声が聞こえなくならないうちに、わたしはこのことと付き合い方を探り出さなければいけない。

たいしたものになれない自分が、嫌になることがある。
こんな自分だから、なにをしても無駄だ、恥だ、なにもする権利が与えられていないと思ってしまう。
今までそんな理由で尻込みして諦めたことがいくつあったか。続けられずに辞めたことは何度あったか。

言葉にすることも、時にその一つになりそうになる。
わたしにとって書くと言うこと、言葉にすると言うこと、それはかけがえのなく自分が現れる場所であって、それは時に自分から見た自分と一致している時もあれば、未来の自分から見れば傷みたいなものになることだってある。
それが怖くて、辞めそうになる。自分をわかってもらおうとすること、行動することを諦めそうになる。
それでもまだ続けていようかと思った。
ナンセンスなことを続けること、そのなにが悪いのか。傷になるかもしれない、けれどそれが今の全力なら、未来のわたしはそれを否定したり見下げたりして周りと同化しようとしなくていいのではないか。むしろきちんと歩いていた記録になる。そう思えたらいいのに。

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