コメントで詰将棋みたいに思考だけを巡らせて沈黙を選ぶ事を止めたい


どうも琲煎まきです!!

皆さんはYouTubeで煽りコメントをしたことがありますでしょうか!?

そんな感じでよくわかんねえ日記を書いていくわけなのですが、今回この記事を書くにあたってある一件のコメントが届きました。
と言ってもかなり些細な物で、ツナ缶を上手く使うライフハック的な動画に「ツナ缶の油をシンクへ捨てるんですか?」というだけのコメントです。

普段であればこの手のコメントに対しては特に思う事も無く、「自分はそうするし他人にはもしかしたら不快だったかもしれなかったな」と、あくまで個人の意見だとスルーするのですが、「この人に対して〇〇な返事をしたらどうなるのだろうか」と軽く妄想する事があります。

この、一種の詰将棋みたいな思考は恐らく、かつての2chやふたば☆ちゃんねるといった治安のわり~~~インターネットスラムで過ごした後遺症みたいな物だと思うのですが、今回はそんな「こういうコメントに〇〇したらどうなるのだろうか」という題材で一つ日記を書いてみたいと思いました。


基本的に仲良くしたい

なんかこういう題材で物事を語り始めると、かなり性格の悪い内容になっちゃいがちかもしれませんが、基本理念としてボクはお返事を書く際には「この人と仲良くしたい」という気持ちがあるのです。

だからこそ否定的だったり物議を物申しそうな意見という物に関してはスルーを選ぶ事が80%ぐらい占めているのですが、それは「自分の過ちを正す」「相手の気持ちを立てる」「こちらには敵意が無い事を示す」など、通常のコミュニケーション以上に配慮が必要になるからです。知ってる人からの質問ならともかく、知らない人に対して気持ちを割く時間で生産的な物がいくつも出来てしまうから。

なので「シンクへ油を捨てるのか」という意見に対して即「ボクはそうしますが…!」と脳内でレスをしてこのお話は終了、となるのですが“あったかもしれない展開”と、お返事書くならこうすると良いかもしれないという思考を巡らせてみます。

ペルソナを考えよう!(考えなくて良い!)

ペルソナとはマーケティング用語で「サービスを提供する際の顧客像」の事を指しますが、今回はこのコメントをしてくださった方の人物像をイメージしてみたいと思います。

・ツナ缶の油をシンクに捨てるのを見て疑問に思うほどなので育ちが良い家庭、あるいは真面目な性格。
・普段ツナ缶を触る事のない15歳~自炊を始めたばかりの20代前半。
・どちらかというと中~高生の女性、あるいは大学生~社会人の男性。
・調べたというより、余暇で料理系のレコメンドが出る料理系の動画を流れで観ていた。
・疑問に感じたらまず他人に聞き、コミュニケーションを取るタイプ。

といった感じで、大体の人物像を決定付けたりします(パッと思いついた当てずっぽうなのであんま考えてませんが。)

全然ご年配の方の可能性もあるし、プロの料理人の可能性もありますがあくまで想定する事で「どんな人がコメントをしてくるんだろう」という気構えができるので想像するに越したことはないのかなといつも考えています。

というのも、否定的なコメント=悪意とは限らず、「単純に疑問だから」という考えでお話をするためにコメントされる層もいるんですよね。
よく両親とテレビを観ながらご飯食べてると水戸黄門の悪者にいちいち文句を言ったり、途中で挟まれる夢グループのCMで「これ欲しい」「こんなん要らんわ」と言ったりすることがあるのですが、たぶんそういう感覚。
モニターの向こう側にも人間がいるんだけれども、コンテンツとして展開している以上、コンテンツへの意見が「それ」なんだろうなあ。

産まれた時からスマホやipadで育ったインターネットネイティブ世代や、あんまり機械詳しくないけど誰かとお話出来る機械として使ってるシニア世代は「とりあえず感情を伝える」という事をしてしまうのかも。(してしまうというのは正しい表現ではないかもしれない)

余談ですがこの辺の心情を上手く処理してる方をヤフー知恵袋で見かけた事があって、「分かり切ってる事を質問してて申し訳ないんだけど、お話したくて聞くんですが〇〇って〇〇ですか?」という風にちゃんと自分からキャッチボールしようと投げかけてる人もいてコミュニケーションのプロだなあと思いました。

という感じでとりあえず今回のコメントされた方は「ツナ缶の油をシンクに流す事に抵抗のある育ちの良い真面目で勤勉な若者」と仮定して扱っていきます。

レスポンスの分岐を考えよう!(考えなくて良い!)

だとすれば次はお返事する際にどういう流れになるのかですが、たぶんですけど多くの人はレスポンスをする際に次の展開なんて考えないと思います。だって人とのコミュニケーションってある程度は予測できるにしてもその人の考え方で何重にも変貌するし。まず自分の中だけで先読みしても会話じゃないんだよなあ…。

でも治安のわり~~~~~~インターネットで培ったレスバ耐性の弊害で、「お前は次に○○と言うッ!!」を地でやってしまうのです。ホント止めた方が良い。

そんな感じで先ほど仮定したペルソナを元に「シンクに油を~」の次に出てくるであろう様々な分岐を考えてみます。

【最速END】
ペルソナ「シンクに油捨てるんですか?」
 ↓
琲煎まき、スルーで終了。投了です。

【BAD END】
ペルソナ「シンクに油捨てるんですか?」
 ↓
琲煎まき「ボクはそうしますね」
 ↓
ペルソナ「排水溝までかなり汚れるんじゃないですか?」

何らかの腑に落ちないお返事が来て以後スルー。投了。

【poor END】
ペルソナ「シンクに油捨てるんですか?」
 ↓
琲煎まき「ボクはそうしますが、もしかしたらあなたは育ちの良い家庭で育てられたのかもしれないですね!」
 ↓
ペルソナ「シンクがべたべたになって汚くなりますよ」
 ↓
琲煎まき「毎回掃除しているので大丈夫です!」

初手が何か京都煽りっぽい感じがして嫌味になりかねないかも。もっといい手が出せるはず…

【GOOD END】
ペルソナ「シンクに油捨てるんですか?」
 ↓
琲煎まき「仕事柄やっちゃうんですよね~!(グリストラップにまとめて流れるのをあとで掃除するので)」

仕事のせいにしたろ!という言い訳で腑に落ちないけど習慣だからなあ…というこちらからの意見。
※だから解決したかと言われるとそうでもない。


と言った感じで、ペルソナさえ設定してしまえば何となく次に何を言われるのかも想像しやすくなるのですが、あくまで悪い例が続くのを想定してしまうのがインターネットスラムの悪い癖。
相手も普通の人間なので、ある程度汲み取って普通にお返事くれる事もあるだろうし、今時細かな事で自分の意見を曲げずに信念を貫くようなレスバをする人も居なくなってるんじゃないかなと思います。

多分ですけど一番あり得る終わり方として、「こちらからお返事を打ったもののそれ以降あちらからの返事はない」という一見さんさよならパターンが大多数なのかも。

何かここまで考えてると(考える必要は無いのだが)もうスルーで良いんじゃないかな?ってなりますよね。…もしかしたら自分が相当性格悪い気がしてきた。

姿の見えない相手は何を考えているのか

という感じでなんかよくわかんない日記を書いているのですが、ここまで思い馳せたり馳せなかったりする理由として、かつて身近な方からの粘着行為や、金銭が関わっていたにも関わらず失礼な対応をされた経験があるからこそ、「今この人は何を考えてこの文章を打ち込んでいるのだろう」と勘繰るようになった経験があるからです。

正直そんなにしてまでこちらに牙を剥けなくてもと思う事や、善意でやられているけど迷惑行為に発展しそうな事もあったりなど、善意であるにしろ悪意であるにしろコミュニケーションとしてではなく配慮の欠けた感情の押しつけを強いられて疲弊したことがありました。遠い昔の話ではあるのですが。

結局のところ些細な瞬間にもリスペクトが欠けてしまうと警戒されてしまう物だと思うのですが、見知った友人や家族など気を使わない空間のノリでインターネット上の距離の離れた人にも同じ対応をする「気を使わない」という事自体を「リスペクト」だと思ってしまってるケースもあるんですよね。

それが失礼かどうかだなんて、受け取り側の采配によるものがほとんどなので人によってはポジティブにも受け取れられるし、何か問題になったりすることもあるからそういう意味でのリスペクトやコミュニケーションが大事なんだろうなあ~~~~。

それで、その粘着してくる人をしばらく逆に粘着ROMしたことがあるんですが、彼らは意外と日常生活を送っていて友人と飲み会に行って遊びに行ったり、好きな作品について語ったり、文句言いながらも仕事をして家族との生活もちゃんとしていたりするのです。これを読んでるあなたにも仮にアンチが居たとして、彼らにも日常があって過ごしてるうちの一ページがアンチ活動だったりするのです。恐ろしいね~~~~!

学生時代にボクの個人サイトを荒らしにきた荒らしグループのギン君という中学生の少年も、わざわざボクのサイトに荒らしグループ総合サイトのリンクを貼って宣伝して自身のサイトで更新している日記を読める状態にしておりましたが、片思いしている女の事に対しての淡い恋心を綴っていたりもしました。そうなんだ。彼らも人間なんだ。

だからこそ、急に来た「ツナ缶の油をシンクに捨てるのですか?」というコメントは一見すると「何考えてんの?」という否定的な意見にも
汲み取れるのですけども、彼にとってはツナの油はシンクに流さずしっかりと廃油としてキッチンペーパーに湿らせ、袋などで包んで処理しているような物であって、そういう教育がしっかり施されている家庭に生まれて、この春から新社会人として独り暮らしを始め自炊もするようになり、入社して数か月経ち仕事も小慣れてきた頃、料理系のshorts動画をダラダラと観る時間を確保してリラックスしている瞬間にボクの動画が流れてきて「何でこの人はツナ缶の油をシンクにそのまま捨ててるんだ…!?」と思ったのかもしれないのです!!!!!!!!!!

わざわざボクの動画へコメントを頂けたからには、本当は和解し合い仲良くしたいのだ。しかし、かつて不法地帯で治安の悪かったインターネットスラムから見るインターネットネイティブ世代の正直な気持ちは我々には眩しすぎた。

ボクは彼に何もいう事は無い…そのままシンクを綺麗に保ち、幸せな家庭を築き出世をしてくれ…

ツナ缶の油の処理は頼んだぞ…

【終わり】

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